2024年6月2日。

はいたい、こんばんはー

いつもありがとうございます

退職してもう6年が経ちまして、仕事をしていた頃の夢をみるなんてことも減りましたが、さっきふと思い出した機内トラブルにぞっとしました

仕事を離れてかなり経っても、嫌な記憶って急に蘇ってきますね

命に関わるようなトラブルではないですよ。

そんなに大したことではないのですが、それでも

『あんなことはもうしたくないな』

と思います。

とりあえず

前回の話はこちら→→→

『【虎に翼】は号泣週』2024年5月31日。はいたい、こんばんはーいつもありがとうございます今週はずっと朝から泣いていたので毎日お疲れ気味でした……なぜって、NHKの朝ドラ【虎に翼…

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夏になると単純に機内が暑いとか、逆に冷房が効きすぎて寒いとか、誰かが汗臭いとか、日焼けしすぎの状態で飛行機に乗ってきて機内の乾燥で痛みが増して阿鼻叫喚

……みたいな、気温や紫外線の影響でのトラブルが増えるのですが、それよりCAが大変な目に合うのは

『上空での飲料漏れトラブル』

でした

機内にペットボトルなどを持ち込むお客様は年中いらっしゃるのですが、夏休みになると水筒持ち込みの家族連れが増えるのですよ。

そしてフタをしっかり閉めていない水筒をリュックなんかに入れて上の棚に収納しちゃったりすると、上空で上の棚が水浸し……

そしてそれが上昇中にポタポタと座席に垂れてくることがあるのです

地上では閉まっているようにみえるフタでも、上昇中に気圧の変化でじんわりとフタに緩みが出て中が漏れてしまうことは意外と知らない人がいらっしゃる

特にお子さんの力で閉めたフタなんか開きやすいのですよね。

親が確認した後にも勝手に開けちゃったりしますしね

なのでボーディングの荷物収納時は

「開封したペットボトルや水筒は上の棚に置かないでくださーい、お手元にお持ちくださーい」

など声かけをしたりアナウンスを入れたりするのですが、それでもやっぱりたまに水漏れ事故は起きてしまいます

困るのは水漏れしている荷物が入っている棚ではなく数列後方の席の上から水がしたたることがほとんどなので、全く無関係のお客様が被害を受けるのですよ。

これは上の棚の構造上仕方がないのですが

棚で溜まった水分が棚の溝に溜まり、それが上昇の傾きで後方へ流れてから隙間のある座席の上から漏れるため

上昇中に上から水滴が落ちてきたらお客様は大抵ちょっとパニックになって、まだベルトサインが消えてなくても立ち上がってCAを呼ぶのです。

まぁそりゃそうだ

こうなるとCAは大変です。

機長に離席の許可を取り、水滴が落ちてきている席のお客様にお詫びをしたり濡れたものを拭いたり座席を移動したり、上の棚を1つずつ開けて中の荷物をチェックしていき水漏れの原因を探して……

早く原因を見つけないと被害は広がる一方なので時間との勝負です

でもまぁ、夏休み時期の上の棚なんて荷物でいっぱいだからなかなか原因がわからない

お客様にも

「上の棚に水筒や水分の多いお荷物を入れた方はいらっしゃいませんか？」

と聞きながら作業を進めるのですが、結構お子さんの荷物に関しては思いが至らなかったりで、自分の荷物だとは気づかないお客様が多いのです。

しばらくして荷物が見つかると、大抵その荷物は水浸しです

そして周りへの被害はその時どきで……

他のお客様の荷物まで濡れてしまうことも多々あります

CAは1人1人にお詫びしながら拭いたり乾かしたりクリーニングクーポン(到着後にクリーニング店で利用できるクーポン券)をお渡ししたり、もちろん怒るお客様もいらっしゃいますしね

原因はちょっとしたことなのですが、実害はかなり広範囲だったりするので、私としてはすごく辛いトラブルでした。

なので今でも思い出したら心臓がギュッとなるくらい嫌な思い出です

こういった対応を毎日どこかのCAがおこなっているのかと思うとなんだか切なくなります。

接客業全般に対してなのですが、せめて自分くらいはトラブルを起こさず優しく接したいなーなんて思います

続きます→→→

『幸せでいつづけるのは難しい』2024年6月6日。はいたい、こんばんはーいつもありがとうございます今日は最近ぽつぽつと考えていることを思いついたまま書きますので乱文ご容赦くださいませ。まぁ…

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たまひよこ

夏に増えた機内トラブル