
◆はじめに
就活してようやく内定を取れた企業にいざ入社してみたら、
休みは取れない、給料は低い、職場のプレッシャーもきつい、
これってひょっとしてブラック企業じゃ・・・。
入社前に出来るだけ情報収集したとしても得られる情報には限りがあるもの。
入ってからブラック企業だったとわかるケースは正直よく聞きます。
もちろん今のご時勢、転職の自由度は高まっているものの、
最初に入社した会社をあまりにすぐに辞めれば転職時の経歴に傷がついてしまいます。
そこで、今回は女子大生がブラック企業への入社という最悪の事態を未然に防ぐための
5つの法則をご紹介したいと思います。
◆1:自分にとってのブラック企業の定義を明確にする
まず一口にブラック企業と言ってもその定義は様々で、
マスコミなどで報道されているブラック企業の内容も千差万別です。
例えば、あるTV局などは入社から半年以上休みはとれないし、体育会系で上下関係は厳しいが、給料は高い。
この例を休みが取れない時点でブラックだと考える人もいれば、
ひたすら高給を求める人にとってはブラック企業ではありません。
つまりブラック企業と捉えるかどうかはその人の基準によると思います。
大きく分類すると企業をブラックかどうか判断する基準は下記の3つに大別されます。
1.給料 2.労務環境(残業や休暇取得状況) 3.職場環境(体育会系やプレッシャー等)
この中で自分が譲れないものがどこなのか定義をあらかじめ明確にし、
志望先企業を選ぶことが重要になります。
例えば、給料だけは譲れないという場合には「募集内容」の給与欄である程度判断できますし、
給料は低くても労務環境と職場環境が健全な企業がいいという場合には、
ネットにおけるクチコミ情報や可能であれば知人やOBから情報を入手することが重要になります。
まずは自分の中で譲れない基準を決め、ブラック企業と判断する定義を決めましょう。
◆2:面接回数が少ない企業は要注意
これは一概には言えませんが、ブラック企業と呼ばれる会社の面接回数は少なめな傾向があります。
これは企業人事の採用方針に関わってくる問題ですが、
多くの企業は、入社した後企業側の求めていた人材像と採用者の適正が合わず離職されてしまう
という事態を避ける為、本当に自社に適した人材かを面接回数を重ねて見極めます。
ただ、ブラック企業の場合には面接でふるいにかけた後でも大量に離職されてしまうケースが多い為、
あらかじめ大量の採用を行い、採用者の何割か辞めたとしても
必要な人員数を確保できるように採用を行う傾向があります。
ただ、大量の採用人数に対して面接を何度も行ってしまうと人事側の人件費も膨大になってしまう為、
面接回数を少なくしてコストを抑えつつ大量採用する方針をとりがちです。
面接回数が少ないと内定を取れるチャンスが大きいということで安易に応募してしまうケースもありますが、
自分の適性に合っている企業なのかしっかり見極めてから応募するようにしましょう。
◆3:ベンチャー企業で従業員数200名未満の企業は警戒すべし
もちろんこれも一概には言えません。
そもそもベンチャー企業は立ち上がりから少数精鋭でスタートするケースが多いので、
多くの企業は数百名以下の従業員数になっていると思います。
それでもあえてここに書いたのは、ベンチャー企業は他の従業員数1000名以上の企業と比較すると
圧倒的に経営者のワンマン経営である比率が高い為です。
これは経験上の話になりますが、「社長がカラスが白いと言ったら白い」
つまり、トップの独断で企業の方針がどんどん変わります。
常に変化する要望に応えていく厳しい環境に身をおきたいという場合には適していますが、
安定した職場環境を求められる形にはあまりお勧めできません。
もちろん優秀な経営者の方で方針もぶれずにぐんぐん成長していく企業もありますので、
見極めるべきはその経営者の資質です。
ベンチャー企業ではインターンを行っていたり、バイトで短期就業できるケースもありますので、
志望先がベンチャー企業の場合、実際に働いてみて判断するのが最も確実性の高い見極めになると思います。
◆4:人気の接客系職種は上下関係が厳しい
これは特に女子大生ならではかもしれませんが、
華やかなアテンダント系のサービスは人気職種の一つによくあがります。
ただ、飛行機や新幹線の乗務接客系などもそうですが、
創業からの歴史が古い企業ほど、古い体質が残っているケースがあります。
典型的なのは体育会系で上下関係が厳しい場合が多いことです。
これも最初に述べたとおり人によっては全く苦にならない所だと思いますが、
上下関係の無いフラットな職場環境を求めている方にとっては厳しい環境になると思いますので、
あらかじめ自分の希望にあった職場環境かどうか情報収集して判断しましょう。
◆5:一族経営で従業員数1000名以下の非上場企業も要チェック
これも傾向的に多いというだけで全ての企業にあてはまるわけではありません。
ただ、創業から一族経営が続いている企業は創業からの悪しき習慣を
引き継いでいるケースが多く見受けられます。
例えば、ある企業の朝礼は朝早い時間から始まり1時間位拘束されるが、
就業時間としてはカウントされない等。
上場企業であれば労務監査上問題視されるような内容でも、
非上場の場合には最近だいぶ厳しくなったとはいえ、
まだ甘めの監査で通っている場合が結構あります。
また従業員数が少ない企業の場合にはクチコミ自体が少なく、ネットから情報収集できないことが多いので、
応募先企業が上記に該当するような場合には、知人やOBから直接話しを聞ける機会を作るなどして、
出来るだけ事前に実態を把握できるようにしましょう。
◆さいごに
今回の5つの法則の中では紹介しきれていませんが、
中規模以上の企業や名の知れた大企業の中にもブラック企業と思われる企業はあります。
ただ、その規模になるとさすがにネットのクチコミで情報が出ているケースが多いので、
企業選定の際には必ずチェックするようにしましょう。
ただ、よくある話ですがクチコミを見ていると、
悪口ばかりでどこもブラックに見えてしまいがちです。
そこで大事なのはやはり自分の中で譲れない基準を持つこと。
自分が大切にしたいものを改めて整理して、企業選定に臨みましょう。