これも昔話ではありますが、私にとって2つ目のロングトレイルとなった「信越トレイル」のお話です。

私が信越トレイルを知ったのは、全くの偶然でした。
当時私は、渡り鳥の写真を作品化すべく、張り切って撮っていたため、関東近郊で渡り鳥が観察できる場所を検索していました。

すると「牧峠」という地名がヒットし、同時に「信越トレイル非公式サイト」なるものも出てきたのです。

何これ?楽しそう〜!

で、本来の目的を完全に忘れて、信越トレイルに関する情報収集に没頭してしまいました。
これは完全に現実逃避ですね。

そして1時間後には、地図購入ボタンのクリックと、キャンプ場の予約メール送信を完了してしまってました。

翌日、会社に行ってまず上司の顔を見るや、
「山に行きたいので休暇を下さい」
と、ニヤリ。

すると上司もニヤリ。
なぜなら当時会社では、社員の健康増進を目的とした、‘いっぱい歩こうキャンペーン’月間中。
毎日の万歩計の数値をイントラに入力し、部署ごとの合計を競う、というものです。

だから「いいねーじゃあ俺の分も歩いてきてよ〜♪」
てな感じで、気持ち良く休暇をいただきました。

ですが、私はテントを持ってない。
早速、非公式サイトで紹介されていたハイキング専門店に行きましたが、全くわけわからん。
敗北感いっぱいで撤退・・・。

なので「やまどうぐレンタル屋」さんからテントを借りる手配をし、ガスバーナーとコッヘルはこの際コンパクトでかわいいスノーピークのものを購入しました。

ザックやウェアや寝袋は手持ちの物がある。
地図もすぐに届きました。
よーし、バッチリ。

ところで信越トレイルって、何県だっけ?
方向音痴も甚だしいねずみさんでした。