基礎に関連する金物について
アンカーボルト
基礎と土台を固定し、地震・風の水平力の耐力を高めるために、アンカーボルトを一定間隔基礎に径13mm程度のボルトを、基礎に25cm以上約2.7m間隔で埋め込み土台と基礎を緊結する。柱の取付位置および土台の継手位置からは15cm程度離す。
ホールダウン金物
ホールダウン金物(引き寄せ金物)は、地震時や台風時に柱が土台や梁から抜けるのを防ぐための金物で、建築基準法・建設省告示1460号(平成12年5月31日)「木造の継手及び仕口の構造方法を定める件」、あるいはN値計算(耐力壁の倍率から簡易的に引張力を算定する計算方法)に基づき柱脚(ちゅうきゃく 柱の下部)と柱頭(ちゅうとう 柱の上部)の両方に取り付ける。概略2階建ての場合には2割程度、3階建ての場合には5割程度の柱にホールダウン金物を取り付けが必要になる。
詳しくは古民家解體新書Ⅱ P297をごらんください。