Hama-freak's weblog

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横濱フリークの日常を徒然と。バーっと書いて急に黙るレモンサワー大好きおじさん。/ 最近のトレンドは福山芳樹と大洗とか。

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劇場版 少女歌劇レヴュースタァライトの雑文です。そもワ(イ)ルドスクリーンバロックですので、まじめに考察したところでなんの意味も無いわけですが。当方かれひか専攻のため、他CPは皆様にお任せします。しょせん素人考察なので異論どんと来いです。

もちろん多分にネタバレを含みます。





















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目次


①劇場版観劇前提1:TVシリーズ・ロンドロンドロンドは、それぞれレヴュースタァライトにおいて一体何が進展した物語か?/愛城華恋の異常性の議論はどこに端を発したのか?


劇場版観劇前提2:ロンド〜幕間におけるキリン・大場なな・神楽ひかりはそれぞれどんな属性の人物か?


③劇場版 少女歌劇レヴュースタァライト 雑文

・ワ(イ)ルドスクリーンバロック

「これはオーディションに非ず」

・「舞台と観客が望むなら、私たちはもう、舞台の上」

・「だ・か・ら、なんだか強いお酒を飲んだみたい」

・『舞台少女の死』

・トマト

・突然の死→怒りのロケットロード

・「此処が舞台だ、愛城華恋!」

・最後のセリフ

・あなたの目を灼くのは、ひかり

・「私も、○○○に負けたくない」

"二重展開式少女歌劇"/愛城華恋⇔小山百代/"レヴュー・スタァライト"


・おまけ①:大場ななの再演を絶った要因 愛城華恋は本当に落ちこぼれか?

・おまけ②:"思春期の可能性"



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劇場版観劇前提1:TVシリーズ・ロンドロンドロンドは、それぞれレヴュースタァライトにおいて一体何が進展した物語か?/愛城華恋の異常性の議論はどこに端を発したのか


レヴュースタァライトの物語の主軸である愛城華恋・神楽ひかりについて、TVシリーズで進展した要素は以下の2点かと思います。


つまり、『キリンのオーディションによって一度はキラめきを奪われた神楽ひかりが、自分の舞台少女としての立脚点である愛城華恋を同じ境遇に陥れないために再度聖翔のオーディションへ飛び込み、最後には燃料として消費されるはずの7人分のキラめきを肩代わりして自らを塔に閉じ込め、終わらない舞台を演じ続けることでオーディションを終わらせた』ことと、

『聖翔99期2年A組では落ちこぼれだった愛城華恋が神楽ひかりの転入によって変質し、一度は神楽ひかりを失ったものの、戯曲スタァライトに新しい解釈を書き加えることで彼女を塔から救い出し、キリンのオーディションの勝者となり、かつ第100回聖翔祭のスタァライトで、神楽ひかりと幼い頃に交わした運命の舞台に立つ約束を果たした』ことの2点です。


TVシリーズの時はこれを以って明らかなハッピーエンドの解釈だったのですが、完全新作劇場版の制作が決まり、その前日譚として再編された再生産総集編ロンドロンドロンドではそのニュアンスが変容します。


具体的には、愛城華恋が『戯曲スタァライトに新しい解釈を加え』たことと、『第100回聖翔祭のスタァライトで、神楽ひかりと幼い頃に交わした運命の舞台に立つ約束を果たし』てしまったことが、ネガティブなニュアンスを帯びてきます。

キリンは、作者不詳の物語に新章を書き加え、新たな方向へと転がし始めたのであれば、その先を見せろ、と唱えるのですが、ここで問題になってくるのは第100回聖翔祭スタァライト以降の愛城華恋の舞台に対するスタンスです。


愛城華恋と神楽ひかりは、5歳の時に舞台スタァライトを観劇し、舞台に魅了され、舞台の上で再開することを誓いました。TV版11話で、運命の舞台の燃料として消費されるはずのキラめきを神楽ひかりが全て肩代わりしたにも関わらず、愛城華恋が無気力になってしまったのは、キラめきがあろうが無かろうが、神楽ひかりの存在がなければ愛城華恋は舞台少女たりえないからです。


その『神楽ひかりとスタァライトを演じる』ことだけを糧にして12年を過ごしてきた愛城華恋が、TV版12話で大願を成就してしまったわけです。

それではキリンの望む終わりの続きを演じるには役不足です。そして極め付けが、ロンドロンドロンド終演後の新作劇場版予告の愛城華恋の台詞、「私だけの舞台って、なに?」。


この辺りで、どうやら愛城華恋は舞台少女としての根本の成り立ちからして狂っているのではないか?という論が湧き上がってきます。


これらが新作劇場版を観るに当たって前提となる物語の要件かと思います。



劇場版観劇前提2:ロンド〜幕間におけるキリン・大場なな・神楽ひかりはそれぞれどんな属性の人物か?


再生産総集編ロンドロンドロンドは先述の通り、『TVシリーズを再構成し、ほぼ同様な結末へ導きながらも微妙にズレた着地点へ落下する物語』でした。

ロンド〜には7つの幕間があり、それぞれ大場ななとキリンが各レヴューを回想しつつ、互いに問答をするような形で話が進行します。


まずはキリンについてです。レヴュースタァライトにおけるキリン(津田健次郎)は、オーディションの主催者であると同時に我々観劇者の望みを叶える代弁者でもあるように描かれています(TV版12話)。

また、オーディション自体も概念的なもので、あの地下構造や舞台装置の実在性を問うのは主軸からズレます。約束タワーブリッジにしろ、理屈ではない旨古川監督は良く話していて、新作劇場版をワイドスクリーン・バロックもどきと称すのは言い得て妙だと、初回観ながら膝を1万回叩きました。


大場ななは、第99回聖翔祭スタァライトに魅了され、それに執着し、キリンのオーディションの勝者となり続けることでその再演を果てなく繰り返していた、聖翔のオーディションのイレギュラー要素です。

再演を繰り返す過程でキリンと関係値を持ったためか、ロンド〜幕間における彼女の描かれ方は主催者寄りです。


またこの2名はレヴュースタァライトにおいてはある種神のような存在で、常識的現象を超越するきらいがあります(オーディションの枠組み・皆殺しのレヴュー時の挙動など)。


問題は神楽ひかりです。ロンド〜幕間⑦で彼女は大場ななの誘いからオーディションの主催者側に歩み寄り、そこで幕切れとなります。あの描写はなんだったのか。


まず、その直前のロンド〜幕間⑥の問答で、大場ななは新作劇場版の根幹要素たる"舞台少女の死"と"ワイルドスクリーンバロック"の概念を理解しています。そのうえで終章の続きを転がしてキリン≒観劇者の願望を叶えるべく、皆殺しのレヴューへ繋がるわけですが、聖翔99期選抜組の中でも愛城華恋は相当に重症です。舞台への飢え・渇きが鈍り、"舞台少女の死"へ達し掛けた6人も、鈍ながらも次の目標を持って舞台と向き合ってはいましたが、愛城華恋だけは、『神楽ひかりが居なければ、もはや舞台に立つ理由がない』というような人間です。


