【司法試験】本試験の感想(初日選択公法)
平成25年司法試験受験の感想まとめ:初日
今日からは、試験期間中の出来事のまとめ。
日記というか、メモというか、自分の記録用なので、雑です。
【平成25年度司法試験:初日】平成25年5月15日(水)
-時間割-
8:30集合
9:00着席
9:30~12:30論文式試験(選択科目)
13:30集合
13:45~15:45論文式試験(公法系科目第1問)
16:15集合
16:30~18:00論文式試験(公法系科目第2問)
自宅で前日買っておいたドーナツ食べる
飲料はなるべくとらなかった。トイレ近いので
8:00くらいに着くように、7:00ごろ家を出る。
朝、京浜東北線の有楽町駅で人身事故が発生。
山手線が完全にストップするアクシデント。
乗っていた山手線が原宿駅で停止してしまう。
10分ほど待ったけれど、動く気配がないので、埼京線への乗り換えを選択。
埼京線は、原宿-渋谷-恵比寿-(五反田飛ばして)大崎
となるが、なにげに会場のTOCは、大崎から徒歩10分ちょいで行けるので問題なし。
8:40くらいに着いた
いつものようにコンビニでボルビック買う。
結局この遅延騒ぎで遅れてしまい、
別時間で受けた人もけっこういたみたい。
時間差の教室を臨時に作って対応していたようだ。
会場近くのホテル泊まる人とかやりすぎだろ、って思っていたが、意外と意味あるんだな、って思った。
試験監督は時間に正確(部屋によるみたいだけど)
【1科目目】
8:30集合
9:00着席
9:30~12:30論文式試験(選択科目)
集合=会場に入れるようになる時間
着席=この時間で教室のドアが閉じられる。トイレは行けるけど、基本的には出るな、って感じ
本などはまだ読める
この時間に構成用紙と答案用紙は配布される
恥ずかしながら当日初めて知ったが、本試験の解答用紙は、あらかじめページ番号が印刷してある。
なので、自分でページを書く必要はない。最後10秒浮いてラッキー。
9:15に本などはカバンにしまわされる
しまったら問題冊子配布開始
ここ以降のトイレ行きはかなり厳戒態勢
ハンカチ・クッションは持ち上げたりめくるように指示され、毎時間チェックされる
通路にカバンはみだしていると試験官がすぐに注意しにくる
この時間で、氏名・受験番号を記入、シール貼る
表紙の注意事項、
「この問題は1ページから○ページまであります」が超大事
添付資料がどれくらいあるか、などの想像がつく。
【倒産法の感想】
直前期に答案をあまり書いていなかったのでスロースタートになってしまった。
もともと勉強が遅れている苦手科目なので、設問自体もあまりわからずヤバイ
第1問が民事再生で第2問が倒産だった
民事再生があやしい自分としては倒産からやるべきだった。失敗
改めて、倒産法は時間配分が超大事。全部で6~7問ある。
よくわからない問題は手抜きで飛ばしてよいから、書ける問題を書ききるべき。
出来はひどかったが、時間配分への意識が高まる。
これは高い授業料。
◆反省点
初日最初の科目から全力でいけるよう心構えしておくべき
知らなくて、気付かなくて書けなかった、の後悔はないが、
知ってた、気付いてたのに配分ミスして書けないは最悪
【昼休み】
徒歩3分にある西五反田食堂へ。
学食みたいに、出来上がって並んでいる料理を自分で取るチェーン店で、待ち時間がないため利用。
それでも時間の余裕なかった
明日からはおにぎりを決意
ただ、外出はリラックスになった
憲法は知識を直前に入れる科目ではないので、答案の型みながら気持ちリセットできた
【2科目目】
13:30集合
13:45~15:45論文式試験(公法系科目第1問)
憲法
21条と23条・14条?
