大和第三軍港  25:34 


山本たちはファントム1世撃沈の報告を

本部へ報告したあと

1週間の休暇をあたえられた

しかし山本は磯山と大和政府の件について話していた


山本:あれから考えたんだが、政府ではなく大きな武装組織があるのではないのかと思う


磯山:といいますと


山本:政府の中のその何らかの組織のスパイが大統領を拉致し

どこかにかくまっているのではないか


磯山:なるほど、しかし、一体どこの組織が


山本:わからん、次回から我が艦隊に大型情報艦シースパイが入隊するらしい

その艦で調べてみよう


磯山:しかし、その艦の乗り組み員は信用できる人たちなのでしょうか


山本:乗り組員は私の部下の山下と今村を艦長と副艦長に置いた

あとは、どうかしらんが、あの2人がいれば大丈夫だろ


磯山:そうですか。まあ、かけてみるしかありませんね


山本:そうだな・・・


磯山:どうしました?


山本:もしかすると、もしかするかも知れん


そういうと山本は本部へ向かい

本部のPCから本部のデータベースをのぞいていた


山本:やはりそうか

敵はワールドブレイクだ


磯山:なんなんです、それは?


山本:20年前、大和の領海を海賊となのり、航行したうえ

警戒にあたった護衛艦いそしげをRPGで破壊し

大和の空軍に攻撃され航行不能にし

鹵獲されたあと

1週間いないに脱走したグループだ

脱走した夜の警備員はみんな麻酔銃で眠らされていた

その後18年間何も起こらなかったが

2年前に大洋海沖でソマラの軍艦を破壊して

世界中から追われている武装組織だ


磯山:しかし、なぜそいつらがやったと?


山本:確かな証拠はないが、18年の間に武器を大量に購入している

その数はアメリアの軍の武装量にもなる


磯山:なんですと!、じゃあワールドブレイクが世界征服をたくらんでると!


山本:あぁ、たぶんな、そうなると大和が危ない



そのとき

町に警報が鳴り響いた

山本たちは急いで大和 改に乗り

本部からの連絡を待った


船員A:本部より通達、大和から中央海峡方向20Kmに敵航空戦力を

確認直ちに迎撃せよ。とのことです


山本:よし、出航。それと対空戦闘用意


山本たちは湾を離れ

対空戦闘の態勢に入った


船員A:Tu-160を確認30機以上!


山本:こうなったら、炸裂衝撃弾を撃つしかない


船員A:発射はいつでも可能です


山本:よし、敵の真下に着たらミサイルを発射


磯山:ジョージに聞いたところやはり元首がいなくなっていたようです


山本:そうか、この戦争がそれぞれの国の意思でないことを伝えなければ


船員A:敵の下につけました


山本:敵のリーダーの無線につなげ


船員A:はっ!


ウィーンピピ


山本:敵航空部隊に告ぐ、この戦争は君たちの国の意思の元でおきているのではない

直ちに帰投されたし、さもなくば特殊ミサイルを発射する


敵A:これは敵の負け惜しみだ

全機進路そのまま


敵B:しかし、敵の言ってる事が本当だとしたら・・・


敵A:裏切り者の機はここで打ち落とすぞ


敵C:私も敵が言っている事は本当だと思う


敵A:お前らいい度胸だ、よし、裏切り者を打ち落とせ!


敵D:同僚を打つ隊長とは一緒に飛べない私たちも大和の言うことを信じる


敵A:ふざけやがって

うて、うて!


バォォォォ


敵B:こちら2番機被弾し脱出する


敵C:こちらもだ敵艦が拾ってくれるだろ


敵D:後ろから2機くる、よけ切れない脱出する


山本:十秒後に炸裂弾発射弱めで打て

みんな脱出できるようにな


十秒後


船員A:ミサイル発射


シューーーーーーーーーーーー

ピカ


大和が放ったミサイルは

空中で炸裂し

夜の中央海峡を朝と間違えるかのような

光で包んだ

そして、敵の戦闘機は赤くをまって墜ちていく

運の悪いものは、脱出できず墜ちていく

運のいいものは脱出できていた


また、敵6人を救助し

仲間とすることができた


しかし

山本たちは大和には報告しなかった


船員A:敵は4分の3が消滅

あとはビビッて逃げた模様


山本:了解した

進度を大洋海に進度を取れ


船員A:は!?どういうことですか?


