今さら1月に行ったローマ旅行記をコソコソと。
皆様ローマを観光するにあたって、
それぞれ目的があると思いますが、
私は「カラヴァッジョ」を集中攻撃しました。

ローマは一度日帰りで訪れたことがあるのですが、
コロッセオとトレビと真実の口とメジャーどころしか回れなかったので、
今回は思う存分カラヴァッジョを堪能してきました。
カラヴァッジョはザッと言うと
“バロック時代のリアリズムの巨匠”でしょうか。
スターウォーズ風に言うと
“ダークサイドに堕ちた選ばれし画家”ですね。
ン?
かなり粗暴な性格で暴力沙汰は日常茶飯事、
ついには殺人事件まで起こして追放されたり、
放蕩者のならず者で男の子が好きだったり。

女性を描くより少年を描いたほうが艶かしい。
結局逮捕されたり逃げたり投獄されたりして、
38歳の若さで死んじゃった。
なんだか人生ギリッギリ。
私は中学生の頃母に『カラヴァッジョ』展に連れて行ってもらって以来ムッチューです。
他の美術展でもカラヴァッジョの作品はいくつも見ていますが、
今回特筆すべきは…
祭壇画です。
これは門外不出ですものね。

これはサンタ・ルイジ・デイ・フランチェージ教会にある『聖マタイ3部作』の右翼部分。
圧倒的な画力とリアリズムは言うまでもありませんが、
画面のとらえ方…アングルにあんぐり。

こちらはサンタ・マリア・デル・ポポロ教会にある祭壇画『聖ペテロの磔刑』
直立した人間でも難しいのに、
こんなにひねってうねって。
顔なんてほとんど見えてない。
わざわざこんな体勢ばかりを好んで描いくなんて…
ヘンタイ

同作『聖パウロの回心』
このアングルにもあんぐり。
臨場感や躍動感を顔の表情に頼るのではなく
大げさなまでのジェスチャーで表現するのですね。
ホント
ヘンタイ

バチカン美術館所蔵の『キリストの埋葬』
真っ暗な背景。
美術館の照明で見るとまるで3D!!
浮き出てるように見えましたよ。
でも、これだけの力量を持つカラヴァッジョも
負けを認めざるを得ない作品がありますよねェェェ。

『ユーディト』
敵将を誘惑しその首を切り落として街を守った未亡人のお話ですが、
他の画家も好んで描いた主題です。

同じ主題を描いたジェンティレスキの作品。
こちらの方が「ブチ殺す!!」って迫力がものすごいですよね…!!
カラヴァッジョの描いたユーディトは「いやぁん、汚ぁい」って感じ。
しかもこんな姿勢じゃ自分の2倍はあろうかという大男の首は切れないとか。
血の飛び散り方もジェンティレスキの圧勝。
ぶしゅぁああぁぁ
ジェンティレスキって画家、
女性なんですよね。
何か男性関係で嫌な思いでもしたのかしら??
尋常じゃないほどの憎しみを感じますね。
以上、好き勝手書いたぴもうえの徒然なる美術論でした。
お付き合いくださった方、ありがとうございます!!
そんなあなたも
ヘンタイ
♡