オーディション主催者の意図を理解した大場ななからすれば、レヴュースタァライトの主人公がそのような状態では困るわけです。文字通り舞台にすら立っていないのですから。


発破を掛けるにもどうしたもんかというところで呼び出しを食らわせるとすれば、そりゃ神楽ひかりしか居ない。運命の交換をした張本人ですから。


神楽ひかりは、大場ななの再演ループを抜けた聖翔のオーディションの勝者であり、その点主催者寄りではありますが、劇場版冒頭を見るにキリンの予期するところからはかなり脱線した存在のようです。


また、ロンド〜から地続きの劇場版冒頭で、神楽ひかりは愛城華恋に『ふたりでスタァライトする』以上が無いことを示唆して彼女の前から去ります。幼い頃から一緒にスタァを目指していた親友を突き放したように見えて、実際には別の理由があったわけですが、それはそれとして。


これらをまとめると、神楽ひかりは『愛城華恋の舞台少女としての歪みに気付いており、観劇者の意図を理解した大場ななにその異常性を共有した上で、愛城華恋を突き放すために目の前から去った、俯瞰気味の人物』というところになります。


「運命の舞台まで、追いかけてきてくれてありがとう華恋。でも私たちの舞台はまだ終わっていない。私たちはもう舞台の上」


③劇場版 少女歌劇レヴュースタァライト 雑文

一生論文調で行こうと思ってたらしいんですが、学士論文もまともに上げられなかった僕ですのでここからは雑文調です。でももう、ここまでで6000字超えてるらしいよ、マジ?


・「ワ(イ)ルドスクリーンバロック」

そもそもワイルドスクリーンバロックってなんなんだよ、という話ですが、言葉の定義はあまり重要ではなく、キリンの言うように「観客が望む最終章の続き」であり、ワイドスクリーン・バロックの如く深遠でありながら軽薄な映像表現、といったところでしょうか。


再演の果てに『舞台少女の死』を知覚した大場ななが、3年生になった99期生選抜組がそれに向かっていることを認知し、ある意味キリンの尖兵となって幕を上げるのが『ワイルドスクリーーーンバロック/皆殺しのレヴュー』。


ロンド〜幕間⑥でのキリンとの台詞がそのままレヴュー曲の歌詞になっている(『貴方、わかります、か?La lala lala lalala, ワイルドスクリーンバロック〜』)辺り、これはキリンの意思による所が大きいのではないかと。


・「これはオーディションに非ず」

再度のオーディションを渇望していた花柳香子はトップスタァは上り詰める絶好の機会と歓喜しますが、あくまでこれは「観客が望んだ最終章の続き」であり、トップスタァを目指し歌い踊り奪い合う前回のオーディションとは違うと再三忠告されます。


それとてこのシーケンスの大場なな無双で興奮しない男子は居るんでしょうか。「こいつら、自分らがもう既に戦場に立ってること忘れて呑気にしてっから一遍皆殺しにしたろ」くらいのテンションかつ片手間仕事で上掛けを落としまくる様は絵面に反して爽快です。大太刀『輪』が遅れてきた理由、わかりません。


・「舞台と観客が望むなら、私はもう、舞台の上」

この皆殺しのレヴューで天堂真矢だけは上掛けを落とされない。他の皆となにが違ったかといえば、大場なながレヴュー中に延々繰り返していた「列車は必ず次の駅へ。では舞台は?私たちは?」の問いかけに掛け合いで応えた、という一点だけです。流石学年主席の度量。


・「だ・か・ら、なんだか強いお酒を飲んだみたい」

大場ななが劇場版で執着しているのは「かつて眩しかった星見純那」なのですが、その彼女がアドリブに答えず、舞台少女として全く死に絶えているのを目の当たりにして滅茶苦茶キレてる魔王。そりゃ血糊くらい浴びせたくなりますよね。なりませんか??


・『舞台少女の死』

さて、散々出てきましたが『舞台少女の死』とは何なんでしょう。行き先に違いはあれど皆道筋は明確であり、かつ舞台への熱意も衰えていないように見えます。事実、EDで語られる九九組の未来は櫻木先生との面接から(あの2人以外は)変わっていないので、問題は外面ではなく内面です。


皆殺しのレヴューでの掛け合いと7人のトマト齧りのシーケンスを見るに、「常に舞台の上に立ち、日々渇き求め競い合うという心得を忘れ、ただ惰性で安穏と過ごすだけの女学生じみた精神性」を指して『舞台少女の死』としているように思います。


・トマト

開幕早々初っ端から華麗に弾ける愛の華。そのあとのデーン‼︎‼︎‼︎‼︎!で不気味を通り越して最早笑っちゃうトマト。花言葉は「完成美・感謝」。何なんでしょう。


ここまで来るとわりと簡単で、「『舞台少女の死』から脱し、もう一度舞台に上がるために喰らう果実」といった所でしょうか。ちなみにあれ、多分キリン(アルチンボルドのすがた)から転がってきてます。観客、求めてんな。


これを食べた者は、それぞれの残滓に片をつけるため、または観客の望む結末の続きを演じるためにワイルドスクリーンバロックの舞台へ上がります。


神楽ひかりもアリーナ構造内包型約束タワー(改)にいる時には既に齧ってるんですが、愛城華恋だけは自分の背後にあるトマトを無視して「私にとって、舞台はやっぱりひかりちゃん」などと、自分だけの舞台を見つけてこいと役作りの旅に送り出してくれた大場ななも草葉の陰で泣きそうな台詞を吐きながら神楽ひかりにアプローチしちゃう訳です。その結果、


・突然の死→怒りのロケットロード

一気に飛びます。かれひか専攻なので。


「神楽ひかりと二人で運命の舞台に立つ」という約束のみを糧にし、普通の喜び・女の子の楽しみを投げ捨てて、5歳から舞台へ向かってきた愛城華恋は、しかし神楽ひかりがいなくては舞台少女としての立脚点が消し飛んでしまう歪な存在です。二人が相対し、13年越しに神楽ひかりという運命をフォーカスから外したとき、舞台そのものが本来持っていた熱量・恐怖を浴びた彼女は、自分に「神楽ひかりとスタァライトする」以外に何もない事に思い至り、その瞬間に舞台少女としての死を迎えます。


言ってしまえば比喩表現なんですが、とは言えどう見ても死んでるのでかなりショッキングな絵面です。かつ、この辺から怒りのデスロード的な意味で映像表現も怒涛で考える暇がありません。ただ、ここに至るまでの華恋とひかりの心理描写については丁寧に追わねばなりません。


・「此処が舞台だ、愛城華恋!」

この2人、実のところTV版から全編通してかなりの時間分かり合えてません。TV版の神楽ひかりは愛城華恋からキラめきを奪わせないために唯一の勝者とならなければならず、劇場版では『華恋にのキラめきに目を奪われた自分が怖かった、彼女のファンになるのが怖かった』からロンドンまで逃げたと告白しています。


あ、まひるちゃん、あれどこまで演技だったの?


