やっと12月らしく、冷え込んで来ましたね・・・予報では金曜日松山も雪が降るようです
でも今日はお天気快晴・・・
青い空・・・屋根を葺くには気持ちよさそう(実は大変なんですけどね)
寄棟なので時間がかかっていますが、丁寧に仕事してくれているので大満足です。
こちらは大工さんの仕事・・・
鴨居です。
「むくり」という言葉をご存知ですか?むくりとは調べて見ると
桁や床版などの施工において、自重で下がることを見越し、予め上げめにすること。その高さ。 とあります
つまり、今は大丈夫だけど、将来下がってくるので事前に下がっても大丈夫なようにあらかじめ少し高くしておくという事で、例えば天井なども部屋の周辺と中心の寸法を測ってみると中心部をはじめに少し高く作っています。
何十年経った時に、天井も天井の板の重さで特にまんなかが下がってくるので最初は高くしているのです。
もう一つの効果として、同じ高さだと逆にまんなかが目の錯覚で下がって見えるのであげたりもしています。
鴨居は建具の上に取り付ける溝ですが、これも「むくり」でまんなかを高く最初は取り付けます。
鴨居は細長く、縦幅よりも横幅の方が広いのでどうしても垂れ下がりやすい部材です。
もし手元にプラスチックの物差しがあれば見てもらえばわかりますが、物差しを平たく持っていると簡単に曲げることができますが、縦に持ってもらって曲げようとすると曲がりません・・・それと同じ原理です。
で、今日は鴨居の取り付けに関して大工さんと棟梁が打ち合わせ・・・
鴨居は2間(横幅)は6mmほどむくらせて、吊束もどんつきじゃなくて、1cmぐらい透かしといて~
そうせんと20年ぐらいたって下がってきた時にジャッキで持ち上げれんからね・・・
大工さんって、やっぱり10年後20年後・・・その家がどうなっているかを考えながら仕事してくれているんだな~と再確認
この家は50年でもびくともせんよ~そう誇らしげに話す大工さんに
やっぱりプロの仕事と自信を感じました。
今年始まって現在で400名を超えた「古民家鑑定士」さんへ送る会報の製作も始めました・・・
資格はそれを取っただけでは何の役にも立ちません。資格が活かせるようにサポートしていく事が大切です。
冬、クリスマス、雪・・・とイメージしたら MISIAのEverythingが頭の中に・・・たぶんプロモーションビデオのイメージが残っているんでしょうね・・・
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