先日、ある友人からメールがきた。
「今月末で会社を辞めることにした」との事。
私の周りには、中間管理職で部下を数名~数十名抱える友人も多い。
彼女は、去年から本格化した、会社の人件費削減策によって、担当業務が変わり、営業からオフィスワークに異動した。
もともとオフィスではプロフェッショナルな派遣スタッフが業務にあたっていたが、突如、畑違いの彼女に白羽の矢が立ち、短期間での引き継ぎを命じられた。
今まで、クライアントの顔を直接見て、現場で仕事をバリバリしてきた彼女にとって、一日中パソコンに向かい、海外とのやり取りなど含めて窮屈な仕事を一手に引き受ける事はきっと苦痛であったに違いない。
何度か食事の席で、お互いの仕事に対する悩みを相談し合ったこともある。
その彼女が、辞める決断をしたことは、共に戦う戦友がいなくなるようで寂しい。
今、私の周辺では 一人、また一人と仕事を辞める人が増えている。
共通に言えることは、みんな精神的にずたずたになっている。
ある人はうつ病と診断された。それも二人や三人の話ではない。
私の周りだけで、こんなにも多く、会社でボロボロになって、自ら辞めていく道を選ぶ人達がいるなんて。
一時はみんなスポットライトを浴びて、会社を牽引した人達であったはず。
一人の友人が突然言う。「もう何も考えられない」
私は彼女達にいったい何がしてあげられるのか。日々思う。
強く励ますと心の扉は閉まる気がして、たださりげなく寄り添い、おもしろ可笑しい話をして笑わせる。一時の気休めでしかないのかと思う。
でも、私にはそっと近付いて、他愛のない話をしたり、自分の気持ちや心の声をきちんと聞くようにアドバイスすることしか思いつかない。
自分が自分を解放するしかないと信じて、本人の本当の力に気付くようにと願いながら。
もっと気楽に、肩の荷を下ろして、楽しい生き方があるはず。仕事をしながらでもそれは見つけられるはず。
そのとき、変なプライドは邪魔になる。
自分自身が本質で望んでいる事に気がつけば、道は自ずと見えるはずだと思う。
みんなが元気を取り戻しますように。