~海の日で月曜日~からのスピンオフ音楽エッセイ~
海の日の朝。
レースのカーテンの向こうは
雲一つない青空。
いい天気だ……暑くならなければいい。
10代の頃は夏が大好きだった!
故郷の家にはクーラーなんてなかったけれど
蒸し暑くて寝苦しいという記憶がない。
昼間は暑いけれどカラッとしていた。
夏になると…我が家で海に行くことはなかったから
自分たちで海へ行ったんだ。
時には兄と時には友人と
僕らが向かった海は有名な大洗…ではなく
隣の阿字ヶ浦海岸だ。
すぐ近くの大洗とは違って
阿字ヶ浦海岸は暖流と寒流が交わるところで
大洗よりも水温が低い。
でも…阿字ヶ浦海岸は遠浅で水が綺麗で波打ち際まで
魚の群れがやってきて泳いでると体に当たった。
時々アメリカ軍の港から流れてくる黒いタールが体についたり
海岸に打ち上げられたりして踏んじゃったりしたけれど海は綺麗だった。
昔の阿字ヶ浦海岸は
鉄のフェンスで半分に分断されていた。
アメリカ軍の基地内(水戸射爆場)だったのだ。
アメリカ軍の砂浜には
おっきな標的が立っていて戦闘機の訓練があったらしい。
妹の旦那のかっくんの田舎の田圃が基地の近くにあって
時々流れ弾が飛んできたらしい。
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