末っ子 Lexi のお友達のアテラちゃん。

アテラちゃん家族は大の猫好きで

２匹の猫を飼っている。

そのうちの１匹が、オスで黒猫のリオくん。

この前の学校の５連休中に、Lexi はアテラちゃんのお家へ遊びに行っていた。

Lexi のお迎えの時に、アテラちゃんのパパと何気に世間話しをしていると、黒猫のリオくんが私のところへやってきて、身体をスリスリ

右足・左足、八の字を書くように何度も私の足へスリスリ

アテラちゃんのパパとの会話も、いつしかこの

人懐っこい黒猫のリオくんの話題へ。

パパ曰く、

「リオは物凄く値段の張る猫なんだよね。」

とのこと。

そんなに特別な種類の猫には見えなかったので、疑問に思っていると、種類が特別ではなく、お金のかかる猫だってことらしかった。

リオくんは、アテラちゃんの８歳のお誕生日の時に、ペットが欲しいという娘の為に、近所のペットショップで行われた、猫の譲渡会でアダプトした黒猫くん。

当時赤ちゃん猫だったリオくんを家族として迎え入れた。

リオくんは人懐っこい性格で、何にでも興味を持つ。

特に床に落ちているものは、とりあえず噛んでみるらしかった…

アマゾンでオーダーした商品の箱を床に置いておくと、その箱の角を必ずかじってしまう。

家族の靴や、家具で見慣れたものはかじらないらしいが、ダンボールは好きらしい。

引っ掻くのではなく、ガジガジかじり、かなりな量を飲み込んでいるようで、庭にダンボールを吐いた後が残っていたりするらしい…

で、かじる物の中で一番のお気に入りは、ナーフガンボレット。

ナーフガンとは、子供の遊ぶプラスチック製の銃。アテラちゃんの弟が大好きで、何個も集めている。その詰め替え用の弾の素材が、どうも噛みたくて・噛みたくてしょうがないらしく、過去に何度も噛んでいるところを捕まえて、取り上げたとの事。

そのうちの２回は、噛んで遊んでただけでは無く、飲み込んでしまって吐き出せず、動物病院へ連れて行った。その時はナーフガンの弾のブルーの柔らかい部分だけ飲み込んだらしく、そんなに奥まで飲み込めていなくて、運良く医者がリオくんに吐き出させる事に成功した。

しかし、３度目にナーフガンの弾を飲み込んだ時には、先端の割と硬めのプラスチックの部分も食べてしまい、食堂のかなり奥で詰まり、リオくんはグッタリしていた。息も切れ切れな感じだったらしい…

まさか、また弾を食べてしまったのか！と思って、病院へ連れて行くと、今回は、自然に吐き出させるのは困難で、このままでは命に関わるとのこと…

急遽、緊急手術となり、手術の経過があまりかんばしく無く、リオくんは１週間も動物病院に入院した…

そして、その請求書の金額が

＄５０００

日本円で約、５３万円…

ひえ〜

どうりで値の張る猫だって意味が分かったよ…

その後アテラちゃんの弟は、ナーフガンで遊ぶことは禁止されて、弾もガレージの棚の奥深くにしまわれてしまったらしい…

アメリカは人間の医療費も高いけれど、

ペットの医療費もメチャクチャ高いね