バンドを始めてから、『なんでやりたい事がバンドになったんだろう』と考える機会が増えました。
音楽が好きっていうのが前提で、そこから自分の好きな表現方法、影響されたジャンルを表現するのが基本的な形だと思ってたんですが、もっと自由でした。
真っ直ぐに影響されたジャンルを表現するバンドもいれば、オリジナリティを求めて変わった手法で表現するバンドもいて、そういう意味で自由というのはとても面白いと思ってます。
でもなんか最近引っかかることがあって、必ずしもバンドをやってる人が音楽をすげー聴いてるとか、音楽大好きって訳でも無いんだなと。そう感じる機会が増えてきました。

勿論バンドをやってる理由なんて人それぞれだし、何を目指してるとか、どうなりたいとかも自分自身が曖昧になりそうな時もあります。

ただ、昔からそうなのかもしれないけど、音楽的なルーツを感じ取れないバンドが中々多い気がします。
流行りのバンドなんかを聴くと、
恐らく彼等は売れたくてそうしてるんだろうな、と思いながらも、音楽が好きでその気持ちを表現したいからバンドをやるんじゃないの?と疑問に思ってしまう時もあって。それがきっかけで、『目的と手段』という言葉について特に最近は真剣に考えるようになりました。
音楽を作って、それが音楽を好きな人に刺さって、支持して貰えるようになって、結果的に売れる、その過程をもっと大事にしなきゃなって。
広い視野を持ちつつも『売れる』事に執着せず、自分の中で芯を持って活動する。これは難しいけどとても大事な事だと思いました。

プレイヤーとしてももっと表現が出来なければならないし、最近は下北沢ERAのブッキングスタッフにもなったので、ブッカーとしてもちゃんと良いバンドを見極められるように色んな音楽を聴いていきたいなと。

こんな感じで最近感じたことなんかをちょいちょい吐き捨てるように記していこうと思います。
今後もcatfood salmons、pavilion、並びにブッカー小山を宜しくお願いします。