2つめは予備校の速報だと23条中心だったけど、23条ベースの14条で作成。
とりあえず自分のいつもの枠にそって、迷わず7枚書いた。
少なくとも時間配分と、事案を使い切ることには成功。
倒産の反省が改善できたことでモチベーションアップ
【3科目目】
休み時間は行政法に向けて、枠だけチェック
処分性・原告適格・訴えの利益・仮の救済・国賠・違法承継
だけ作っていた枠をぐるぐる見るだけ。
16:15集合
16:30~18:00論文式試験(公法系科目第2問)
処分性が出た。
直前に確認していたので迷わず書く。
問2も添付法令と事案、誘導を使い切って6枚それなりに書けた。
まあ自分の実力からすると公法2科目は満足。
初日終わってみて、まわりに変な人はいなかったのが幸運。
アトピーなのにタンクトップで来ていてボリボリ肌かいている人とか、肩全開にして半分裸みたいな女性とかヘンな人遠くの席にいた。
倒産失敗したが、あとの2つがいちおう枚数書けたので、割といい気分で初日終了
期間中のポジティブシンキングはかなり大事だと思う。
「このペースなら合格るだろ!(^^)」っていうムダな過信テンションになる
特に憲法・行政法が、4月に作ってた枠のおかげ
Facebookで先輩に感謝書き込む
かなり調子こいていたが、こういうの大事だと思う。
帰りは五反田から、学校のある市ヶ谷へ
電車が混みすぎていて、恵比寿で一回乗れなくなる
荷物も重いし疲れた
五反田会場は2000人近く受験するから、
試験終了直後に五反田駅から乗らないほうがいい。ムダに消耗してしまう。
駅で食事していけばよいかも
大学院へ戻り、翌日のファイルを用意し、ざっと民事系の優秀答案確認。
おなかすいたので、コンビニでおにぎり買って談話室にいた後輩としゃべる。
ここで事件が。
とある人物に、よくわからない法律論を投げかけられ、
めんどくさいのであっさりで答えたらからまれて暴言を吐かれたので、1時間くらいムダな議論(というかケンカ)
試験終了時はテンション上がっていたのに、
学校出るときには怒りの感情とストレスで帰宅。
学校に戻るとこういうトラブルがありうる。
あまり人にからまれそうな場所に行かないほうがいいと思う。
イライラしながら就寝。
睡眠中、不愉快な夢を見る。
怒りから寝ぼけて寝室の壁を手のひらで何回も叩いてしまい、
手が痛くて目がさめる。
起きたら右手が痛い。
(結局、試験最終日まで、手のひらにあざができていた)
こうして振り返ってみるとなんだか濃い1日だったなあと思う。
次回へつづく→【2日目:民事系】
【司法試験】本試験の感想:直前期③持ち物
本試験の感想まとめ、3回目。
今回は、【持ち物】について
★チェックリストを作ろう
試験会場に何を持っていくかは人によりますよね。
ヌケがあると大変です。
ということで、チェックリストを作ることをおすすめします。
とりあえずざっと作ってみて、予備校の答練などを受けてみるたびに、過不足修正していくとよいと思います。
まあ、最悪受験票と時計さえあれば、ペンも現場で調達できなくはないですが。
予備校の答練・模試を受ける目的はいろいろあると思いますが、
僕は「当日のシュミレーション」っていう要素は大きいと思います。
なので、できるだけ本試験と同じ時間割でやってくれるところを選びましょう。
好きな時間に解いて、送ったら添削してくれる、っていうパターンはあまり意味ないと思う。
だったら定評のある問題集使って解いて、合格者の先輩なりに添削してもらうほうが断然イイので。
★僕のチェックリスト
以下は、僕が作ったチェックリストの項目と、それについてのコメントです。
①受験票・受験番号シール
まずはこれですね。まあ、忘れても受験はできるので、携帯などに受験番号をメモっておくとよいです。
本試験は、全部で12通提出する解答用紙に、自分の受験番号のバーコードがプリントされたシールを毎回貼ります。
これも、忘れてもいちおう失格にはならないですが、忘れずに。
②財布・携帯
事前にお金はそれなりにおろしておきましょう。タクシーを使うかもしれない。
③筆記具
1)ボールペン5本
(ZEBRAのSARASAクリップを愛用していました)
2)ノック式マーカー6色
