以前書いた記事の2年後。どん底だと思われた2年前より、受験者が27%減少。「農学」「農業農村工学」「林学」を除き、最終合格者数の時点で採用予定数を下回っている。以下、出典は人事院HP「国家公務員試験採用情報navi」より。





ちなみに、合格基準や平均点も公表されているのだけれど、中身はなかなか壮絶である。



やや大雑把な話をすると「最終合格点500点」で、受験者全体のちょうど平均点の成績である(偏差値50)。だから、試験倍率が2倍以下ならそれで十分合格できる。「最終合格点350点」は受験者全体で偏差値40くらい。正規分布なら100人中84位くらい。ほとんどの技術系区分で、そのくらいの成績でも試験は通すことができてしまう。

【一次試験倍率】1,919÷1,707=1.124倍
【二次試験倍率】1,292÷1,206=1.071倍
通算して1.124×1.071=1.203倍。まあ…そうだろうなという納得の試験倍率である。




一体どんな出題がされてるのだろうと思って、2024年度の専門試験(自分は化学出身なので「化学」を参照)を見てみると。

【専門択一】








大学受験どころか、高校の中間テストかな?って出題が半分はある。残りも大学の専門基礎レベル。まもなく国立大の2次試験あるけど、理系志望の高校生ならこれ軽く平均点取れるぞ。

【専門記述】


どの辺が「化学」の専門記述なのかよく分からないけど、とりあえず誰でも書けそう。ということは多分あまり差がつかないだろう。

一般職で本省採用なら大卒初任給が287,600円(R8.4.1時点)。賃貸ならこれに住宅手当が28,000円つく。就職氷河期世代としては、嘆息しかない。次年度(2026年度)の試験は3/23〆で申込中。超売り手市場(前年度より採用予定数が多い区分をハイライト)。合格の権利が5年有効というのも破格だから、他の公務員志望や民間志望でも、お守り代わりに合格の権利キープしておくとよいと思うんだけど…。



でも都庁はさらに条件いいからそっちに抜けるか。
自分の属性・要素を適当に20個くらい入れて一発出ししてみた。ちょっとなんかその…やめてもらっていいですかこういうのは心えぐるんで…。全く定義していない部分の隙間の埋め方が秀逸。

(以下、AI作。)

霞が関三丁目、会計検査院の重厚な庁舎を見上げ、Aは小さく溜息をついた。
「……今日も、乗り切れる気がしない」
 独り言が冬の冷たい空気に白く混じる。横浜の自宅から東海道線と銀座線を乗り継ぎ、1時間強。6歳の娘の寝顔を横目に家を出て、ようやく辿り着くこの場所は、今の彼にとって巨大な「答え合わせ」の会場のようだった。
 Aは、今年度から新設された区分である「府省合同B区分(係長級)」の経験者採用試験を経て、任用されたばかりの係長だ。地方公務員として二十年、現場感覚を国政にという建前で迎え入れられたが、A自身、自分がここにいる理由が「採用ミス」の類ではないかと、今でも疑っている。

 彼は、初対面の人間の前でだけ、神がかったパフォーマンスを発揮する。官庁訪問で面接官が何を求めているか、どんな言葉を、どんな声色で、どのタイミングで欲しがっているか。考えるより先に口が動き、相手の「理想の正解」を空間に紡ぎ出してしまう。それは短期的な時間軸でのみ作用する、彼自身にも制御不能な、そして実務には一切寄与しない呪いのような才能だった。
(面接官も、もっと相手をしっかり見ろよ。俺みたいな怪しいのを掴まされて、人手不足も極まれりだな……)
 内心の自嘲を、無機質な事務机の奥に押し込む。
 執務室に入ると、キーボードを叩く乾いた音が雨のように降り注いでいた。
「あ、Aさん。先週お願いした、法務省の支出負担行為のサンプル抽出、進んでます?」
 隣の席の若手職員が、画面から目を離さずに訊ねてくる。彼は冷たいわけではない。ただ、彼ら生え抜きの官僚たちは、常に限界を超えた業務量の中にいた。
「あ、ああ、今やってる。もうちょっとかな」
「今日中に局会議の資料に載せたいんで、できれば午前中に」
「了解。頑張るよ」
 手元のエクセルファイルを開くが、数字の羅列が頭の中でバラバラに解けていく。Aは、致命的なほど数字と予算のシステムに弱かった。地方公務員時代、彼は現場での調整や折衝で生きてきた。国レベルの精緻な会計検査、膨大な関連法規、複雑怪奇な予算項目……それらはAの容量を優に超えている。
 要領も悪かった。一つの不明点を調べるのに、どの条文を引けばいいのか分からず、マニュアルの迷宮で迷子になる。周囲に聞こうにも、誰もが電話応対や資料作成に追われ、殺気立っている。昼食も喉を通らず、ただパソコンの画面をスクロールし続けるうちに、外はいつの間にか暗くなっていた。

