この言葉でしか表せない語感って、あると思う。

白楽天の詩を読んでいたら、60歳の時に書かれたというこの詩にとても共感して。


本当に、次々に花が咲くのね、春って。


庭木豊かな住宅地に住んで、公園豊かな地域に住んで、

初めて味わった、この「次々!!」感。


住宅地なら、以前住んでいたところは、

梅と水仙、桜と菜の花、ハナミズキ、バラ、バラ、バラ、ナガミヒナゲシ…(他にもあったような?!)


今住んでるところでは、サザンカ、水仙、ツバキ、梅…と、梅の前から花がよく咲いていて。


よくお花屋さんに売っているポットの花(パンジーやビオラなど)もいいけど、一年中あって、季節とともに一斉にあちこちで咲くってわけじゃないから、

楽しみ方がちょっと違う。


あー、春が来る、やってくる、もうすぐそこまでやって来てる!


このワクワク感を、どうぞ味わって。



春風

       白樂天

春風先發苑中梅

櫻杏桃梨次第開

薺花楡莢深村裏

亦道春風爲我來


春風は、まず庭の梅花にやって来て、

桜、杏、桃、梨、と次々に咲かせていく

田舎では菜の花、楡の花も群がり咲いて

みな「春風、来た〜♡」「私のために!♡♡」と喜んでいる