「また、私からお手紙を送るね」というひかりの言葉の大元にあるのは華恋のあの文通ルールのことで、最後にひかりから華恋へ送った手紙というのは5歳の時にスタァライトを見に行ったときの招待状です。

そして13年ぶりの手紙は、13年前に舞台少女として死にかけた自分を救い上げてくれたように、死した舞台少女・愛城華恋に還って来いと叫ぶものです。


ポジションゼロ型の棺桶にぶち込んで、アンプリファーガン積みの魔改造中央線に括り付けて蹴飛ばします。これ文字にすると凄いですね、どんな脳みそしてんの。


この辺からメタ非メタがわからなくなってきます。電飾にレヴュースタァライトとか書かないでもらえますか。完全に過負荷です。スーパースタァスペクタクル掛かりつつヒキ気味で「アタシ、再生産!帰ってきたよひかりちゃん、列車に乗って」のあのカットのスタァライト舞台感。めっちゃ舞台。


・最後のセリフ

どこまで演技だったかわからン崎まひるも言っていた通り、劇場版の根幹は「華恋とひかりが再び相対して、どんな台詞を言うのか」です。

2人の関係は思った以上に複雑です。互いに互いが大切な存在であることは確かですが、その抱いている感情の中身は対称ではありません。


そもそもTV版では「優等生の神楽ひかりと落ちこぼれの愛城華恋」という対比があったように思いますが、それも劇場版でひっくり返っています。

神楽ひかりにとって、愛城華恋は後を追いかけてくる頼りない幼馴染ではなく、一度は逃げてしまった「舞台少女として追うべき背中」であり、その事を受け止め前へ進もうとする彼女は最高に自信家です。

愛城華恋にとって、神楽ひかりは「二人で舞台に立つ」ことを誓い、その一点のみを目標にしてきた13年越しの運命であり、ただそれだけでは自分はもう舞台少女として成立しない事が分かっています。


では今この瞬間、愛城華恋にとって神楽ひかりはどんな存在なのか。


・あなたの目を灼くのは、ひかり

神楽ひかりが劇中、愛城華恋を「華恋」と初めて呼んだのは、13年前のスタァライトに彼女を誘った時です。それ以前にも「華恋」呼びはあったのかも知れませんが、少なくともあのスタァライトの招待状には「かれんちゃんへ」と書いてあるので、あれが初めてだった、と認知します。


一方、愛城華恋はここに至るまでずっと神楽ひかりを「ひかりちゃん」と呼んでいるわけです。しかし考えると、それって互いに対等ではないですよね。ひかりはいつも先に居て、華恋がそれを追いかけているような関係性が呼び方からも読み取れる。


最後のセリフの直前のモノローグで華恋は、「綺麗で、綺麗だけど怖くて、悔しくて、目が離せない」ひかりのキラめきに魅了されています。13年前に舞台で会おうねと誓ったあの日からこれまで「二人でスタァライトする」ことだけを目指し、その目標を達したが故に一度は舞台に居る事の意味を見失った彼女が、ずっと隣に居たはずのスタァの輝きに漸く気付いた。今や「二人で舞台に立つ」ことが、己が舞台に上がるための原動力ではなく、


・「私も、ひかりに負けたくない」

ひかりのキラめきに負けたくないから、私も舞台に立ち続ける、と。

それは13年前、ひかりを救い上げた華恋が、人知れず追い掛けていた背中が、終に「スタァライト」から「ひかり」へ焦点を向けた瞬間でもあり。


これを以って二人はまったく対称となり、この場所まで舞台を導いたひかりはポジション・ゼロに至り、『レヴュー・スタァライト』は終幕します。あれ?『スタァライト』ってスタァのひかりちゃん、って事??は??????


凡庸な表現ですが、ここに至って漸く二人は「ライバル」となったわけです。そう、裏を返せばこの13年間、二人はライバルではなかったわけです。


だって一人は「二人で運命の舞台に立つこと」を目指していて、もう一人は「相手には悟らせることなく、その幼馴染の背中を追い続けていた」んですから。そもそもスタァライトを観に行ったあの日あの時から根本的にすれ違ってるんです。


劇場版のチラ裏からして「二人でスタァに」、「舞台で待ってる」。既に違うじゃん。


そして、ライバルとのレヴューに終わりはない、永遠に。おい真矢クロやんけ、泣いてる。


論拠が薄い?そのうち改訂するかもしれませんが、兎に角。


・"二重展開式少女歌劇"/愛城華恋⇔小山百代/"レヴュー・スタァライト"

レヴュースタァライトは舞台が原作です。現実に歌って踊って演じるキャストが居て、それがキャラクターの前提です。それをもって"二重展開式少女歌劇"なんて呼んでるわけですが、だからこそあの終幕はメタ非メタ幾らでも捉えようがあると思います。

劇場版のパンフレットに、愛城華恋役の小山百代さんが「華恋を捉えられない」とよく言っていて、それを聞いた制作陣がそのままそれを愛城華恋に渡した、という旨のことが書いてあって、いかにもスタァライトだなと。現実のキャストと架空のキャラクターで相互に性質が行き合う、ということ自体は珍しくないのかもしれませんが、スタァライトに関してはその濃度が違うように感じます。「この作品はつまりこの9人だから、この9人を愛して欲しい」「演者にフィルムへの愛着を持ってほしかった」とは古川監督の言です。


「演じ、切っちゃった。レヴュー、スタァライトを」と言うあのセリフは愛城華恋の物でもあり、小山百代の物でもあり。


それで良いんじゃないでしょうか。これは二層展開式少女歌劇で、その上なんてったってワ(イ)ルドスクリーンバロックですから。



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・おまけ①:大場ななの再演を絶った要因 愛城華恋は本当に落ちこぼれか?


