金利上昇
はじめに
昨日(4/1)の日経平均株価は39,803.09円と4万円を下回り、前日比1.4%下落して終了しました。2日の朝6時では、nyダウが-0.60%、nasdaqが+0.11%、s&p500が-0.20%、日経先物が+0.37%、TOPIXが-1.71%、ドルが+0.05%となっています。日経先物は前日大きく下がっていましたが、今朝は反発しているようです。ただし、米国の状況とドル為替を考慮すると、市場の動向には注視が必要です。取引所が開いてからの株価の動きも重要です。1日には証券取引所が開始される前の先物が上昇していました。
本日は(4/2)の日経平均株価は39,838.91円と0.09%上げましたが、TOPIXは、2,714.45円で、0.25%下げていますので、株価全体では下がっています。
3月末から4月にかけて、金利を引き上げる銀行が増加しているようですので、金利の動向について調査しました。
預金金利
20倍に上がったと言われますが、元がほとんどゼロです。0.00019=0.019%上げただけで、100万円預けて1年で10円だった利息が200円になりました。ですから、あまり預金金利は関係ないようです。さらに、20.315%の税金が引かれます。日銀のゼロ金利を止めたのは、異常な状態が長く続き、副作用に抗しきれなくなったためでしょう。
3月19日に、植田日銀総裁が「銀行が日銀に預ける金利が-0.1%から0.25%に引き上げられる」と発表しました。【詳しく】日銀 マイナス金利政策を解除 17年ぶり金利引き上げ 異例の金融政策を転換 金融政策決定会合 | NHK | 日本銀行(日銀)
手数料
そこで、振込手数料などを調査しましたが、窓口、銀行のATM、コンビニのATM、電話、インターネットなどの方法や、他行、同支店、同行他支店、系列銀行、同月の回数、振込額などによって複雑に設定されており、携帯電話の通話料と同様に単純な比較が難しくなっています。公的機関が顧客の利益になるよう規制すべきでしょう。また、振込以外にもキャッシュカード、両替、文書発行、通帳発行、送金など、様々な手数料が設定されています。
銀行名 | 振込手数料 | 振込手数料の無料回数 |
SBI新生銀行 | 自行:0円 他行:75円~214円(税込) (「ステップアッププログラム」のステージで変動) |
月1回~月50回 (「ステップアッププログラム」のステージで変動) |
SBJ銀行 | 自行:0円 他行:110円(税込) |
月5回~月20回 (「SBJプレミアクラブ」ステータスで変動) |
住信SBIネット銀行 | 自行:0円 他行:77円(税込) |
月1回~月20回 (「スマートプログラム」のランクで変動) |
GMOあおぞらネット銀行 | 自行:0円 他行:75円(税込) |
月1回~月20回 (「カスタマーステージ」のステージで変動) |
東京スター銀行 | 自行:220円(税込) 他行:330円(税込) |
月3回 |
利便性
銀行を選ぶ際は、使い勝手を重視するのが良いと思います。まずは、支店へのアクセスが重要です。通学路や通勤路を考慮しますが、必要な時間や労力も重要な要素です。時には貸金庫も考慮されるかもしれません。銀行が提供するサービスの一環で貸金庫を提供していますが、審査もあり、その形態も様々です。
また、住宅ローンの借り入れを考える場合もあるでしょう。その可能性も考慮する必要があります。
株式会社が借り入れをしましたが、親族が社長兼責任者でした。親族の口座残高がその借り入れ額を上回っているにも関わらず、税務申告書のコピーを要求されました。この要求に理不尽さを感じ、金額も多くなかったので、「私がその会社に貸せば、銀行借り入れは必要なくなるね」と述べたところ、コピーの要求が取り下げられました。時には強く出ることが重要です。
私論
銀行だけでなく、どの企業でも言えることですが、顧客と企業の利益はしばしば相反します。要するに、企業の利益は顧客の損失となり得ます。多くの場合、顧客はその利用や購入を選択しないこともできますが、銀行はそのような選択肢があまりありません。銀行は一般的に公共性があり、顧客との関係はより密接です。このような関係を利用して、株式や金融商品、保険などの勧誘が行われることがあります。ただし、銀行員はこの事をあまり認識していないことがあります。ここには大きな齟齬が生じます。この事実を理解した上で、銀行との関係を築くことが重要です。
追:金融機関がエクセルで読めるファイルがあるサイトです。
支店コードも付けてあります。膨大な作業を行った著者に感謝です。
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