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てんてんてん

矢崎広さんが大好きです。
Twitter @shuri_nn

Play a Life 初演から10周年を記念して初演オリジナルキャストの公演、10周年記念特別コンサート、10周年記念キャスト公演が5月16日から23日まで銀座博品館劇場で行われました



矢崎さんが出演する10周年記念キャスト公演は5月21日から23日の3日間全4公演でした


10周年記念キャストは

夫  矢崎広

妻  妃海風

実習生  黒川桃花

です



いやーー泣いた泣いた😭😭😭

この作品が好きなファン友さんから泣くと聞いていましたがボロッボロに泣きました


今まで何度も上演された作品なので調べたらストーリーなど詳しくわかると思うのですがあえて深追いはせず公式HPやXのタイムラインに流れてくるのを読むくらいの情報量で観劇しました
これが私的には大正解でした。話が進むにつれこういう事なのか、こう繋がるのかという初見でのみ得られる感動がありました


開演時間5分前くらい?からキャスト3人が舞台上に!びっくり!

矢崎さんは初日はあちこち動いたり下手の重ねられた机を鏡に見立てて髪を直したり、回が進むにつれ身だしなみを整えたら下手の椅子に座り指輪をはめた手をじっと見つめていたり指輪を触りながら見つめていたり😭 こんな風に過ごしていたのかと思って始まる前から既に涙涙です


チャイムのメロディが流れ実習生の言葉から始まります

稽古場動画 の♬今を生きる♬が最初の歌です


結婚生活を送る夫と妻の雰囲気が素っ気なくて会話もなんだかちょっと噛み合ってなくて。いわゆる倦怠期で気持ちがすれ違ってきているのかな

物語が進むにつれ会話してるのに更に話は噛み合ってないし目は合わないし。家に1人でいる妻が哀しそう寂しそう
……妻は既に亡くなっていたのね
そんな…
夫は妻がいる日常を演じる日々をずっと送っていたなんて😭 
これを踏まえての2回目は最初から😭😭😭
セリフや歌詞はこういう事だったのかと😭😭😭

妻を亡くした夫も辛いしそんな毎日を送る夫を見る妻も辛い
亡くなった人に会えないのは辛いずっと一緒にいたい。自分の事を忘れて欲しくはないけど夫の今の生き方に心を痛めている妻

実習生は母校で実習したかったのに希望叶わずこの高校に来る

本来なら正規の先生が実習生の担当になるのが体調崩して夫が担当になる

こんな巡り合わせ…

自分の人生を一生懸命に生きる事が亡くなった人を消さないって事。この思いを伝えたくて、夫に自分の人生を生きて欲しくて妻は実習生を夫の元に呼んだのかもしれない

妻の強い強い思いがこの出会いを作り、夫も今を自分の人生を生きようと思ってくれた

私が妻ならこんな辛い生き方してる夫の姿を見るのがとても辛いし足枷になりたくないしとにかく自分の人生を生きて欲しいと願うわと思いながら見ていたのでほんと良かった😭😭😭


切なくて辛くて優しくて温かいお話でした
千穐楽挨拶で矢崎さんが出会っちゃったとおっしゃってましたが私も出会っちゃいました
大切に大切にしたい作品がまた一つ増えました
見る人それぞれ違う人生がありますがどんな人の心にも刺さる作品だと思うので何度も何度も上演され続けて欲しいです


キャストについて

矢崎さんについてはまたじっくりと書くとして、まずは妃海さん

以前矢崎さんと共演されたラヴレターズでも思ったんですが包容力のあるお芝居をされる方

妻は明るくて優しくてさっぱりしていてキュート

2人の出会いのシーンの妻は先に夫がパンフ持ってるのに何とか自分の物にしようとするなんて結構図々しいw。けど妃海さんのお茶目な感じについつい微笑んじゃう。そりゃ夫も2人の物にしましょうって言っちゃいますわ

笑いが絶えない夫婦だったろうな

ずっと妻と生きている夫の様子を見たら遺して逝けないよね。何とか自分の気持ちを伝えて夫の人生を生きて欲しいと強く強く願うよね

劇中夫を思い大粒の涙を流し続ける妻。妻のいろんな思いがすごくすごく胸を打ちました😭



黒川さん

伸びやかな歌声と雰囲気がとても好感が持てました

実習生は真っ直ぐで一生懸命で優しい子

学校で緊張のあまりのテンパり具合が可愛い

結構ズケズケとものを言うけど嫌な感じがしないのは根っからの良い子なんだろうな

夫の奥さんが大好きだった先生だと気付いてから心を砕く実習生。いつまでも妻と生きている夫を何とかしようと心の中に真っ直ぐ入っていけるのは若さゆえですね

思いやりが溢れているから頑なな夫の心をこじ開けられて、そして妻が自分にかけてくれた言葉を大切に大切にしている実習生だからこそ夫の心に響いて😭実習生よ、ありがとう😭



いろいろなタイプの歌がありどれも良い曲で3人とも歌がとても上手くて耳福耳福

ピアノとチェロの生演奏でこの音色の温かさがとても良かった


小澤時史さんブログ 曲について書かれています




博品館劇場

ビルの9階にあり入場時はエレベーターでしか行けません。帰りは階段も使えます


ロビーは赤い絨毯でレトロな雰囲気

上演時間の掲示板もかわいい


出演者のサイン入りポスターがありました


上演後は写真撮影OK


客席は2列目から段差がありとても見やすかったです

作品の雰囲気にあったレトロで素敵な劇場でした