「人は家をつくり、家は人をつくる」英国チャーチル

「文化を語る人は素養として建築を学ばねばならない」加藤唐九郎

だから住育が必要なんだ…


大阪大学名誉教授の畑田耕一先生の「伝統的木造住宅の住育の力と歴史的建造物の保存継承」という2007年に書かれたレポートを読んでいます。

留学生が日本で生活し、日本人と話し、博物館等も足を運んでいたが、あるとき古民家を訪ねる機会があり、座敷きの障子を通る柔らかな温かい光と、障子の隙間から見えた庭を見て初めて日本人の心を感じる事が出来て、気の進まない日本食も食べられるようになったと紹介されています。

住育について書かせて頂いていますが、長持ちする素材、家づくり、住宅ローンの話しや子育て論…どれも大切ですし、様々な切り口があると思いますが、住育の原点…日本の住文化をまずは学ぶ必要があるんだと再認識しました。

古民家鑑定について古民家を紐解きながら、住育検定本でも第1章に古民家の事を書いたのは間違いで無かった事に気がつきました…。