山本:そこにオレの隠れ家がある

そこにいけ大和には一時帰還しない


磯山:何を考えているのですか


山本:これから、各国の情報が集まるまでだ

本部には哨戒行動をとると伝えろ


磯山:わかりました



山本たちは

大和にしばしのわかれをつげ

隠れ家に進路をとるのであった



おわり


次回『全ぼう』

呉京海軍基地 会議室 11:00


会議室には磯山と山本2人だけがいた


磯山:・・・ということです


山本:ということは大統領の本心じゃないと


磯山:そうです。大統領は参戦の1週間前から行方不明だそうですからそうなります


山本:なるほど、じゃあこの戦争は一体誰が・・・


磯山:はっ、情報によりますと、各国の首相、大統領、元首が行方不明のところがあるそうです


山本:いったいどういうことだ


磯山:ひとついえることは、この戦争は各国の意思の元おきているのではないということです


山本:そのとうりだ、このことは誰にもはなすな


磯山:しかし!


山本:何も言うな、これはどうにかすると政府の裏が関係しているかもしれん

詳しいことは大和に帰還して話そう

大和 改は出港準備はできているのか?


磯山:はい、いつでも出航可能です。湾の外までイージス艦が護衛してくれるそうです


山本:そうか、いや~呉京にはお世話になったな。よし出港準備だ。出航は3時間後



山本たちは次の出航にそなえて準備をし始めていた

開戦当初からハードな戦闘を繰り返していた

クルーたちは少しの休み時間をゆっくりと過ごしていた


呉京軍港 大和 改船内  14:30


磯山:出港準備完了です


山本:大和出航!



いろいろとお世話になった

呉京軍港をあとにした



4時間後


大洋海沖 深度900m


船員B:艦長音響探知機にスクリュー音、敵艦のようです


山本:我々がここを通るのを知っていたのか!?

一体誰が・・・


船員B:敵艦、注水音!


船員C:艦長敵から入電!、『大和 改の墓場はここだ』だそうです


山本:やはり、大和とばれてる・・・。総員第一戦闘配置!


船員B:!、魚雷発射音3~4機接近正面です!


山本:急速潜航、1400mまでいけ、敵艦はついてこれない


船員A:了解


シーラプター級とはいえ最高深度は2000mのため

船内には水圧でメシメシという音が響きわたる


船員A:1400mにたっしました


山本:よし、敵がいないか確認する、アクティブソナーをうて


ピーーン


船員B:!、敵が我が艦の正面200mにいます!


山本:なんだって!?、新型の潜水艦か!?、情報収集急げ


船員B:敵注水温!魚雷注意


山本:良いじゃないか試そう、深度1999mまで潜航


磯山:艦長!無理です、危険すぎます!


山本:試してみようじゃないか、相手の性能を!


船員A:現在深度1800です



ギーイ ゴォォォォォォォ


船員A:圧堺深度ギリギリです。魚雷が1発でもあたったらこの艦は終わります


山本:敵の名前は分かったか!? 


船員C:はっ!、敵はファントム1世、最高深度は、!、2500だそうです!


SEA RAPTER


山本:なに!、急速浮上1200まで浮上!


船員B:魚雷発射音正面から来ます!


山本:デコイを撃て


ボーン


船員A:深度1500m


船員B:敵艦さらに潜航します!


山本:敵艦の真上につけろ!


磯山:なんだって、そしたら垂直発射機のいい的です艦長!


山本:まあみとけ、おい、対潜哨戒機の要請はできたか


船員A:はっ!近くの空母赤城からシーホークが発艦した模様


山本:分かった


船員A:敵艦の真上です


船員B:垂直発射機動作音!


山本:よし、艦を水面と垂直にしろ。各員傾斜に対応


磯山:何を言ってるんですか艦長


山本:良いからやるんだ


敵A:艦長敵の反応が小さくなってゆきます


敵艦長:なんだって、一体どうなってる


敵A:ミサイル撃ちます



山本:敵艦にむけ直進魚雷発射


船員A:魚雷発射


シュー


敵A:魚雷垂直発射!


シュー



ボゴォォォォォォォぉぉぉン



山本:続けて2、3、4、5、6発射!


敵艦長:爆発が早くなかったか?敵艦をやったのか!?