大場ななの再演を絶った要因は、神楽ひかりのようでいて実はキラめきを増した愛城華恋だった、という話はTVシリーズで語られた話です。

神楽ひかりが聖翔の再演ループに入り込むまで、彼女はオーディションで常に最下位の落伍者だったと。

神楽ひかりなしには舞台少女・愛城華恋は成立しないが、しかし神楽ひかりを得た愛城華恋は、大場ななもあの学年首席も凌駕するわけで。

それどころか、神楽ひかりが自主退学したあと、「遥かなるエルドラド」の準主役を空っぽのうわべだけで演じても、周りが感極まるくらいの芝居しちゃうのが愛城華恋のスペックなわけで、九九組の魔王は本当のところ愛城華恋なんじゃないかと。


・おまけ②:"思春期の可能性"

幼少期回想のマキちゃんと華恋ママの会話で、「お姉ちゃん(華恋母)が華恋のいろんな姿、見てみたいだけなんじゃないの?」「うん、見たい!〜見たいし、してあげたいよ。あの子の可能性が広がるなら」と言うセリフが出てきた途端に「ァー、"Possibility of Puberty"やんけェー!!!」となったオタクです。こんばんは。


"Possibility of Puberty"、知る人ぞ知る華恋のレヴュー武器の名前です。そりゃあ親の支え無しに演劇の道になんて入れないですよ。その点華恋のご両親は滅茶苦茶理解者だし、応援してくれてますよね。愛娘のどこまでも広がる可能性を見たいから。そう考えるとあの洋剣にはご両親の想いも乗っかってるんですね。エモいわね。

で、あれ、最後の最後、最後のセリフの前に前触れなくへし折れるんです。何でかと思ったんですが、あの時華恋の「思春期の可能性」は、ポジティブな意味で閉じたんじゃないかと思うんです。

高校生ってどんな選択もできて、人生で一番道が開けてる時期なんですよね。高校卒業というのは必然、何かしらに道を定めて可能性を閉じることでもあるわけで。

かつ、TV版までの愛城華恋は、九九組の他の8人の物語を動かすための舞台装置でもあった故に、何にでもなれる反面、何にもなれないような器用貧乏さがあって、それは後ろ向きに言い換えれば「ネガティブな可能性」です。

それを、自分は舞台で唯一無二の存在であると口上で高らかに叫び、さらに13年越しにすぐ隣で輝く星を見つけたことで、進む道も漸く定まった。ならそこにはもう「思春期の可能性」は不要なんです。


さようなら、"Possibility of Puberty"。TV版1話できみがポジション・ゼロに突き立ったあの瞬間、おれはスタァライトされたんだと今思い出したよ。


そう、華恋ママ。大原さやかさんの演技も相まって滅茶苦茶良いんです。ぜひ。(ぜひ?)



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だらだらと垂れ流しましたが、劇場版 少女歌劇レヴュースタァライト、傑作です。万人向けとは言いませんが、舞台から、TV版から、ロロロから、或いは今劇場版からでも、この舞台が放つ魅力に少しでも胸を奪われた方には、角度は違えど等しい速度で突き刺さって来ます。


ぜひ映画館で"観劇"してみてください。

2018年終わる前に、これだけは文字に起こしておかねばならんと思った、7月の道南旅行について。

ウマと戦車のヲタクふたりが、新千歳まで飛行機乗って、乗り捨てレンタカー借りて胆振・日高辺りの道南を周遊、苫小牧で車返してそのままさんふらわあで大洗に帰ったら凄え楽しかったというお話。

身内向け備忘録的超長駄文ですが、よろしければどうぞ。

事の発端は6月中頃、秋葉原のまあまあ高いけどけっこう美味い焼鳥屋で、コークハイ飲みながら「サイレンススズカのお墓参りをしたい」と真顔で言い出した酔っ払いの戯れ言からでした。まあ言ったのは僕なのですけれど。

で、そもそも何故、サイレンススズカの墓参をしたい、などと言い出すのかというと、正直に話せばウマ娘にやられたからなのですよね。

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元々競馬は、学生の時分に悪友に連れられて、重賞やら何やらまあまあ通っていたので、俄かながらもお馬さんは好きでした。
だからこそ、ウマ娘というコンテンツに対しては、またイロモノが出てきたなあ、と一歩引いた目で見ていました。

夏アニメもそろそろ折り返しの5月のある日、これまた秋葉原の照明暗めのプロントで酒を飲んでいると、いつものKくんが、「ガルパンとウマ娘は、実在する人・物・出来事の上に物語が乗っかって、その情報量をブーストする点で面白さが似通っている。ガルおじならば一度は見るべき」と力説してきたので、この男がそこまで言うなら、とビール片手にスマホで調べて出てきたのが、ウマ娘7話とサイレンススズカについて書かれた記事でした。

僕は恥ずかしながら、この競走馬の史実をそれまで何も知りませんでした。
読み進めるうち、彼の、競走馬としてのあまりに鮮烈な物語と、それを真っ向から描き切ったアニメ版ウマ娘を知って、これは思っていたイロモノコンテンツとは違うな、一度スタンスをリセットして、ちょっと見てみようかな、という気持ちになりました。

僕とKくんは、暇さえあれば一眼担いで旅行に行くのが習慣化しつつある面子で、6月頭にも函館に夜景撮りに行こうという話があったので、そのときに旅行そっちのけで彼の重課金Fire TV Stickを分捕って、宿で酒煽りつつ一気見して、ダダ泣きながら追い付きました。気づいたら片手に持った鮭とばを握り締めた指が内出血してました。
それが丁度アニメ版最終話放映の一週間前。

そんな全力疾走で、最終話も見終えて、からっからのロスに陥ったヲタクの口から出た発言が、先述の発言でした。茶化すでもなく至って真面目でした。

それが決まると、あとはトントン拍子で、「どうせならビッグレッドファームも行きたい」「ならレンタカーが必要」「飛行機で新千歳着から苫小牧乗り捨てならガルおじ必修のさんふらわあにも乗れるのでは」等々のピースがピタッと嵌って、日付を合わせて即実行となったわけです。

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長い前置きでしたが本題。

東京は大井町の、最近丸々1棟建て増しして矢鱈キャパの大きくなったビジホに前乗り。

翌日は羽田発8時台の飛行機、かつ新千歳に着いてからは少なく見積もって6時間以上、見知らぬ土地で運転し続ける僕(※準ペーパー)としては、飯食って風呂入ったら即就寝、と行きたかったのですが、そんな心配事とは無縁の助手席野郎が、呑気にとしたい最新回を視聴し始めるのに付き合っていたらいつの間にか深夜2時過ぎ。流石に寝ないと命に関わるので強制消灯。因みにハイビスカスマンの回でした。

翌朝6時半起床。品川乗り換えで東京モノレールで1本だからと余裕かましてたら、保安検査場通過危うい時間に。東京モノレール駅多過ぎませんか。

羽田第2ターミナル駅でKくんの夢のゲートが開かなくて爆笑しました。

なんだかんだ間に合って、AIRDOで一路新千歳へ。
タキシング中にMake debut!を聴き始めると、毎度綺麗に大サビのタイミングで離陸する(通算2回)ので今日から私がMake debut!おじさんだ。

機内でこそ寝ようと思ってたのに、そういう時に限って全く寝られない。一睡もできずに10時前着陸。

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新千歳からシャトルバスでレンタカー屋さんに向かう間に、「人生で今までに3度、他人の車に乗って旅行らしき事をしたが、そのうち2度は無事に帰れていない」旨を僕に報告する助手席くん。彼とは付き合い始めて8年になりますがこの時はほんとうに本気のグーで殴ってやろうと思った。