(ペンテルの。ノック式は最高です)
3)シャーペン2本
(答案構成用紙用です)
4)1)~3)の替え芯
(ひとまとめにして小さい袋に入れてました)
5)消しゴム2個
6)えんぴつ5本
(短答の日。最終日入れ忘れるといやなので初日から入れていた)
7)えんぴつけずり
(太さ2種類で削れる手動のやつです)
8)細いボールペンの替え芯
(六法へのしおりに使うため。実際にはあまり出番はなかった)
④時計
これはいちばん重要アイテムかも。
SEIKOの卓上電波時計と、ストップウォッチ昨日付きの腕時計の2つを持っていきました。
司法試験の試験監督は、ほぼ時報通りに試験を進行します(電波時計使用と思われる)。
故障などに備えて、必ず2つ持っていくべきです。
⑤直前確認資料
まとめノートとか、判例集とか、これは人によってそれぞれだと思いますが、
受験してみた感想でいうと、なるべく最低限のものがいいです。
各試験、開始15分前には荷物はカバンへ、って言われてしまうので、たいして時間ない。
僕が持っていったものは以下です。
・答案の型を書いたもの
個々の論証ではなく、自分の書式というか。本番で急に変な書き方しないように。
行政法の処分性とか、刑訴の伝聞とか、頻度高いものは具体的な答案でもよいと思います。
ナンバリングの仕方とか、各項目の分量バランスとかを最終確認するとよいと思う。
・その他、その日の科目のファイル
試験科目に応じて、優秀再現答案とか、知識まとめたものとか、辰巳の趣旨規範ブックとか、
確認ツールはだいたいA5サイズで穴開けて管理しているので、ファイル1冊にしていきました。
・六法
六法をざっと見るのもよいかと思います。
試験中、六法だけは見れるので、直前に目次・条文を意識付けるのは効果あるのかなと。
僕は判例六法を持って行ってました。
⑥座布団
五反田TOCのパイプ椅子は若干固いです。
いろんな人が、座布団持っていけ、っていうのでいちおう持っていった。
ニトリの800円くらいの低反発のやつ。まあ気休めくらいにはなります。多少ラク。
ただし、行き帰りの荷物が大きくなるのがデメリット。
五反田駅前のコインロッカーに入れろ、っていう人もいますが、朝五反田から来ないはめになるケースもあるし、なんともいえません。
まあ、トータルで見ると、あってよかったかな、とは思います。
⑦洗顔シート
ウェットティッシュ的なやつです。unoとかギャッツビーとかの。クール/爽快系のがおすすめ。
これはすごくよかったです。もう1回受けるとしても必ず持っていくと思います。
よく、冷えピタ持っていけ、っていう人多いけど、僕はこっちのほうがいいと思う。
顔ふけば目がさめるし、肩とか腕とか、疲れてきたところふくとスッとする。
おにぎり食べたりして手が汚れても爽快に手をふけるし。
⑧目薬
これも目をさますためですね。爽快系のやつ。各科目の15分前に毎回差してました。
⑨バンテリン的なもの
答案をたくさん書いてきた人なら、さほど筋肉痛とかはないと思いますが、いちおうあると気休めにはなるかと思います。
僕は痛みを止めるため、っていうよりは、スースーするのが気持ちいいから持っていって塗ってました。
あと、最後の日あたりは多少腰が張ってきたので。
⑩栄養ドリンク
これも気休め的かもしれないですが、僕は先輩合格者の強いすすめで、「ゼナ」を最後の2日だけ飲みました。
気分の問題ですが、なんかいける気がしてきます。
ただし、たまに下痢する人もいるみたいなので、お腹の弱い人は事前に試すように。
⑪チョコレート
なんでもいいんですが、お菓子あるとよいと思います。ブドウ糖とか持っていく人もいるみたい。
糖分は頭にいいとかなんとか。詳しくわからないですが。
僕は明治のミルクチョコを愛用してました。
日本のメーカーのチョコは本当においしい。
森永のダースも好きなんですが、今回は個別包装なのと、1箱の数が多いのでこっちにしました。
⑫飲料
試験中、チョコや飴など含め、食事は禁止ですが、ペットボトルの飲料は飲むことができます。
各自の好きな飲料でよいのかと。僕はいつも飲んでるボルビックを駅前のコンビニで買っていきました。
ただし、トイレが近い人は要注意。選択科目とか3時間あるので。。
