clickERは僕がエロゲをしてる状況を描いた曲です。
TEAMさんからお仕事をいただいたとき、すごく個人的な都合ですが
本当に忙しくて遊ぶ暇がないくらいで・・・
でもせっかくいただいたお仕事です、何かをガマンしなければいけません。
そこで僕はエロゲを封印しました。
その覚悟に反発するがごとくできあがったのが「clickER」です。
クリックで救える命があるようにクリックで狂う人生もあります。
そんな世界観を描きたくて今回の曲を作りました。
タイトルのERが大文字なのはエラーという意味を持っています。
興味半分でエロゲを買ってハマって無駄にお金を落とし続けている自分そのものです。
今回の動画は以前アッパーチューンを担当していただいたLyeさん。
今回も僕の曲の持ち味であるリズムを強調した演出で
なおかつ遊び心たくさんの映像を仕上げてくれました。
おかげさまで一万再生を突破しうれしい反応もたくさんいただいてます。
本当にありがとうございました!
さて今回はもう少し曲の技術的な面を掘り下げていきます。
ちょっとしたMixのTipsです。
この曲は自分でもベースがすごく印象的な音に仕上がったと思っていて
歪みの効いたシンセベースやワブルベース、スラップベースも使っていて
多彩な印象を持たせるようにしているのですが
サビやイントロで使っている歪みベースをクローズアップして使用プラグインを紹介していきます。
まずショートディレイで左右に分離

僕が歪み系のベースを使うときはだいたい左右に広げます。
この分離したベースをさらに

centerというプラグインでセンターの音をカット、左右をブースト
こうすると最終的に行うマスタリングのMS処理でサイドがきれいに表現できて
ヘッドフォンで聴くとものすげー音になります。
その次に

C4を使ってベースの低音・ベースの中音・ベースの高音と
帯域ごとに音源を書き出します。
これで3トラック分のベース音が個別に処理できますので
高音・中音には


API560と2500を使ってアタック感のある引き締まったリード音としての音作りをします。
いらない低域はカット、コンプでやや潰しめの硬い音にします。
APIシリーズは本当に音がきれいで艶のあるものになるので僕の曲のほとんどは
この2つで調整しています。
そしてベースの低音の処理です。
低音だけ取り出すとモワモワしてなんのこっちゃわからない状態なので
音に輪郭をつけるためわざと歪ませます。

アナログコンソールのモデリングプラグインで自然な歪みを与えて
形の定まらない低音を引き締まったものにします。
NLSもデジタル臭い音を温かみのあるものにしてくれるので重宝しています。
そしてこの3本のベーストラックを

こんな風に編集します。
4分でカットしてアタマのボリュームは下げてます。
こうするとゥワゥワという裏拍を強調したフレーズになりますし
キックの部分に音がかぶらず最終的にボリュームをさらに上げることができます。
ベース単体の処理に関してはここまでです。
エレクトロな4つ打ちに挑戦する人はぜひ試してみてくださいね!