孤食とはひとりで食事をする事…

個食は家族がバラバラのものを食べたり、バラバラの時間に食べたりすること…

そして、固食とは同じものだけを食べ続ける事…

食育では食はただ生きて行く為に必要な栄養素の摂取を目的にするのではなく、人と人のコミニュニケーションを大切にしています。

食卓を家族で囲む事で食事の時間を楽しくする家族団欒を考えるのが食育の原点だと思います。

では、住育は何でしょうか?

$「こだわり」の建築士日記 

私が思う住育は、孤住、個住、そして固住…

孤住、
独り暮らしが増えています。高齢者もそうですが、若い方でも結婚が遅くなり独り暮らしの期間が
長くなってきていると思います。独り暮らしを若い時にする事は大切な事ですが、一定の年齢にな
ればやはり結婚して家庭を持つ事はもっと大切だと思います。

個住、
家庭を持ったとしても家族の生活時間がバラバラで、すれ違いの生活が増えている気がします。
夫婦共働きが多くなりすれ違いで夫婦の会話も減っている家庭も増えているそうです。

現代人は忙しいですし、合わなかってもメールなどでコミニュケーションは取っていると言われるかもしれませんが、ちょっと無理してもらって、朝ご飯は一緒に取る、月に1回ぐらいは休日一緒に出かける…

ちょっと前まで当たり前だった家族の姿…映画の中でしか見られないなんてことにならないようにして欲しいですね。

固住、
ハウスメーカーの建てる家は良くて、工務店の建てた家は心配…
中古住宅を買うのは新築が買えないから…
古いものより新しいものの方がいいよね…
それがいまの当たり前…

中古住宅はいまものすごく余っています。全国に5400万棟余り、近い将来その半分が空き家になると言われています。新築住宅は確かに気持ちがいいものです。しかし、新築はだんだんと古くなって来ます。日本の住宅の平均寿命は約30年、30年経つと壊してしまうか空き家になるか…

例えば中古住宅を買って自分たちに合わせたリフォームをして住む…住宅ローンの負担も新築に比べて少ないですから余裕が出た分をレジャーや趣味などに使えます。

箱(家)だけが豪華で中身の乏しい生活と、
箱(家)はそこそこ快適で、中身が充実した生活…

いままで結婚して家を新築して…という価値観を見直す時代に入ったと思っています。