⑬iPad
僕はiPad愛用者で、まとめノートとか資料とか、ほとんどiPadに突っ込んでいるのですが、
試験室では電子機器の使用は一切禁止なので注意が必要です。
まあ一歩廊下に出れば使えるのですが、各試験、30分前には教室に入らなければいけないので、
30~15分前は最終確認するなら紙媒体のものしか見れません。たいした問題じゃないですけどね。
⑭ビニール袋
チョコ食べたり、洗顔シート使ったり、ちょいちょいゴミが出ます。
そのたびにゴミ箱に行くのは面倒なので、簡易ゴミ箱として。
僕の持ち物リストは以上です。
あとは、頭痛薬とかあるといいかもしれない。
なんだかんだで荷物は多くなってしまいます。
荷物を減らすとしたら、⑤の資料と座布団かな、と。
下見の際には、大きめのトートバッグで行ったのですが、肩が疲れてしまったので、これはやばいと思い、
本番は、大きめのスポーツタイブのリュックにしました。
コンパクトなカート式のがいいかもしれない。
全体的な感想として、勉強道具は最低限でよいと思います。
A5とかのまとめファイルか、思い切って判例六法1冊とか。
それよりも、リラックスや体調維持などのアイテムが大事。
あと、荷物増やしすぎて、行きの電車で疲れてしまわないように。
書いてみると意外と長くなりましたね
(^^;)
つづきはwebで、じゃなくてまた明日。
次回につづく→【初日】
【司法試験】本試験の感想:直前期②下見ほか
本試験の感想まとめ、2回目。
今回は、【会場の下見】について
会場の下見、これは絶対にしておくべきです。
東京都は「五反田」「池袋」「浜松町」「平和島」の4か所でした。
選択科目によってちがいます。
→【参考:法務省サイト】
倒産法は五反田。
たしか労働法が池袋だったような。
例年と同じ会場であることが多いので、先輩に聞いて、自分の科目の会場を把握しておくとよいと思います。
(労働倒産以外は年によってズレる可能性もあるが)
下見の手段として、いちばんラクなのは、辰巳の全国模試を4月初旬に受験することです。
6万くらいかかりますが、辰巳の模試は、五反田・池袋に関してはたしか本番と同じ会場で受験することができます。
僕はあまり環境の変化でどうこう思うタイプじゃないので受けませんでしたが、
お金があるなら、会場が同じなだけでも受ける価値あるかと思います。
僕みたいに、あまりこだわらない人は、
受験票がきて会場確定してから見にいけば十分ですね。
全国模試の時期は春休みだから、多少人の流れも当日とちがうと思うし。
★下見当日
僕はちょうど1週間前の5/8(水)に下見に行ってきました。
同じ曜日・同じ時間に行くことがポイントだと思ったからです。
あと、本番と同じくらいの量の荷物を持っていきました。
荷物持って歩くのがツラいなと思ったらタクシー使うなりロッカー使うなり、対策とる必要があるので。
以下、チェックすべきポイント(五反田版です)
①その時間帯の電車の混み具合チェック
あたりまえですが、8時代の山手線は混みます。
下見の日に、電車の中で本を開くことは困難だとわかりました。
→「当日は小さい本を持っていこう」「スマホにデータ入れて見るようにしよう」etc対策がとれます
②乗換え経路や、複数のルートを確認
僕は東京の人で、慣れているのでたいして気にしてませんでしたが、
都内の交通に弱い人は必須です。
ちなみに今年は4日中2日、電車が乱れました。(後日詳細書きます)
・山手線で五反田着
・浅草線で五反田着
・埼京線などで大崎から会場へ(五反田からとさほど変わらない。穴場です)
・南北線/都営三田線などで目黒から(歩くのはややキツイけどたぶんタクシー1000円ちょい)
の4ルート頭には入れておいたのですが、初日から大崎駅ルートを使うはめになりました(^^;)
③早めについたときに、どこで過ごすか確認
会場近くにホテルをとる人もけっこういるみたいですが、
自宅からの人は、電車遅延や寝坊のリスクがあるのでおそらく早めに行くと思います。
五反田駅から会場までの間に、
ドトール、エクセルシオール、タリーズ、ベローチェetc、カフェは10軒近くあります。
駅近にジョナサン、ファーストキッチン、マクドナルドがあったかな?
