人生80年、日本の住宅寿命30年、日本の住宅寿命80年へ
6月24日 第1回住育検定が開催されます
住宅業界の視点から住宅を変えることでなく、住宅維新=消費者視点で住宅を変えていきましょう。それは環境にもいいことであり、日本人のローン地獄からの脱却での豊かな社会の実現でもあります。
私達は多くの方に「住宅の本当に大事なこと」を学んで頂き、消費者意識を高めて参ります。住宅(不動産)は耐久消費財ではなく財産です。自分自身の財産を自分自身で守りましょう「家の使い捨てから使い継ぐ時代へ」新しい学び「住育」がスタートします。
「住育」とは、住まいを学び、子供達の心の成長を育む、ことだと思います。
家と言う言葉を英語で言うと、HOUSE(ハウス)とHOME(ホーム)という言葉になります。HOUSEを辞書で引くと、家、 住宅、人家、家屋、民家、邸宅などとなります。いわば建物そのものというハード面だと思います。一方のHOMEとは、家族と共に住んでいる家、自宅、わが家、生家などという意になり、住まいであり愛着あるわが家でありいわば精神的な拠りどころであるソフト面を差す言葉だと思います。
「衣、食、住」という言葉があります。人間が文化的な活動を営むには、生活をして行く為にその命を維持し、生きて行く為に必要な最低限のものとして、着るもの、食べるものそして住む場所が必要という事でしょう。
衣食住とは、人が生活していく上で必要な服装やファッション、食事、食文化、住居のことであり、生活の基本の柱となるものです。衣食住という言葉は個々の詳細を指しながら、個々の詳細のみでなく、それらをどのように組合せて暮らし向き、ライフスタイルを維持しているかということを指しているものでもあります。 たとえば、「京の生活の衣食住」といえば、その生活文化の個々の工夫やその土地ならではの着眼点も取り上げられ、そのすべてから浮かび上がってくる暮らしのありようのすべてが暗示される言葉なのです。
衣食住は生活であり、働くこと、余暇を楽しむ事、コミュニケーションをとり、生きることの中に積極的な意義を見出し、それを喜びとする営み、仕事とプライベート、また、その間の社会的な生活といった分野にまたがるもの全てに必要とされます。
そして今回取り上げる住育ですが、まだはっきりとした定義付けというものはされていないようですので私が考える定義で書かせていただくと、住まいについて学び、そこで成長する子供達の心身と心の成長を育むためにいい家、円満でほがらからな家庭生活を営める家とはどんなものなのかを身につける事ではないでしょうか。インターネットの普及などにより人々が得る情報量は多く、様々な情報が無料で手に入ります。メリットも多い現代の情報社会ですが、逆デメリットとして情報量が多すぎて選別ができないという問題もあります。様々な情報がありすぎて、何が一体正しいのか、自分に必要な情報とは何なのかが判りにくくなっているのです。
住まいに関しても同じで、情報を精査し、自分が求めている家とはどういうものなのかを取捨選択しなければいい家とはなりません。
私は住宅の設計をしています。設計士という立場で住育を考えると家づくりは人づくりであり、住まいとの関係を育む事で、家族関係を育て、子供を育てる為の仕事だと理解しています。
2012年 住育検定スタート
2013年 住育検定受講者 1万名突破
2014年 教育現場での「住教育」の取り組み
2015年 「住育映画祭」の実施へ向けてスタートを切りました。
住育検定に付いてはこちら
http://www.hepa.or.jp/