ラッセルが記号論理学を思いつく直接的な動機を作ったライプニッツ。他に微分積分や単子論(モナドロジー)でも有名であるが、モナドも数学もよくわからないという人が多いので、結局何がすごいか良くわからない人である。が、実は歴史を二世紀は進められ得た人物であることがわかる。ラッセルの筆もノッている。
<来歴>
・ 本名:ゴットフリート・ライプニッツ
・ 1646年にライプツィヒにて生誕。66年20歳にして博士号。
・ 1672年、パリへ留学。この間、無限小計算(微積分学)を創案。
・思想の変遷は新スコラ主義的アリストテレス哲学
→ パリにてデカルト主義、ガッサンディの唯物論を知る
→ 76年スピノザと会う
・ 性格は哲学的諸徳が欠落。自分の哲学体系の半分を出世の為に生涯隠蔽した。
しかし、その半分は途轍もない重要性を持っていた。
<体系の半分:生前公刊した論理>
(意図的に)当時の人気が高かった。
・単子論
・自然と恩寵の諸原理 のふたつ。
<単子論>
「無限個数ある実体」のこと。
実体の概念におけるライプニッツ独特の実在論。
デカルトの実体:神・精神・物質
本質:(物質の)ひろがり(延長)
スピノザの実体:神
本質:ひろがり、思考は共に神の属性
ライプニッツの実体:単子
本質:思考
・ 単子=無限個数ある魂
→ 物質の実在性を否定し思考を本質的属性であるとしたが、
若干の点で物質的特徴を備えるもの
→ 「魂」と表現
・ひろがりを本質としない自然的帰結。
実体とは唯一のもの
→ 従って多岐性はあり得ない
→ ひろがりとは諸実体の集まりにのみ属する性質
→ よって、ひろがりは実体の属性ではない