FACEBOOKの投稿で、学校から絵柄のついたマスクを子供に着用させて投稿させたところ、校則で白のマスクしか着用してはいけないので、絵柄のマスクは着用しない様に注意された。
この事に対して、投稿者はコロナウイルスの影響でマスクが購入出来ない中で『やっと見つけたマスク』だったのに、絵柄があるだけで注意されるのはおかしいのではないかと言われていた。
私も全く同感です。
今の状況も考えずにただ単に規則だと言う事だけで
注意するのは、教育現場の悪い習慣だと思います。
現在も同じ様な校則が適用されているのかは定かでないが
学生時代も学校の校則に対して子供ながらに疑問を抱いていた事を思い出しました。
・靴下は、白のみ。
・髪型は、男子は刈上げで、前髪は眉毛まで
女子は、肩まで
・髪の毛は、パーマ、カラー禁止。くせ毛や元々髪の毛が茶色等は
予め親からの申請が必要。
・お菓子の持ち込み禁止。
等々、今から思えば可笑しな校則がテンコ盛りだったなと思います。
息子は香港生まれ、香港育ち、昨年からはベトナムで暮らしており。
学校はインターナショナルスクールとなります。
息子の学校では、日本の様な可笑しな校則はありません。
お菓子の持ち込みもOKでスナックタイムと呼ばれるお菓子の時間まで用意されています。
また、授業中もお茶を飲んでも良いし、基本的に意味の解らない校則は存在していません。
息子の学校にある校則としては
児童、生徒、先生を含む全ての人は、その人を否定する様な発言をしてはならない等、最低限のモラルに関する様な内容ばかりとなります。
ここでもう一つ重要視して欲しい事があります。
日本の学校の校則は生徒に対する要求のみである事。
それに対してインターナショナルスクールは先生に対しても同様の要求がされていると言う事。
日本で生徒に要求している内容を先生が全て守れますかと問いてみたい。
髪型を指示されたいですか?
靴下の色や素材まで指定されたいですか?
嗜好物を禁止されたいですか?
また、個性を育てるなんて言っていますが、服装や行動までガンジガラメの校則を要求して個性なんて生まれるのでしょうか。
そんな校則を守らせる事よりも、先生も含め『他人を否定しない事』の方が大切ではないでしょうか。
今回のマスクの問題から思い浮かんだ問題点は、昔からある先生が生徒を管理しやすくする為の校則を当たり前の様に何も考えずに適用し続けているだけで、物事の本質が考えられていない事だと思いました。
また、日本の校則に欠如しているものは、生徒のお手本となる先生が校則の対象外になっていると言う事。
また、人間性を育てる為の仕組みが校則の中に盛り込まれていないと言う事。
それ故に日本の学校の校則ってそんなに大事なのかと疑問を持ちました。
追伸
2014年の時の香港の学校での運動会の写真となります。
後に写ってる青い髪の毛の方は学校の先生です。
一日中、校長先生がマイクを持って生徒全員の名前を呼び、
実況中継もしております。
そこには、先生も生徒も一緒になって自由に楽しむ環境があります。