期間中、僕は東口駅前のモスバーガーを使ってました。
理由としては、
・禁煙と喫煙が別の階
・照明が蛍光灯で明るいから勉強しやすい
・コンセントがある
・みんな会場に近めの店入るから、受験生があまりいない
・単純にモスが好き
最終日だけ気が変わって会場近くのタリーズ入ったら、
・暗い(雰囲気いいともいえるが)
・椅子が固い
・客が全員司法試験受験生で圧迫感
・謎のジャズが音量デカイ
で最悪でした。
椅子の快適さ考えてファミレスって手もありますが、
ファミレスにするとドリンクバー飲みすぎてトイレ近くなるリスクがありそう
④コンビニのチェック
大事です。
僕はゼブラのSARASAで答案を書くのですが、SARASAはローソンにしかなかった。
万一忘れたり切らしたら、どこに売ってるか確認しておく。万年筆の人はスルーで。
毎日飲んでる飲料がある、とかいう人はそれも確認するとよいかも。
会場から5分くらいのところのローソンはイートインスペースがあるのでイイ
⑤昼食場所のチェック
下見に行ったら、午前中は試験と同じ時間割でカフェなどで勉強して、
昼休みの時間に会場付近に行って、昼食とるところを確認。
会場のTOCビル地下に飲食店街があります。
あとは近いところだと、
徒歩1分にやよい軒、徒歩3分に西五反田食堂(どっちもチェーンの定食屋)
4~5分駅の方に歩けばすき家と吉野家があったかな?
昼休みは意外と短いです。実質50分くらいしかない。
外食するなら牛丼屋が無難かな。
僕は初日だけ外食しましたが、2日目からはおにぎり買って会場で食べました。
⑤試験場のチェック
五反田TOCビルは勝手に中に入っても大丈夫です。
会場は13Fのホールです。
だだっぴろい空間で、当日は折り畳み机とパイプ椅子で試験会場が用意されます。
ふだんはセールとか株主総会とか展示場的な使い方をしているみたい。
13Fまで潜入すれば、フロアのどこかにパイプ椅子が放置されてるので、勝手に座って座りごこちを確かめる。
やや固かったので、本番はクッション持って行った。まああると多少ラクです。
⑥トイレのチェック
トイレの場所を確認しておきましょう。
13Fは2か所。狭くて汚い。すごく並びます。
個室は半分が和室。女子には苦痛
当日も、9Fくらいまで非常階段で降りるとけっこう空いてます。
下見のポイントはそんなところですかね。
今回はこのへんで。
次回につづく→【持ち物について】
【司法試験】本試験の感想:直前期①
記憶に新しいうちに、本試験の感想をまとめておきます。
今回は、
★直前期の過ごし方について
①生活時間
グータラなロー生(おそらく)にとっては、本試験期間の朝はとても早いです(世間的には普通の時間ですが。。)。
初日:8:30集合
2日目:9:00集合
3日目:休み
4日目:8:30集合
5日目:9:30集合
僕はけっこう夜型で、いつも2時くらいに寝ている人なんですが、結局本番前日も1時すぎまで起きていました。
まあ、それでもなんとかなっちゃいましたが、やはり早い時期から朝型への調整をするように強くオススメします。
これは本当に。
「明日が初日って思うと興奮して寝られない!」みたいな人もいると思うんですよね。性格的に。
2時間くらいしか寝ないで受験とかなってしまうとおしまいです。
2~3週間前から6時起床~22時就寝、などの生活にしていたら自然と眠くなるんじゃないでしょうか。
ローの仲間と組んで、
1か月前くらいから、本試験と同じ時間割で集合して勉強する(答案書いてもいいし)といいと思います。
僕は1週間前=5/8の水曜から本試験の時間で生活する、って決めてたのですが、
結局6時に起きても昼寝したり。
また、5/12の日曜まで予定の時間割で過ごしたところで
