地獄のプロジェクトに入ったあたしだけど、もともとは、彼だけが入る予定だった。


だけど、彼の希望と上司の判断により、サポートすることになった。


サポートだけの予定が、前任者が無責任に逃げたことで、気づいたらあたしがリーダーになっていた。


あまりにも最悪な状態で投入されたこともあったから、プロジェクトの進捗も見たことのないほど酷かったし、客からの風当たりも凄まじかった。


既に会社の立場が危ぶまれるほどの状況だったから、昼夜問わず作業しなくちゃいけなくて、家にもあまり帰れなかったし、ダンナと顔を合わすこともどんどん少なくなっていった。


たまに顔を合わしても、ダンナから仕事のやり方やその他諸々、あれやこれやで指摘されて、それを聞きたくなくて、どんどん避けるようになっていった。


ダンナとしてはアドバイスのつもりだったのかもしれないけど、あたしにとってはイライラすることこの上なかった。


「家でまで仕事の話をしたくない!もう話したくない。放っておいて!!」って何度も吐き捨てた。


あたしの言い方がキツいからか、「ゆちのためを思って教えてあげているのに!!」ってダンナも言ってきたけれど、そのときのあたしには精神的に余裕なんてこれっぽっちもなかったし、歩み寄るなんて考えもしなかった。


「あたしのために」って言われれば言われるほど、どんどんイライラして暴言を吐いた。




疲れで頭がおかしくなっていた。


あのときは、何を言われても卑屈になるだけだった。


ただ単純に、「お疲れ様。いつもがんばっているね。」って労って欲しかっただけなのかもしれない。


でも、言わなくちゃ伝わるはずもない。




こうしてどんどん夫婦の溝は深まっていき、あたしはダンナとの夫婦生活について、だんだんどうでもよくなっていった。


あたしは子どもが欲しいと思っているし、このまま夫婦生活がないままだったら、もう別れようかな・・・。


そう思い始めたとき、事件が起きた。

ダンナとは、2年付き合ってから結婚したんだけど、付き合って2年目くらいからお互いの仕事がとても忙しくなってしまって、だんだん性生活がなくなっていった。


結婚前の忙しい時期と重なっていたから、ちょっと不安にはなったものの、「まぁ、こんなものかな。」と自分を納得させて、気付かないふりをしていたんだと思う。


今から思えば、少しでも疑問を感じたときに、きちんと話し合うなり考えるなりすべきだった。ガクリ


そのまま結婚したはいいけど、結婚後もレスは解消せず、結婚して1年間で片手にも満たない回数だった。


あたしは実は乙女だし、例えば新婚初夜なんてものに若干憧れ?みたいなものもあったけど、実際はそんなものもなく、気付けば数ヶ月夫婦生活なし、って状態だった。


その頃は「新婚なのに!!」とか、「これじゃいけない!」って思って、それとなくダンナに相談してみたり、下着にも気を遣ったりと努力したつもり。


でも、ダンナの方は、さらに忙しい時期を迎えていて、鬱気味だったのもあってか、ちゃんと話し合いに応じてくれたりはしなかった。


あたしも、ダンナのコンディションを考えて、強く出ることもできなかったし、しつこくすることもできなかった。


そういったすれ違いや、必死さに欠けた状態に慣れちゃったのは、よくなかったと思う。え~‥


初めての結婚記念日を最後に、それから1度も夫婦生活は送らなくなった。


そうして、あたしは・・・血地獄のプロジェクト・・・血に(尻拭い役として)投入され、昼夜問わず馬車馬のように働くことで、どんどんすれ違い生活を送っていくことになった。。。

当初、あたしは担当している仕事がたくさんあった。


掛け持ちでやっていたから、寝る間も惜しんで仕事しなくちゃならなかった。走るヒィ


家に帰ってからメンバーの仕事のチェックをしていたから、ほとんど寝ていない状態だった。グハッキャパオーバー・・・


最初は彼の実力を知らなかったから、まずは難易度の低いものから担当してもらって実力を見た。


彼はとても優秀だった。かおキラキラ

あたしの見込みの3倍くらい仕事をこなした。お~wハート☆


段々と彼を頼りにしていった。



あたしは仕事に妥協はしなかったから、一部のゆとりの人たちからは煙たがられていたし、先入観だけで敬遠されることも少なくなかった。


だけど、彼は先入観だけで物事を判断する人間ではなかったから、きちんと向き合ってくれたし、理解もしてくれた。


あたしの悪いところは指摘してくれたし、信頼関係ができていった。


そのうち、「コンビ」で仕事をするようになった。