「こだわり」の建築士日記  二消点図法



簡略一消点図法(平行図法)は室内空間を表現するのに適した画法で簡単に作成できる方法です。


その書き方は、


①フレームをつくる
フレームの巾の中心から上部にVC(消失点)を取り左側に仮線を引くLX1.1~1.3のところに奥行計測点を取る


②VCに向かって四隅からパースラインの仮の線を引き点a.b.c.dと奥行計測点とを結ぶラインとパースラインの交点に点を付ける


③Pの4点から四隅のパースラインへ水平線、垂直線を四方描いていく点a.b.c.dから床、奥壁、天井へラインを引き左右の壁に良く使う高さのラインを引く(建具内法、カウンター寸法など)


となります。



「こだわり」の建築士日記 
一消点技法は室内空間を描くのには最も適しているといわれます。


床・天井そして室内を見る自分と平行に向かい合う正面の壁と左右の壁を表現できます。


アイレベルの高さによって床・壁・天井の見える量が変わり雰囲気を変える事ができます。


表現したいものに合わせてアイレベルを変えればさらに臨場感あふれるイメージを表現できます。


またスタンディングポイントの位置によっては左右の壁の量も変えれますからどちらか強調したい壁を多く見せることができます。また、この技法は早描きに適しています。



「こだわり」の建築士日記 


慣れてくれば、点を二つにする 二消点図法(有角透視図法)技法で描くと迫力あるパースになっていきます~



「こだわり」の建築士日記  二消点図法

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来週はパースで使う用語について書いていきます~