地名は昔そこがどんな場所だったかを示す手がかりです。水辺に関係する地名がついているという事はそこが低地でもあり、災害に遭いやすかったり、湿気やすかったり、地盤が弱かったりする場合が考えられます。
例えば、低地を意味する谷や窪、沢、下、溝、沼などが入った地名。越谷、渋谷、米沢、金沢、荻窪、大阪など
水に関係するサンズイの文字、池、沢、落、波、津、洲、浜、江、河、沼、海、沖、潮、汐、洗、浮、渋、清、淡滋、渡、滝、灘などや、それを使った水辺に隣接する海岸や半島等を表す例えば、横浜や浜松、浦安、川崎、茅ヶ崎、磯子、高砂、新潟、松江、住之江、岸和田など。横須賀の須賀とは砂州の意味で、脇に砂浜がある場所が横須賀になります。江は入り江、浦は比較的小さな湾のことを指します。津は船着き場となります。
軟弱地盤である可能性がある水辺に見られる動植物に関連する文字 荻、蒲、菅、蓮、鶴水などや、
水田など田がつく地名。成田、下田、田辺、梅田、秋田。新しく開墾された田は新田と地名がついています。
その他、鴨川、道頓堀、船橋などもこれに該当します。
逆に水はけが良い高台の土地に多い名前は山、丘、高、林などです。気をつけなければ行けないのは開発された大きな分譲地です。○○ヶ丘などと名称が付けらていますが、田を埋め立てた土地だったり、丘陵地でも切り土でなく盛り土された土地なども多いので以前の地形や使用目的が何であったかを聞くようにしましょう。また、登記簿の地番の表示などを見ると昔の地名がわかったりします。
また地形も重要なポイントです。河川が近くにある場合には河のカーブの外側は水害に遭いやすいですし、東に丘陵地があれば朝の日差しが届かない土地だったり、北の斜面に家を建てると南の日当りが悪くなります。西側が開けた土地の場合には西日に悩まされるでしょうし、シロアリの害を受けやすい土地もあります。
それは、
建てる前にその地が田んぼや畑であった
丘陵地に家が建っている(地下水脈が近い)
水辺や川、用水路が近い位置にある
井戸の深さは浅く地下水の水脈が近いと考えられる。
家の横に観賞用の池がある
建物のすぐ側が山、もしくは藪などの土地です。家は最悪建て替える事も出来るかもしれませんが、土地は気に入らないからと簡単に動かす事はできません。それだけに慎重に選びたい物です。