敵A:駄目です、音声爆発音で聞こえません


敵艦長:アクティブソナーを撃て


ピーン


敵A:!、魚雷真上から接近


敵艦長:全速前進、回避せよ!


敵A:駄目です間に合いません衝撃に備えてください!


ゴボン

ドン

ゴォォォー


敵A:被害甚大垂直発射機つかえません!


敵艦長:敵の位置は


敵A:まってください


敵A:!、まだ同じ体系です、魚雷発射音!!


敵艦長:かわせ!


敵A:回避ーーーーーーーーーーー!


ボォォォォーン


敵A:スクリューに命中航行不能、直ちに浮上してください



山本:ほかの原潜の排除はできているのか?


船員A:はい、シーホークが全艦やったみたいです


山本:よし、浮上して敵を捕虜に取る



山本たちは

敵艦ファントム1世の乗組員1人を捕虜ととった

その1人とはファントムの艦長ジョージ艦長だった

山本とその乗り組員はジョージの存在を大和国には知らせず

大和 改でかくまうことにした


そして山本たちは大和国へと進路を取った



終わり


次回『対空戦』

11月8日 午後11:23 呉京沖10Km


哨戒機:こちら、対潜哨戒機ブルーハウンド、レーダーに艦影、数は8隻、大艦隊です!


タワー:こちら、タワー了解。こちらも戦闘態勢にはいる、そのまま哨戒行動続けられたし


哨戒機:ブルーハウンド了解


ピピッ ピピッ


哨戒機:!、こちら、ブルーハウンド、敵のミサイル距離3000、回避できません!

      メイデイ、メイデイ、メイデイ、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ



ボォォォン

空に爆発音が響き渡った

その爆発は軍港からもはっきり確認できた


山本たちは

出港準備を整え戦闘態勢に入っていた


山本:呉京の湾は浅い、ここは、イージス体系で行くぞ


大和 改は潜水艦としての性能はもちろんのこと

イージス艦としての航行も可能でイージスシステムも搭載しているのである

甲板には水中では閉じている5インチ砲を2機搭載している


HQ:大和に告ぐ、敵の武器は通常にあらず、また、潜水艦の確認はされていない


山本:了解


船員A:敵艦、ミサイル発射準備に入った模様


山本:通常ミサイルか?


船員A:いえ、核弾頭搭載兵器だと思われます


山本:トマホークか・・・、総員に告ぐ我が艦は敵艦の殲滅および、呉京軍港への核攻撃を死守する


イージス艦隊:こちら、第三艦隊、我々は敵艦の殲滅を行う。ミサイルの迎撃は任せる


山本:了解した


船員A:艦長ミサイル発射を光学カメラで確認。核と通常弾3機、通常弾こっちへきます


山本:核を打ち落とせ。迎撃ミサイル発射、そのご潜航する


磯山:潜航!?艦長なにを言ってるんですか

    ここは30mしか深度がないのですよ


山本:あぁ、分かっている我が艦の全高は25mだ深度17mまでもぐってできるだけレーダーに映らないようにす          る


磯山:了解しました。急速潜航


船員A:艦長、迎撃ミサイル命中


船員B:艦長、潜航をまってください!。光学カメラに見たこともない対潜艦のような艦を確認


山本:なに、潜航中止、敵艦を確認!


船員B:大和司令部より報告。敵艦の名前はサブマリンハント、その名のとおりの艦です

     ハントは潜水艦だけでなく、対艦、対地には絶大な力を発揮するそうです

     衛星写真によると、垂直発射機が16機、短魚雷発射機16機、高性能20mm機関砲22機

     主要武器はこのくらいです。それと、主砲は3機です

     写真は演習のときのものです



     トムキャットのブログ-サブマリンハント1


山本:了解した。くそどうやってたたけば・・・


第三艦隊:こちら第三艦隊。あの大きな艦は何だ。三隻やられた。残り2隻だ

       うわぁぁ、左舷に被弾我が艦も沈没する


山本:了解。幸運を祈る


山本:磯山、トマホークを放つ


磯山:しかし、トマホーク一発で沈められるとは・・・


山本:一発じゃない五発動時発射だ

磯山:はっ!?しかし、この艦にはトマホークはまだ五発しか補給できていません。全弾打つというのですか 


山本:そうだ、その前にもうひとつ作戦がある


磯山:もうひとつとは?