超ナーバスになりながらレンタカー屋さんに到着。必要書類書いて諸々説明受けて、マツダ・デミオを受け取る。
受け取った時点でエンジン掛かってクーラーギンギンだったのが今考えると伏線でしたね。

目的地を平取町にセットして、恐る恐る出発。なんといってもペーパーなので、何をするにも慎重に、と思ってましたが、流石北の大地。空港から10分弱離れただけで、人もクルマも居ない。なんだこれは走り出しから拍子抜け。

30分も運転すれば勘も戻ってきて、牧場と牛と馬と牛と馬と牛しか居ない雄大な景色を楽しみながら進みます。Kくんがわざわざ作ってきた、ウマ&ガルパン声優楽曲MIXも絶好調。オルデシアポルカのzodiac emphathy味が好きなんですが誰にも伝わらない。

道中ほとんどクルマがいないのに、キチンとした速度で走っているといつの間にか後ろに3台くらいの車列が出来るのはなんなんでしょうか。最初は律儀に路肩寄せて抜かしてもらってましたが、途中からもう吹っ切れて、交通を乱さない速度で巡航してました。北海道こわい。

1時間ほど車を走らせて、12時頃に稲原牧場着。MIXは丁度Make debut!に差し掛かる。やはり私がMake debut!おじさん(ry

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しかし墓碑はこちら、と書いてあるすぐ横に、牧場名物『防疫につき立入禁止』の看板が立っている。
お伺いを立てようにも、そもそも牧場の建物が立入禁止。電話しようとGoogle先生に聞いても番号はどこにも書いてない。道行く人に聞いてみようにも、ついさっき通りかかった軽トラ以降人の通る気配がない。
たしかに墓碑でお参りをしている画像付きネット記事はあったけれども、情報が古いのかもしれない。万一の事があったら牧場に迷惑が掛かる。

これはマズった。ここまで来て企画倒れかと本気で焦り始めた頃、さっき向こう側へ走り去った軽トラが何故かこちらに向かってきてそのまま僕らの前で止まる。窓から人のよさそうなお兄さんが顔を出して、

「お墓参りですか?」
「はい」
「入って大丈夫ですよ」
「あ、大丈夫なんですか」
「ええ、なんなら奥まで車入れて止めちゃっても大丈夫ですよ」

ひええ助かった。

そのままUターンして牧場の入り口に入って行ったので関係者の方だったのでしょうか。優しいお兄さんでした。

一悶着ありましたが、なんとか辿り着いた。

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先述しましたが、今回の旅の最大の目的が、今更ながらに僕の記憶に強烈過ぎる印象を刻みつけた、異次元の逃亡者に手を合わせる事でした。

放牧地を眺めて暫く佇む。
この日は天気もよく素晴らしい訪問日和でした。

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彼の生まれ故郷はほんとうに長閑で綺麗なところでした。ありがとうございました。

直後に七色の景色とSilent Starを掛けるのは流石にずるい。

次は新冠町のビッグレッドファームへ向かいます、とその前に昼飯。

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途中にあったセイコーマートでカツ丼と一味マヨチキンとカツゲンを補給。全くもってホットシェフは神。

エンジン切った車内でクーラー付けながら飯を食べ終えてさあ出発、とエンジンを掛けようと思ったら何とエンジンが掛からない。
さっき牧場出るときはなんの問題もなく掛かったのに。
真っ先に思い浮かぶのはバッテリー上がり。備え付けのマニュアルを読むと、警告灯の点灯もバッテリー周り。

助手席の疫病神のジンクスは崩れなかったのか。ヤベェマジかJAF事案か。
20分ほど唸ってもどうにもならんので、とりあえずレンタカー屋の緊急ダイヤルに電話。
警告灯が点灯している旨、車種を伝えると、『イグニッションボタン押す時にブレーキは踏んでますか?』。


即掛かりました。なんてこった。

ボタン式のイグニッションスイッチって今まで使ったことなかったんですよ。借り受ける時もエンジンは最初から掛かってたので確認しそびれたのでした。
牧場の時は無意識にブレーキ踏んでたんでしょうか、一度掛からないとボタンばかり押しちゃってイカン。

Kくん「そういやウチの車もデミオだけどそういう仕様だったわHAHAHA」

…。

なんとも情けない話で30分ほどロスして、両名グッタリしたところで再出発。

内陸沿いにビッグレッドファームへ。

しかし道中ほんとうに人に会わない。
広大な牧草地のあいだに稀に人が住んでいるような。風も心地良く夏は最高です。移住したい。

でもたぶん冬場は容赦なくしぬ。

1時間半ほど車を走らせるあいだにMIXも終わり、Enter Enter Mission!を掛けながら車の運転をするのは最高にアガるという知見を得た頃、ビッグレッドファームに到着。

到着時点で14時半。苫小牧への経路を計算して、車の返却時間やらを考慮すると30分強しか見学時間が取れない計算に。気持ち急ぎ足で管理棟へ。

事務所に軽く会釈して、注意事項をよく読んでから見学者証を首にかけて入場。北海道広しといえど、良い意味でこんなに緩い競走馬の牧場というのはあまりないそうです。

広大な敷地で放牧される立派な競走馬たち。
Kくんのお目当てはグラスワンダーとゴールドシップ。皆格好良かったですが、それでもこの二頭は風格が違いました。

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グラスは馬齢もあってかわりと物静かでしたが、ゴルシはカメラ向けるとじりじり寄ってきて、人懐っこい馬でした。

それなりにゆっくりしつつも、フェリーを乗り逃すと大変なので15時前には退散。皆元気で。

これにて道内でのミッションはコンプリート。あとは苫小牧で車を返して大洗へのフェリーに乗るだけです。ぱかラジ上田木村回を聞きつつ海沿いに出て、日高自動車道の無料区間を使いつつ西進、MAXIMIZERを爆音で再生してJAM Projectごっこしながら苫小牧へ向かいます。

日高道の制限速度標識に100km/hと表記があるのを三度見して、グロウアップ・シャイン!を流しながらアクセルベタ踏みするなどしつつ、安全運転で無事苫小牧市内着。

返却前に給油したところ、それなりにアップダウンのある200kmを走ったにも関わらず、10L程度しか消費していませんでした。デミオ凄え。

そのまま苫小牧駅近くのレンタカー屋に車を返して、今旅行のドライバーとして漸くお役御免。お疲れ様、俺。フェリーで浴びるほど酒を呑むぞ。

『他交通を乱さない速度で巡航』したおかげか、どういうわけか到着予想時間を大幅に短縮。ほんとうにどういうことなの。

苫小牧駅でタクシーを拾って、そのままフェリー乗り場へ。フェリーターミナル内のコンビニ兼お土産屋さんで酒とおつまみとお土産を買い込んで、18時前に苫小牧-大洗を結ぶフェリー、さんふらわあ さっぽろに乗船。

