冬季オリンピックになると必ず話題になるフィギュアスケート。日本人選手がメダルを取れるのかどうかも楽しみですが、それ以上に競技そのものの魅力に毎回酔いしれています。スポーツとしても芸術としても魅力的なフィギュアスケート。ファンが多いはずなのになぜかこれまでこのスポーツを題材とした作品があまりありませんでした。映画でも、コミックでも、小説でも。題材として取り上げるのが難しいのかな、と思いつつ寂しい思いをしていたのですが、ついに素晴らしいフィギュアスケート小説と出会うことができました。それが弓月城太郎の『神秘体験』です。あちこちで高い評価を聞いていたので興味はあったのですが、『神秘体験』というタイトル、SF小説としての高い評価からちょっと敷居が高い感じが最初はしていたのですが、読んでみてビックリ。ロマンチックで幻想的な、夢のような作品世界が拡がっていました。神秘現象や死後の世界と科学を融合させたというSFならではの理論は最初はちょっと難しい感じがしましたが、ストーリーの面白さがそれを帳消し。ぐんぐん引き込まれていくうちに内容も理解できるようになっていきました。でもやっぱり主人公柚月恭司と妹恭子のフィギュアスケートのシーンが個人的にはいちばん気に入っています。やっと出会えた夢のようなフィギュアスケート小説。でもいきなりこんな素晴らしい作品と出会ってしまうとこれから出てくるフィギュアスケート小説 に満足できるのか、そんな不安も感じてしまうほどです。
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