山本:この艦には、電磁パルスをばら撒く弾頭が合ったよな


磯山:はい。ハープーンとトマホークに搭載可能です


山本:ハープーンはあと30機あるよな


磯山:そのとうりです


山本:ハープーン一機に電磁パルスを搭載させろ


磯山:はっっ!、そのあとは


山本:ミサイル担当班、ハープーンは、敵にどのくらいの時間で命中する?


船員C:ヒットは50秒後です


山本:よし、その5秒前に爆破されたとして・・・

    特殊弾頭発射後10秒後に通常弾頭5発発射


磯山:なるほど、電磁パルスで相手の目を奪い、敵艦に当てるのですね


山本:そのとうりだ。


船員C:準備完了です


船員A:艦長!特殊弾確認。低高度で打ち落とせません!!


山本:ミサイル班は作戦にかかれ、魚雷班深度1mに直進魚雷発射

    核の通過点を計算して、重なったとこで爆破しろ


船員A:了解


船員C:特殊弾発射。


船員A:通過点を算出、魚雷打ちます。


船員C:特殊弾命中まで40秒、通常弾発射!。特殊弾命中まで30・・・20・・・10・・・

     5秒ほど前で迎撃された模様

     通常弾続きます。命中まで5・・・4・・・3・・・2・・・1・・・・

     5発全弾命中!!!

     敵壊滅状態!


磯山:やりました!!、やりましたね艦長!


山本:あぁ、しかし第三艦隊は全滅だそうだ、くそが・・・


船員A:魚雷通過点で爆破、核にダメージを与えた模様

     7秒後に水中に消えました


山本:了解した。


船員A:艦長!ミサイル接近8発です!


山本:なに!急速潜航!深度ギリギリまで潜航


船員B:こちら探査班、水中にスクリュー音、潜水艦です


山本:なに!?くそ!どうしたら、魚雷1,2,3発射


船員A:了解。魚雷発射


船員C:ミサイル回避成功


船員B:敵潜水艦注水音、魚雷発射準備に入った模様


船員A;魚雷、全弾かわされました


船員B;魚雷発射音、数は4~5


山本:くそ、デコイ3機発射!

    ミサイル班敵艦隊に向けミサイル発射!


船員C:了解!


船員B;3発デコイに釣られました。1発魚雷来ます!


山本:1機は直進魚雷か?


山本:取り舵いっぱい、回避せよ


シューーーーーーーー


船員B:魚雷それます


船員A:ミサイル敵艦に命中。洋上の敵は全滅です


山本:了解


船員B:敵艦スクリュー停止


山本:アクティブソナーを撃て



ピーン


船員B:敵艦我が艦の前方に完全停止中


山本:高速直進魚雷3機発射


船員A:魚雷発射!


船員B:!、敵も魚雷発射


山本:我が艦もスクリューを停止している・・・

    となると、直進魚雷か?


船員B:時計の針のような音が聞こえます


山本:!!、音響班、ヘッドフォンをとれ!


ビィィィィィン、ゴォォォォォ

敵の魚雷は大和に当たる直前で破裂し

その刹那、通常の魚雷では考えられない爆発音で

大和の音響探知機を数秒使えなくした


山本:各位、被害状況報告


機関部:こちら機関部問題ありません


ミサイル班:こちらも、問題なし


音響班:駄目です、数秒音が聞き取れません

     回復まであと約20秒


山本:了解、ミサイル班、魚雷は命中したか


船員A:さっきの炸裂音で確認できません


山本:アクティブソナーを撃って確認しろ


船員A:了解


ピーン


船員B:音響回復しました!


船員A:反応ありません撃沈した模様!


船員B:音響こちらでも確認できず


山本:了解、これより我が艦は帰還の戸につく


磯山:やりましたね!。それと艦長あとで話したいことが


山本:了解した



こうして

山本たちは呉京軍港の防衛に成功

対潜大型護衛艦、サブマリンハントを撃沈

敵に大打撃を与えたはずだった

あの日が来るまでは・・・


山本たちは

呉京の軍港で補給し次は大洋海の哨戒をし

大和に一時帰還するという予定だった


しかし、大洋海の悪魔の存在を

山本たちは後で知ることになる


そして、磯山がいっていた話したいこととは・・・



おわり


次回『真実』