ケアマネのkinta(Twitter)kintaです。
不安定な介護保険。
社会保障制度の一部です。
介護保険を活用するに伴い、新規、区分変更、更新の申請をした際に必ず発生するのが認定調査(本人の生活の場で体の動き~管理能力や行動障害まで一連72項目をヒアリングする調査)。
以前にも書いたかもしれませんが、これについて、書きます。
良い事も、悪い事も。
先に、よく勘違いされる部分に触れます。
この申請をするに当たり、住所のある市区町村の介護保険課窓口にて申請書類を提出するのですが、これは、家族でもCMが代行しても良い部分です。
介護保険の要介護度とは、その方の生活環境や病気、症状等を踏まえた上で、どれだけの手間が掛かるのかを時間算出する一次判定と、その特記事項と主治医意見書を元に審査会が行われる二次判定までが実施されて始めて要介護度として数値化、段階分けされます。
勘違いされるのは、申請前に主治医意見書のための問診を申請者が行うのですが、これを調査だと思われるケース。
これは、調査ではなく、申請書類作成のための情報収集なだけです。
ここを、
「もう済んでますけど!?」
と、調査員さんから調査の日程調整連絡があった際に頑として受け入れない方もいらっしゃるので注意です。
でもね、気持ち解らなくはないんですよ。
知らない電話番号で知らない人から掛かってくる(更新申請の場合)わけですから。
僕も調査は現在、月に20件程回るので、その分だけ連絡調整しますが、うちは基本仕事用の携帯から掛ける(掛け放題。固定費を抑えるのは必須なので)ため、僕自身こう思っています。
よく知りもしない携帯からの電話に出てくれるな…
怪しいですもん、単純に。
なので、僕の担当の方の場合は、なるべく僕が間に入り、調整がスムーズに行くよう配慮します。
また、勤労世代がKPである事が当たり前になっているご時世ですから、必要事項を聴取しておいて家族の代わりに同席するケースも良くあります(これについては善し悪しです)。
さておき。
この調査、これまでに延べ2,000件は行っているkintaです。
流石に毎月の恒例業務となり、それだけ数が嵩むと、莫大な情報が集まります。
症状や環境は似ていても十人十色。
様々なケースを観察する、分析する中で培ったのは初見で生活をイメージする力。
通常業務で言えばインテークアセスメントを行っているような機会が2,000件以上あったという事になりますから、それは、それなりに身につく訳です。
継続は力なり
別にこの言葉の為にこれを書いていないので、ただちょっと出したくなっちゃっただけです。
無視してください。
戻します。
流石にそれだけやっていると、リアルなのかパフォーマンスなのかの区別くらい、判別が付きます。最初の数分で概ねの全体像が見えるので。
ここからです、厄介なのは。
そして、この保険の落ち度は。
こちらは実際の姿でないと気付いていながらも、初見ですからそれが嘘でも本当と信じる以外の選択肢は無いのです。仮にそれが過剰介護で適切ではないと判断できそうなものでも、家族は本気でケアをしていて、外野が口出しすることではないから。
因みに、これが施設の場合の僕は厳しいです。事実を曲げようとはしません。
ただ、どうしてそういうケアになっているのかの理由は正当に説明してくれないと書けないと伝えます。それを、書きます。
いるんですよ、中には言ってる事メチャクチャで全く成立してない立ち会いのケアマネ。
ここ、深刻なのはケアマネがそれをしていると言う事です。
本来、ケアマネがそこの可否の判断が出来なければならないはずですが、そのケアマネが介護度を落としたくない為に盛る。
日常茶飯事です。
あまりに酷いところは行政に言います。
そういう杜撰さが、本当に困っているお宅を苦しめるので。正直者は…みたいな感じになるので。
ちょっとここ重要。
この、正直でとても大変な思いをしているご家庭の調査に際して、注意点。
当然、ご家族や本人は、全部で72項目ある(あれ?数合ってるん不安になってきた)それぞれに判断の定義があり、そのイレギュラーについても適切な内容を捉えなければならない事を知りません。
中にはその定義も知らず、漠然と、やっつけで来る調査員も多くいます。
こういう調査員(ケアマネ)は、調査員の時はいい加減でも、自分の担当の方の調査に立ち会うと言いたい放題言います。定義知らないから関係ないことばかり訴える訳ですけどね。
当たり外れや匙加減なんて、国が法で取り決めた保険ですから本来はあってはならない物ですが、あります。
ここが、厄介でもあり、落ち度でもある介護保険の肝でもある認定調査の穴です。
もはや、そもそもこういう現状であること自体が成立してないと思うのは僕だけですかね?
最後に1つ、ケアマネあるあるです。
調査の日程調整を図る際に、当然電話連絡を入れて名乗る訳ですが、名乗った途端
良かったぁ~😭金田さんで。
と言う反応を頂きます。
これ、僕がどうこうじゃなくて、調査員次第で判定がブレてくる事を知っているから、キチンと書いてくれそうに無い人が来ると、認定とその後の生活に多大な影響が出るから怖いんです。
そもそも、こういう心理になってしまうこと自体がおかしいんですけどね。
これは、度々役所に伝えている事ですが。
と、言うことで、
介護保険の認定調査員をされている方々、一部を除いてどうせ聞きはしないことは分かっていますが、せめて、テキストに書いてある定義位は見ながら理解してチェックしてくださいね。
それだけでも、随分と違ってくるので。
【例】
認知症状の影響から排泄が1人では上手くできず常時人の手を借りる
認知症生活自立度はⅢに当たり、日中が中心であればa、夜間が中心であればbに当たるのが定義ですが、これを何をどう捉えたのかⅡb(記憶障害あり、薬、金銭などの管理面は他者が行わないと成り立たない状態。しかし身の回りの事については何とか自分でできる)と判断されるケースがあった。
この方は区変の結果後に、再区変をせざるを得なくなりました。その1箇所の定義の誤りを保険者も見落とした為に。
その位、20年も経って不完全な保険が介護保険ということです。
その介護保険に、多業種が入り乱れているのが今です。
ふと、思ったので。
kintakintaでした。