さんふらわあ さっぽろは昨年更新されたばかりの新造船で、(ガルパン劇場版に出ていたのは旧さっぽろのほうなので、戦車のヲタクとしては少し残念ですが)船内はとっても綺麗、かつコンパクトにまとまっていてとても快適でした。

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今回のお部屋は少し奮発してプレミアム。
3食分の食券付きということもあり、2人で1部屋を取るなら実はそこまで割高ではないです。

船内探検をしているとすぐに夕食の時間に。レストランへ行って、アップチャージで手に入れたサッポロクラシックをバカ飲み。

焼きそばやから揚げ、パスタなど、ベタなメニュー構成のバイキングでしたが、とても美味でした。散々お預けを食らっていたぶん、サッポロクラシックもサイコーにウマかった。

料理とビールを平らげるうちに出航の時間に。

苫小牧18時45分発、大洗には翌14時着なので、およそ19時間の船旅です。酒盛りしてぐうたら寝して起きて朝飯食って二度寝してもまだ余裕があるうえ、その間に茨城に着くとか神の遣わした乗物に違いない。

暫くすると外洋に出て、大きく波を打つ大浴場で、ちょっと厳ついトラックの運ちゃん達と風呂に入り、売店でなぜか売ってるじゃがポックルを買って、そのまま部屋に帰って酒宴に突入。

今晩のお供は、旅行の前週に発売になったばかりのウマ箱第1コーナー。パッケージのデカさから既に笑い転げる。

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『旅行先にゆかりのあるアニメの円盤を持ち寄って夜に酒盛りしながら観る』というのが、われわれのヲタ旅では定番の行事となっており、この時も例に漏れず盛り上がりました。と言っても今回行ったのは馬産地なんですけど。

場末の競馬場に売れっ子声優3人が揃う特典映像の絵面でゲラゲラ笑いながら酒を呑む俺ら。たのしい。

じゃがポックルとサッポロクラシックで延々呑みつつ、酒に酔っているのか船に酔っているのか分からなくなってきた頃、苫小牧から積んできた酒類を空にした23時前。少し物足りない。

23時以降は酒類の自販機が締まってしまうので、小走りで階下の自販機ブースへ。

無事にアルコールを確保して部屋に戻り、やきそば弁当を作りながら、まあ疲れてるけどもう少し粘ろうかな、と思っていたら、てっぺん越える前になんとKくん寝落ち。

おいこらお前1日中運転しっぱなしの野郎を置いて先に寝るんじゃねえよ、と思いつつ、こちらもすぐにうつらうつらとなって、気づいたら電気付けっ放しのままで深夜2時。

一度起きて、諸々片してから消灯。こうして僕らの長く充実した1日が終わりました。

翌日は8時起床。水平線から昇ってくる日の出を見る元気は残っていませんでした。
朝食バイキングもペロリと平らげ、部屋でゴロゴロしつつ、今度はガルパン劇場版上映会。

『昨日北海道200km駆け回って、今日さんふらわあに乗って今まさに大洗に帰ろうとしている奴らが船上で観るガルパン劇場版』。これが中々ヤバかった。
船もいい具合に揺れるので擬似4DXまで楽しめます。名付けて『さんふらわあ さっぽろ エクストリームエモエモ上映』。お時間のあるガルおじ諸兄は是非に。

対大学選抜戦からEDシーンまで噛み締めるように観るヲタ2人。とくにEDはヤバい、尊くてしぬ。まあ実際このあと云々。

そんなこんなでエモみに満ち満ちて危うく昇天しかけつつ、劇場版を観終えてもまだ12時。
とりあえず昼食を貰いにレストランへ。キーマカレー頂いたんですがこれが滅茶苦茶に美味しかった。3食ともお料理大満足でした。

そうして自室でゴロ寝しながら最終章第1話など観ていると、予定より30分ほど早めに着岸すると船内放送が。

となれば最後にやらなければならないことが。良いタイミングで、オーディオプレイヤーをポケットに突っ込んで甲板に出る。

暫くすると、半日強見ていなかった陸地が水平線から立ち上がってくる。真っ先に目に飛び込むのは大洗マリンタワーと磯前神社の鳥居。

再生リストからpiece of youthを選んで再生。

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あ、凄え。俺らこの景色知ってるぞ。

2年前に劇場版が公開された頃、軽率に、『大洗に帰港しながらpiece of youth聴くためだけに、苫小牧からさんふらわあに乗って船旅しようぜ』なんて冗談で言っていて、副次的にとはいえそれが実現した瞬間だったわけですが、この旅2度目のクライマックスがここでした。正直に言うとかなり涙腺緩んだ。

しかし、前の日にはわりとディープにウマのヲタクをしていたというのに、次の日にはこれまたディープにガルパンおじさんをしているわけで、ヲタクとはかくも忙しいものです。

暫く黄昏れて、そろそろ接岸するので部屋に戻って支度をする。今回はバックパック一つに最小限の荷物しか持って行かなかったので気が楽でした。

13時半過ぎに大洗港に接岸。客室の都合上、降りる順も割と早く、14時には下船。お世話になりました。

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船体が大きいのでそこまで揺れも大きくなく、快適な約19時間の船旅でした。たいへん楽しかったです。

7月末といえば夏も本番で、大洗のフェリーターミナルから歩き始めるととにかく暑い。北海道の涼しさが既に恋しくなる。

マリンタワー脇を通り過ぎて、とりあえずリニューアルした大洗シーサイドステーションへ。まいわい市場さんで干し芋ソフトを食べながら、大洗で何をしようかと思案するも、船を降りた段階で今回は満腹だという結論に至り、そのまま徒歩で大洗駅へ。いつもの大洗鹿島線で水戸へ。また来るでな。

16時には水戸に着き、常磐線特急で18時前には上野着。次の日は遅番で、まだお開きには早いので京浜東北線で秋葉原へ。

ゲーマーズでウマ娘ポップアップストアをやっていたうえ、丁度Special Record!の入荷日だったのでKくんご購入。フェアで貰えるウマ券で推しのグラスを引き当ててご満悦のKくん。

そのまま、『まあまあ高いけどけっこう美味い焼鳥屋』へ。6月と同じ席に収まって、旅の思い出やらしょうもないヲタ話に花を咲かせ、20時過ぎには解散。始まりと終わりは同じ。お疲れ様でした。

という只管に詰めッ詰めの2日間(前乗り含めれば3日間)でした。

先述の通り、彼とはかなりの回数旅行をこなした仲ですが、今回の旅は、1日目の日中、道内ではかなり時間に追われて、夕方から2日目にかけては兎に角フェリーでダラけるだけ、という、ある意味メリハリの利いた旅行で、かつ道中する事に事欠かなかったからか、今までの中でもダントツに楽しい旅でした。Kくん毎度毎度のお付き合いありがとう。

また、胆振地方が落ち着いた後に遊びに行きたいですね。
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今回は文字に起こしておかねばと思いましたので久々に。