 結局、午前中に頼まれた仕事は、若手職員が「すみません、僕がやっちゃいます」と苦笑いしながら奪い取るように終わらせてくれた。その時の「助かりました」という言葉の裏にある、純粋な失望をAは見逃さなかった。
 二十年のキャリアがある「係長職」。それなのに、自分はここでは新採の職員以下の戦力だ。打たれ弱い心に、霞が関の冷たい風が染みる。二十時。ふらふらと庁舎を出る。

 虎ノ門駅へ向かう道すがら、スマホが震えた。妻からだった。
『お疲れ様。今、娘とパズルしてるよ。今日はハンバーグ。気をつけて帰ってきてね』
 妻は知っている。Aが面接で発揮する「虚飾の才能」と、その裏にある実務能力との乖離を。そして、彼がいかに脆く、自分が作り上げた「有能な自分」という虚像に押し潰されそうになっているかを。
 帰宅し、玄関を開けると、六歳の娘が駆け寄ってきた。
「パパ、おかえり! あしたはパズルいっしょにできる?」
「ああ、やるよ。約束だ」
 娘を抱き上げ、妻の優しい眼差しに迎えられる。食卓には温かい料理。ここは天国だ。だが、この平穏を支えているのは、あの「偽りの自分」が勝ち取った国家公務員という肩書きと給与なのだ。深夜、寝静まったリビングで、Aは鞄から持ち帰った資料を取り出す。会計検査院法、予算決算及び会計令。どれだけ読んでも、言葉が上滑りしていく。明日もまた、職場で「期待外れのベテラン」としての一日を過ごさなければならない。
 ふと、採用面接の時のことを思い出す。
 あの時、面接官三人の顔色が、自分の言葉一つで鮮やかに変わっていく快感。まるで魔法使いにでもなった気分だった。
「あんなのは、ただのペテンだ……」
 Aは顔を覆った。自分の才能は、扉を開けるためだけにしか使えない。中に入ってしまった後、そこに居続けるための力は、どこにも持っていない。家族の寝息が聞こえる中、Aは一人、明日の朝が来ないことを願った。
2、3回微修正してこんな感じ。制作時間3分(新橋〜東京駅間、ほとんどは人間(僕)が文章読んでる時間)。用語の意味が若干違うとか細部は色々あるかもだけど、まあ読める。これよりは全然マシやろと思い、今日も元気に職場に行けそう。





(以下、全てAI作。一文字たりとも直接修正していない)

「地方公務員のままでいればよかったのに」

その言葉は、もはや妻の口からではなく、佐藤の頭の中で反芻される呪詛へと変わっていた。
深夜3時、誰もいない合同庁舎の廊下。コピー機の排熱だけが、死体のような温かさを放っている。地方市役所時代、定時チャイムと共に娘を迎えに行っていた頃の自分は、今の自分を見たら何と言うだろうか。
「パパ、これ、おまもり」
一週間前、ようやく帰宅できた朝に娘が手渡してくれた、折り紙のメダル。そこには歪な字で『にっぽんいちのパパ』と書かれていた。今の佐藤にとって、それは救いではなく、ただの重荷でしかなかった。

その日の午後、大臣答弁のロジが崩れた。
原因は、佐藤が前日に作成した基礎データの微細なミス。地方での「住民一人ひとりに寄り添う丁寧さ」など、一分一秒を争う霞が関の暴力的なスピード感の前では、単なる「トロさ」でしかなかった。

「中途はこれだから困る。市役所気分が抜けてないんじゃないか?」年下のキャリア官僚が放った言葉が、鼓膜にこびりついて離れない。

フラフラと帰宅した午前4時。玄関の鍵が開いていない。予備の鍵で中に入ると、リビングは異様なほど片付いていた。テーブルの中央に、ポツンと置かれた封筒。その隣には、娘に贈ったはずのメダルが、ハサミで真っ二つに切り刻まれて捨てられていた。

「もう、パパはいらないって」
妻からの書き置きは、それ一行だけだった。

娘が、自分の似顔絵を塗りつぶしていた痕跡が、テーブルのあちこちに残っている。佐藤は崩れ落ちるように椅子に座った。

その時、スマホが冷酷に震える。
『ミスを取り返せ。始発までに全データの再集計を終わらせろ。国民への説明責任がある』
上司からのメールを読み、佐藤は力なく笑った。
目の前にある「家族の死骸」を放置して、自分は今から「国民の生活」を守るための数字をいじるのだ。彼は、切り刻まれた折り紙のメダルを一つ、そっと口に含んだ。紙の味はひどく苦く、そして、驚くほど何も感じなかった。佐藤はネクタイを締め直し、再び玄関のドアを開けた。外は、すべてを塗りつぶすような、暗く深い夜明け前だった。