夜の毒林檎 -4ページ目

夜の毒林檎

とある歓楽街でホステスをしています。

日々ストレスを感じています。

そんな日常の掃き溜め。

師走を迎えたところで
久しぶりにお仕事のこと。
と、私生活との狭間について。

ホステスのお仕事は、芸能人みたいなもの。
と、私のある友人は言いました。

先月、この街でこの仕事を初めて
ついに10年を迎えた私。
因みに、無花果(仮)に来てからは5年半。
キャリアの半分以上を此処で過ごしている。

クラブホステスになってからというもの、
先の友人の言葉に現実味を感じる。

この仕事に自覚とプライドを持って
日々のノルマや数字を必死に追いかけながらも
そんなのどこ吹く風〜♪
と、涼しくも暖かい笑顔で
お客様たちをお迎えしている毎日。

でも。
私も年頃のお姉さんなわけで。
恋愛だってしたいわけで。
どっちの「ママ」になりたいかって聞かれたら
今はもう迷わず
「母の意味の方」と答えたい。

しかし皮肉なもので
仕事に真剣になればなるほど
本気の恋愛が遠ざかって
遂には
疑似恋愛(いわゆる色恋というやつ)
以外の恋愛の仕方が
分からなくなってきている今日この頃…。

そんな私が最近
恋をしてしまった。

もとい。
恋なら毎日している。
素敵なお客様は沢山いらっしゃるから。
しかし今回のはプライベートのやつ。
元はお客様としていらした方なのだけれど。

人として、男性として
好きになりかけてしまっている。

さて、どうしよう。
困ったぞ。

彼も私のことは
女性として見てくれているようだけれど
「ホステスである私」
に好意を持ってくれている感じ。

「百戦錬磨」
とまで言われてしまった。

いやいや誤解です。

私、ちゃんとした彼氏
2年以上いないし。
ホステスの着ぐるみ着た
ただの奥手ばばぁだし。

ただただそばにいたいと願う
ひとりの女性なのですが。

こんな時に限って
普段仕事で使っている話術みたいなものや
男性を惹き付けるために
いくつも増やしてきた引き出したちが
ほぼ機能しなくなってしまっている。

この先へ進むには
どうしたら良いものか…。

私の乙女心よ、いずこへ。