5/13月曜に10時起き、っていういうまったく無意味なことをしてしまいました
(^Д^;)
在学中の人は、朝型の生活をするにこしたことはないです。
2~3年間これを習慣にできる人は強いと思います。
②勉強内容
直前期の勉強内容は、その人の状況によってちがうと思うので、これが正解、っていうのはないと思います。
僕は、
1)短答対策
2)論文のイメージ維持
3)論文の枠の確認
の3つに絞ってしまいました。
1)短答対策
僕は、3年の夏から、全勉強時間の9割くらい論文に割いていたため、短答の点数に不安がありました。
なので、直前3週間くらいは、ひたすら短答の過去問を使って勉強していました。
いちおう、全年度1回ずつは解いていたので、辰巳の解説本を使用。
いきなり解説のページを見て、
1問2分を目標に、解答のポイントをどんどん見ていく。
合わせて、「もしこの話が論文で出たら。。。」っていう意識をもって、読んでました。
このほかに、判例六法を高速で流し読み。これも割とよかったと思います。
短答はけっこう条文知識問題が多いし、
論文は六法を試験中に見れるので、論点集みたいな本より、条文に論点(判例抜粋)がついているツールがよいと思います。
条文からスタートして論点を出す意識付け。
これがだいたい1日4~5時間。
2)論文のイメージ維持
あとは、1日1、2科目、論文の優秀再現答案や、過去の自分の添削済答案を流し読みする
っていう作業(論文のイメージ維持)を1時間くらい。
3)論文の枠の確認
さらに、一定の科目について、「答案の枠の基本形」を再確認しました。
憲法・行政法・刑法・刑訴のみ。
これはけっこう有効だったと思います。本番で、上記4科目はそれなりに書けたので。
枠が用意できていると、悩んだときにもペンが止まらずに枚数が書けます。
過去問をベースに答案の型をまとめて、
先輩の合格者弁護士さんと確認。
たぶん直前期は1日8時間以上は勉強しなかったと思います。
リラックスして頭をやわらかくしておけ、ってたくさんの合格者に言われていたので、
けっこうニュース読んだりとか、銭湯いってのんびりしたり、散歩したり。
もともとの性格もありますが、おかげで本番での緊張とか疲れはなかったです。
4月以降で、おそらく答案は5,6通しか書いていないと思いますが、
当日は多いもので7~8枚書けたので、3月までに十分書いている人は、4月は全体を薄く広く速くまわすのがいいと思います。
ただし、反省点として、4,5日前に3通くらい書くべきだったかな、とは思います。
僕は、初日最初の倒産法で、枚数書けなかったのですが、これは書くことのブランクがあったせいかと。
憲法から修正できましたが、あまり空けるのもこわいです。まあ適度に。
今回はこのへんで。
次回につづく→【会場の下見について】
【司法試験】平成25年度司法試験まとめ【目次】
【司法試験】平成25年度司法試験まとめ【目次】
試験終わって2日たちました。
昨日はたまっていた洗濯と部屋の片付けをし、親と食事にいきました。
あまり自信はないですが、
今まで勉強してきた力はそれなりに出せたので、不完全燃焼や後悔はないです。
合格できなかったら、それは実力なのかなと。
さてさて。
記憶に新しいうちに、本試験の感想を書いておきます。
来年受けるはめになったときのため・自分の記録のためですが、来年以降受験する人にも多少参考になればいいなと。
いろいろ書くことがあるので何回かにわけます。
以下、目次【※随時追加していきます】
・直前期①:生活・勉強について
・直前期②:会場の下見について
本試験終わると脱力するとかよく言いますが、そうでもないですね。
たしかに頭は疲れていますが、勉強再開するモチベーションはわりとありますね。