皇帝ロジャー・ウォーターズを追い出し、ピンク・フロイドのネーム使用料を払うことで決着した裁判の後に出た、ギルモア・ピンク・フロイドの初作品。ウォーターズのコンセプト主義から離れ、コンパクトな華曲ぞろい。ザ・ウォールやファイナル・カットで食傷気味になった後に聴けば、気分が晴れます。
このアルバム、ピンク・フロイドと銘打っていても、実はギルモアとドラマーのニック・メイスンしかクレジットされていません。しかも、メイスンは、1曲タムタムのみで参加とのこと。ほとんどがギルモアと豪華なゲストミュージシャンの演奏だそうです。
ロジャー曰く「精巧に作られた偽ピンク・フロイド」とのことだが、ピンク・フロイドって、ロジャーっぽいところとギルモアっぽいところが融合して出来てたわけだから、これはギルモア・ピンク・フロイドとして、十分ピンク・フロイドの要素は入っている。
コンセプト・アルバムではないけれど、ピンク・フロイドってなぜか聴くときはアルバム1枚通して聴いてしまう。それだけ出来がいいってことでしょう。いつも通り、ギルモアの泣きのギターが、素晴らしい。
実は気分がすぐれず鬱になりそうだったので、聴いたのだけれど、気分良くなっちゃいました。