ヲタのくせ、1クールに追う作品は1,2本、円盤マラソンなぞついぞした事がなかった不精者の私ですが、ここ2年ほどで、どハマリしたSHIROBAKOを全巻買いし、ガルパン劇場版を2桁回観に行きと、胃袋をガッシリ掴まれる2作品に巡り会うことができました。

その2作をも超えて、まさか自分でもここまでのめり込むとは思っていなかった作品が『響け!ユーフォニアム』シリーズです。最初に本作を目にしたのは2015年3月のアニメジャパンでした。

1期終わってすぐに原作本3巻まで買い漁り、有給で行った京都旅行ついでに宇治に寄り、「おいおい京アニ、何もかもそのまんまじゃねえか…」と感嘆し、気付くと府外から同じ年に4度も宇治に通うユーフォ大好きおじさんになっておりました。変態。
ちなみにその京都旅行に読みかけの短編集を持って行きまして、宇治行く前に丁度読了したのですがホテルの壁が凹みました。

で、ユーフォ2期も折り返しの11月上旬に、「もういっそ宇治泊まっちゃえばいいんじゃないの」「24時間宇治の空気を吸っていたい」等々のヲタ的発想のもと、いつものK君と予定つけて、慰安旅行ついでに、京都は宇治界隈へ1泊で行ってきました。

なんと今回京都タワーから北に行っておりません。何しに行ったんだよってそら宇治見に行ったんだよ。

『響け!ユーフォニアム』の舞台は主に京阪宇治線に集中していて、
・京阪六地蔵駅(構内・駅前)
・京阪黄檗駅(羽戸山周辺)
・京阪宇治(宇治市街)
辺りを抑えると、京阪沿線は満足できるのではと思います。

ちなみに六地蔵駅は、劇中北宇治高校の最寄駅の設定で、黄檗駅羽戸山周辺は、北宇治高校のモデルになった莵道高校も含め、通学路や学校の背景に使われています。宇治市街は言わずもがな、適当に歩いても何かしら拾えます。

さて、当日ですが、前日お仕事早上がりで、余裕のパッキングをし、熟睡して優雅に出発するはずだった私は、9時台の列車にもかかわらず新幹線発車4分前に新幹線駅着というミラクルプレイをカマし、なんとか京都行きの新幹線に乗車して一路京都へ。Perfectly 寝坊。

寝坊ついでにカメラのCFを忘れたので、京都着いてからビッカメさんで購入したわけですが、まさか京都駅ビッカメ側があんな形で回収されるとは思いもしませんでした(7話放映前)。随分ネタに走ったリキュールも補充。オススメの呑み方POP書いた店員さん暫くゆるさない。

某バシカメラでK君SLIK三脚ご購入。こないだ一眼を買ったばかりのK君は、大吉山展望台で夜景を撮るのが今回の旅の任務なのです。CFもヨド某カメラで買えばいいじゃないかと思われるでしょうが宗教上の理由ですお察しください。

そのままポルタ地下街で鴨汁そばを啜る。
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腹拵えを済ませて、京都市内には目もくれずに宇治方面へ。ほんと何しに行ったのってだから宇治見に(

何を思ったか、JR奈良線東福寺で京阪本線に乗り換え、中書島で京阪宇治線に乗り換えるという離れ業をやってのけましたが、普通にJR六地蔵で京阪宇治線乗り換え、または、京阪宇治線に拘らなければ、奈良線にそのまま乗車して、JR宇治に直行するのも手です。ちなみに奈良線は、宇治の手前で宇治川がバーンと拓ける車窓が素晴らしいので、そちらもおすすめ。

京阪宇治線木幡で下車。京アニショップでグッズなど買ってお布施。ユーフォ缶バッジガチャの誘惑に負け、1回のつもりがけっきょく3回回す。スタッフさん苦笑い。修学旅行の学生さんがとっても多かったです。

業界の内情を立ち聞きしてしまってこちらも苦笑いしつつ、そのまま京阪宇治へ。

この日はお天気雨が終始ぱらぱらと降っておりました。北風も吹いていたく寒い。ただ、天候自体は晴れ。
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荷物を置きにまずはお宿へ。今回は喜撰橋近くの塔見茶屋さんにお世話になりました。このお宿がとっても良かった。

インターネットで調べてもあまり多く情報が載っていない塔見茶屋さんですが、
・全館Wi-Fi完備
・薄型TV
・浴衣、歯ブラシセット、大小タオル等のアメニティも完備
・お部屋がやたら広い
・割と門限ゆるい
等々、ちょっと廊下が暗かったり、お風呂の浴槽がステンレスで、この時期だとちょっと冷たかったりすることを差し引いてもかなり良宿です。
ただ、カード決済ができないので注意。

何より立地が、喜撰橋と黄前ちゃん'sマンション(実際にあるのは森なのですが)の丁度あいだなのです。喜撰橋に至ってはお部屋から見えます。なんだこれはかんぜんにユーフォヲタをころしにきている。
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この頃には16時半を回っていたので、身支度などして散策に。女将さんに「もう平等院は遅いかもねえ」なんて言われましたが、すみません僕たちそっちじゃないんです。

一眼構えながら宇治川を下って、宇治橋辺りに着く頃には日もすっかり暮れ、そろそろ手持ちだと厳しくなってくる。
観光客も少なくなり、宇治の生活感が表れてくる時間帯。
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西詰から東詰に渡り、そのまま宇治神社、宇治上神社を巡って大吉山登山道へ。

登山口から15分ほど登れば展望台に着きますが、夜の登山道は本当に、全く灯りがありません。
そのうえ結構足元が悪いので、ライトは必須です。大真面目に。
今回、半分冗談でキャンプ用80lmくらいのヘッドライトを持って行ったんですが、こいつが大変役に立ちました。今回の旅のMVP。
ただすれ違ったお兄さんたちには「頭wwライトwwww」とたいへん笑われました。

いろいろな苦難を乗り越えて展望台着。
何度来ても良い、特別な眺め。夜景は特に。
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珍しく他に誰もいなかったのをいいことに、小一時間撮影し続けるK君。
割りと早くに撮れ高OKだった私は、寒がりながら待っておりました。夜の展望台トイレこわい。

19時過ぎに下山、そのままアタリを付けていた地鶏屋心さんへ。

満席の立て看板にめげかけましたが、すぐに空くとのことでしばし店内で待つ。見渡すと観光客なぞほぼおらず、地元の呑み屋という感じ。
ほとんど待たずに席に通される。

で、こちらがまた大当たり。なにを食べても旨い。
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ベルギービールに拘りのあるお店でした。なんとメニュー見開きまるまるベルギービール。しゅごい。
宿に帰ってからの宴もあるので、腹八分目でお店を出る。ご馳走さまでした。

そのまま、JR宇治駅側のコンビニで夜の酒のつまみなどを買って宿へ戻る。途中、街の掲示板にユーフォ2のポスターが貼ってあって、なんだかこういうのがとっても良い。
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ステンレスのお風呂に浸かってすっかりほよほよに。

