子猫は、可愛い。



ちいさければ

ちいさいほど、

可愛い。



私が預かる羽目になった幼い子猫は、

今回で、合計6匹となりました。


はじまりは、

1年前、突然やってきた、

ラテ君でした。



当時、生後3週ほど。

猫初心者の私は、大混乱。

まだ乳飲み子で、

シリンジでミルクをあげました。


運良く、丈夫な子で、

うちでトイレを覚えてくれました。



この子は、乳飲み子を育てた経験のある、

猫ベテランさんのお宅に引き取られ、

常にご家族の誰かがいる環境で、

大切にお世話をされて、

スクスクと育ちました。


ラテ君


ご家族のみなさまに溺愛されて、

弟もできて、

猫リフォームもして頂き、

1歳を迎えた今や、

立派な美男猫になっています。


次に預かったのは、

しめじくん。



当時、約1.5ヶ月。

すぐにカリカリを食べれるほど丈夫で、

教えずともトイレができて、

しっかりした子猫でした。



うちで生後3ヶ月まで過ごし、

里親様のお家にもすぐに慣れ、

猫として、大変優秀な子です。


しめじ君


たまたま私は幸運で、

問題が起こった経験は、

まだありません。


でもそれは、

しばらくしてからわかること。



可愛いからと衝動的に引き取って、

育つかどうかはわからない。


病気になって、

大きな出費になるかもしれないし、

最悪は、亡くなることもある。


獣医さんに見せた時、

「ああ、この子は育つかもしれないね」

という表現をされたことがある。


幼猫とは、そういうものらしい…


だから、

ちいさくて可愛い幼猫を迎えるならば、

よく考えて、覚悟を持って、

引き取ってほしい…


できれば2ヶ月程度まで育って、

ワクチンも済ませてから、

お迎えして欲しい…


わらび君


たとえ色柄が好みでも、

育たなければ、悲しいだけよね。


うるい→殿くん


子猫って、

一瞬の幻みたいだね。


しどけ→アポロ君


これまで奇跡的に、全猫にとって適猫適所なご家族が見つかりました。これはとても幸運なことだと思ってます。今後も続くとしたら、いつかは産まれたての乳飲み子とか、先天的な病気のある猫とか、里親さんとのトラブルに当たったりする可能性もあるわけです。

そんな時に、保護主が身を削って対応しているのを見てきました。私にはそこまでできない、かと言って誰かに押し付けたりもできない。

ちなみに今回の春の山菜ブラザーズは、ラテ君の実弟たちです。母猫は、保護主さんが3年も餌付けして捕獲を試みるも、捕獲器を見破り逃げ続けている賢い三毛猫です。

元を絶たねば、毎シーズン子猫が産まれるのは当然。そしてほっとけない数人が、負担を抱えるわけです。

あの漁師がやるように、首を折って海に投げれば解決するのかも知れない。でも、同じ地上に生きるものとして、それはどうなのよと思うんだ。

そろそろ何かせんといかん。悶々とする"にわか預かりさん"のぼやきでした。