前回の記事で、

卒業直前に、流産を予感して

絶望した記事を書きました。




それから数日間、なんと無く塞ぎ込んで。




今回もダメだったのか…

なぜだろう…


いやでもまだこの目で

確認したわけではないし…


でもこのhcgが跳ね上がる時期に、

検査薬があんなに薄いことってある!?


みたいな悶々とした気持ちでした。




そして迎えた9週目。




予定通り行けばKLC卒業の日。




本当に行きたくなかったです。




新宿駅からの足取りが重い。




またあの内診台で

流産を宣告されるのか。




前回の光景が

頭に焼き付いて離れないです。



あれは本当に残酷な時間でした。




そして今回。




KLCに到着し、

いつも通り機械に診察券を通す。




10階に移動。




血液検査はなし、

尿検査のみの指示。




そのせいか、内診室前に呼ばれるのも

いつもよりも早くて。




全然心の準備ができていませんでした。




そこまでの赤ちゃんのエコー写真を

手にして、内診室前のソファに

座って落ち着かない私。




そして、

少しして番号が表示される。




全然心の準備ができてない。

でも現実に向き合うしかない…




もうどこか諦めの境地で、

ふらーっと内診室に入り、

ふらーっと服を脱ぎました。



着替える時のカーテンを

閉め忘れたのは、

この時が最初で最後です。



途中で、あっ、カーテン閉め忘れた…と

気づきましたが、

気にせず堂々と生着替え

してやりました。


(看護師さんが内診台の向こうにいました。

公然わいせつ罪で逮捕。)




で、内診台に上がり。




すぐ先生が来ました。




こういう時に限って

来るの早いんだなぁ…



ああ、現実見たくないよ。

お別れしたくないよ。って、

思ってました。



先生は淡々と、

診察しますねーって、

器具をカチャカチャ。




エコー画面見るのも

しんどかったけど、

目の前にあるから

嫌でも目に飛び込んでくる。




で、胎嚢と赤ちゃんが

エコーに映し出される。



(前はここから、先生長らく無言。

少しして私も、ピコピコ心拍が

ないことに気づいた)





少しして、先生が、

冷静に淡々と、



はい、ここに

赤ちゃんいますねー



と。。



私はすかさず、

そうですか、心拍は動いてますか…?!

と聞きました。



先生は、

動いてますよ、と。




それを聞いて、

体の力が抜けました。




良かった。。と。

(あの検査薬何だったんだ。。と。)




その後、

心拍数と赤ちゃんの大きさに

異常はなさそうか聞いたら、

大丈夫ですよー、

とのこと。



静かでクールな女医さんでした。



で、内診が終了。




今度はカーテンを閉め、

呆然としたまま着替え


赤ちゃん生きてた…と

夫にもLINEで報告。




そのすぐ後に

診察室に呼ばれました。




赤ちゃんの写真をもらい、

経過は順調であるとのこと。


尿検査も異常なし。


そして今後についての話が

別途看護師からある旨の話。



そして、卒業なので

転院先の産院の名前をお伝えし。



最後に、これから

気をつけたほうがいいことは

何かあるかなどを聞きました。



いつもどおり、

何もないよにっこり

とのことでした。



通常運転笑



でも、

通勤ok

運動ok

カフェインも別にok

などなど、

ちょこっと補足はしてくれた。



先生なりの気遣いだと思います。




そういうわけで、

看護師さんから今後の説明を受け、

お会計をし。



お会計の時に、

ピンクバインダーを渡して、

そのとき初めて受付の人から

おめでとうございます!

と言われました。



エレベーターを降りる時、

心の中でお礼を言い、

KLCを後にしました。



お世話になりました、KLC。