私は、関東のド田舎出身です。




電車は1時間に1本あるかないか。




地元の駅は、

かろうじて有人駅ですが、

両隣の駅は無人駅、

というか無人駅ばっかりの

路線です。




学校も次々と廃校になるような、

過疎化待ったなしの地域。




就職して東京に出てきた時に、

大阪出身の同期に

自宅近くの写真を見せたら、

あまりに壮大な自然すぎて

絶句されたことがあります。


(東京の人に驚かれたのではなく、

関西の人に驚かれたというのが

ポイント笑)




そんな私は、

ちょっと勉強ができたこともあり、

地元の中学から

ちょっといい公立高校、

ちょっといい国立大学に

進学しました。




でも、その頃はまだ、

自分は教員とか公務員になって

地元で就職するものだと

何となく思っていました。




なぜかというと、

田舎あるあるで、

両親がやたら公務員を

長年私に

勧めてきていたからです。




まあ、田舎でそこそこ食って行くには

公務員がベストアンサーなんでしょうね。




でも、大学の授業で教職を取り始めて、

あまりの授業数の多さに

辟易としたのと、

何より私って、先生になりたいの?って

問いかけた時に、

全くNOだったので、

いざとなった時に潰しが効きそうという

理由だけで授業をとり続けるのが

無駄に思えてきてリタイアしました。

(就活もありましたし。

一ミリも後悔してません)




就活はありがたいことに

うまく行って、

グローバル企業から複数内定。




そんなことから、

公務員試験を受ける必要などもなく、

私は地元就職の道を

選びませんでした。




学生時代の同期は、

女子が多い学部だったこともあってか、

結構な割合が地元にUターン就職

してました。




最初は、東京でのひとりぼっちの暮らし、

ちょっと寂しいなと思ったけど、

彼氏も同期もいたし、

大企業での仕事は何だか新鮮で

そこそこ楽しく過ごしてました。




そんな私が、

田舎に帰るのは年に数度。




お正月には、

家族で母方の実家に行って

叔父叔母やイトコとワイワイするのが

恒例でした。




就職して数年が経ち、

あるお正月に叔父の1人に

問いかけられました。




何で東京で働いてるのか?

何で地元に戻ってこないのか?と。




そのときは、

給料がいいから、とか

仕事が楽しいから、とか

適当な理由を話しましたが、


あれ?ちゃんと理由になってる?と、

自分の中でも何となく悶々としました。



ふとん1ふとん2ふとん3



長くなったので、続きます。