風呂も入って布団も敷いて、さあお酒開けつつ焼いてきたBDでユーフォ2鑑賞会を…!と思ったら、なんとコップがない。ぬかった。
時計を見ると22時半過ぎ。備え付けの茶飲み茶碗でお酒を割るのも気が引けてしょうがないので、仕方なく買い出しに。

「酒が飲みたい…」と呟きながら、宇治橋を渡る男2人。こんな気持ちで夜の宇治橋を渡りたくはなかった。

京阪宇治駅のコンビニがまだ開いていたので、無事にプラカップ購入。お兄さんもう半分レジ締めてました。あぶない。しかしこんな気持ちで夜のアンスリー京阪宇治に来たくはなかった。

ほうほうの体で再び宿に着く。小さい宿なので玄関締まってるんじゃないかとヒヤヒヤしましたが大丈夫でした。

ようやく鑑賞会しつつ夜の宴の始まり。
満を持して、ビッカメで今朝仕入れたメロンリキュール川島緑輝を投入。缶バッジガチャがここで活きる。
名前だけで買ったよね…。
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ビッカメさんのPOPに、『オレンジジュースで割ると美味しいです!』とあったので試す。ぬうむ、まあまあ、まあまあ…。

2,3話あたりは寝惚けて記憶がありません。合宿回大好きなのに、もったいないことをした。

夜も更けて3時ごろ就寝。

翌朝は8時起床。
寝惚け眼で食堂に降りると、女将さんに「昨日は随分遅かったですね〜」と言われる。バレテーラ。
けっきょく昨日は平等院へ行ったのかと聞かれ、や、行けてませんと答えると、「平等院行くなら早めのほうが良いですよ、せっかく宇治来たんだし」とアドバイスを頂く。
女将さんほんとうにありがたいんですけども僕らそっちじゃないんです…。

お味噌汁だけで白米3杯お代わりしてしまいました。美味しかった…。
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食堂のTVで流れていたNHKの朝ドラの劇伴の1フレーズを拾い上げて、「韃靼人じゃね…?」などと言い出すユーフォおじさんの朝のテンションこわい。

満腹でお部屋に戻って、韃靼人聴きながらごろごろしてたらいつの間にかチェックアウトの時間に。
少しドタバタ気味で精算を済ませて宿を出る。お世話になりました。

正直2日目はノープランだったので、荷物持ちつつ宇治川の畔に腰掛けてK君と相談。
京都市内に戻ろうかとも思いましたが、せっかくの機会だしと宇治周辺を巡ることに。

京阪宇治駅で荷物を預け、そのまま駅の裏側に出て、宇治川沿いを下流側へ歩いて三室戸方面へ。
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オープニングのカットや1話の宇治川花火で、あすか先輩の自宅が三室戸周辺にある設定らしいことは知っていたので、「あの河原はもしやあそこなのでは」と見当をつけて行ったのですが、あまりにドンピシャ過ぎて、9話観ながらボロボロ泣きました。
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京阪宇治駅まで戻って、今度は上流の天ヶ瀬ダムへ。サントラのジャケットまで拾うとか、中々きがくるってる、と思ったら11話で思いきり使われて、思わずTVの前で叫ぶ。なんてことするんだ。

そしてこれが思いの外よかった。
宇治神社を通り過ぎ、歩くこと30分強。森はどんどん深くなり、市内ではあまり見られなかった紅葉もそこかしこで見られるようになります。宇治市街の辺りとはまた違う宇治川の表情が見られて面白い。
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そんな中にどんと現れる天ヶ瀬ダム。しょうじき舐めてました。デカい。
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圧倒されたおじさんたち、すごいすごい言いながら来た道を戻る。

市街のほうに戻ると13時ごろだったので、十割そばが美味しいしゅばくさんでお昼ご飯。はいからご飯という、そばつゆをかけたかやくご飯が珍しい。
べつに選んだお蕎麦に他意はない。

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ますだ茶舗さんで念願の宇治抹茶をおうすで頂く。Chadango.
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いつもの抹茶ソフトも食べました。
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この辺りでようやく満腹。
京阪宇治駅の荷物を回収して、宇治を後に。

なんだかんだでもうこのころには15時を回っていたので、回れるのはあと一ヶ所くらい。どうせなら莵道高校のある黄檗駅周辺を歩こうかということに。
名前のとおり、黄檗宗の本山があるのがこの辺りです。言われればたしかに、どことなく厳かな雰囲気。
北宇治高校のモデルになった莵道高校は、駅から30分ほど歩いて、羽戸山緑地を抜けた高台にあります。しかし、泊まりの荷物を背負ったおじさんたちにはまあまあ厳しい登り道。

途中、通りかかった幼稚園で、「ふしんしゃだー!」と園児にやたら煽られるユーフォおじさん。いったいこれまで、何人の同業者が来たというのか。

それとて確かに、45lのバックパックに一眼抱えて、ゴアのレインウェア羽織ってトレッキングシューズ履いたおっさんはどう見ても不審者。すみませんすみません。

羽戸山周辺は閑静な住宅街なので、パシャパシャと配慮なく写真を撮るわけにもいかず。莵道高校も、丁度学生さんたちの帰る時間なので言わずもがな。
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しかし、この辺りの風景は劇中の通学路そのままで感涙ものです。無言で高校の正門前フライバイして、通り過ぎたあとにやばいやばい言い合う。じゅうぶんあやしい。

満足したので黄檗駅へ戻る。
羽戸山緑地を抜ける辺りでデジャヴな風景が。なにかと思ったら、EDのジャケ写でした。ヴィヴァーチェ!名盤過ぎてもう何度聴いてもだめ…。
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黄檗駅から京阪六地蔵駅へ。そのままJR奈良線に乗り換えて京都駅へ。
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近鉄名品街のお蕎麦屋さんで鶏なんばを食べる。何杯蕎麦食べてんだ。
べつにお店の名前は狙ったわけではない。
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伊勢丹のお土産売り場で阿闍梨餅やら買い込む。最近の京都土産のマイブームは辻利の抹茶ラスク。や、宇治とか関係無く美味しいのでぜひに。
ついでに地下の三省堂でK君に無理やり短編集を買わせる。2期おわったら読んで壁ぶち破ってね。
ちなみに京都駅の三省堂さん、ユーフォシリーズ平置きしてました。嬉しい。

新幹線のりばに入場して、東海道新幹線に乗車、一路東京へ。さらば京都…。

横浜住まいの私は新横浜で下車。
お疲れさまでした。

という1泊2日の宇治探訪でした。行き当たりばったりでしたが、結果から見れば、わりと満喫できるコースで回ることができて良かったです。

ユーフォ2期もいよいよ終盤ですが、これから宇治巡りをされる方の一助になればと思います。
毎度付き合ってくれるK君に感謝。
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