床下のカビがすごいんです。そんな問い合わせでお伺いしたら床下の束石が針状結晶(しんじょうけっしょう)を起こしていたと、友清シロアリの山辺さんに資料をいただきました。

 

 

要約すると、土壌に含まれる硫化物が水分により溶けて硫酸イオンになり、毛細管現象により土壌表面に水分とともに集まり水分が蒸発することで硫酸イオンと土壌内のナトリウムイオンやマグネシウムイオンが結合し、硫酸ナトリウムと硫酸マグネシウムとなりコンクリート表面のカルシウムイオンと結合、硫酸カルシウムが生成されこのような針状結晶(しんじょうけっしょう)を起こすそうですが、資料が少ないのと稀な現象でほとんどの方はご存じないそうです。私も初めて見ました。


床下が高湿度の状態ではコンクリートがこのように崩壊していくようで、コンクリートが割れてボロボロになってしまいます。

 

この現象は非常に稀だそうで、床下のプロでもあまり知られていないそうです。決してカビではありませんのでご注意ください。