第2部では
東京フィルハーモニー交響楽団の演奏での
ピアノ協奏曲第1番「もがみ」
この曲は、2000年に井上ひさし先生が小曽根さんに
民謡「最上川舟唄」をモチーフにピアノコンチェルトを
作曲・演奏・指揮してくださいと
頼んだものだそうで、
小曽根さんは、
「僕はジャズの人間ですから
オーケストラの曲は書けませんよ」
と言ったそうですが
井上先生は、
「いえ書けます。
3年ありますから大丈夫です。」と。
そして小曽根さんは早速オーケストラの本を買い、
作曲に取り掛かったと。
これが井上ひさし先生と小曽根さんの出会い
だったんですね
2003年、山形県での国民文化祭の開会式で演奏され、
作曲、ピアノ演奏、そして指揮を
全て小曽根さんがこなしたそうです
今回は小曽根さんの友人であり指揮者の
ジョシュア・タン氏がこのコンサートのために
来日してくれたそうです
小曽根さんのピアノ、
東京フィルのオケ、
国立音大の声楽専修学生の皆さんも
コーラスを担当され、
豪華な演奏で、
曲の冒頭では、民謡「最上川舟唄」
(民謡:大塚文雄さん、尺八:大塚文彦さん)
の生演奏があり、
ここからこの曲が始まりました
実は今回あまり内容を知らずに行ったので
こんなオーケストラ演奏が聴けるなんて…感激
井上ひさし先生の作品から
こまつ座のいろんな曲を集めたコンサート、
みたいに想像していたので…
私としては、
こんなピアノコンチェルトを堪能できたり、
第1部では、組曲虐殺の曲を小曽根さんのピアノで、
井上さんはもちろん、大竹しのぶさんや木場さん等、
出演されていない皆さんが一緒に歌ってくれたり、
みんなで組曲虐殺を共有したみたいな
なんだか嬉しい時間でした
ピアノコンチェルトのあと、
最後に、組曲虐殺より「♪胸の映写機」
井上さんが歌い出すと、涙があふれてきた…
やっぱりこの曲は泣いてしまう
そして、亡くなった多喜二が
最後にスクリーンに映し出されるように、
井上ひさし先生がスクリーンに…
「♪胸の映写機」が流れる中、
みんなに惜しまれ愛されて亡くなった
多喜二と井上先生が重なって、
作家であることや、
歌詞の内容が、
とても重なって、
いつか、井上さんが言ってたように、
多喜二は井上ひさし先生だったんだ…
って感じるような感覚で、
先生の遺作が組曲虐殺だったこと、
井上さんが主役を務め、多喜二を演じたこと、
このコンサートに井上さんが立っていること、
なんだか、
意味があったと思えるような、
不思議だけど、そうなるように決まっていたような、
そんな気持ちになりました
大竹しのぶさんは
14日より青山劇場にて
舞台『スウィニー・トッド』出演のため、
昨日も仕事があり、第1部のみの出演で、
第2部にはいらっしゃらなかったけど
この胸の映写機にはぜひ大竹しのぶさんもここにいて
一緒に歌ってほしかったなぁと思いました
組曲虐殺のキャストで
客席にいた山崎一さんも、
胸の映写機を一緒に舞台上で歌いました
客席には井上ひさし先生の奥様、
娘さんでこまつ座社長の麻矢さんも
いらっしゃっていたそうです
素敵な空間に参加できて、
嬉しかったです
小曽根さんはハードなピアノ演奏から
司会進行まで、大変お疲れだったと思います
1部はジャズ、2部はオーケストラ、
こんなコンサートってなかなか珍しいでしょ
とご本人もおっしゃっていました


