鵜来・中泊 | ぐれあほ道中絶好調

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朝日で朱に染まった波間に、「ゆらゆら」と漂う浮きをぼんやりと眺め、
日頃の「しがらみ」を忘れのんびりと釣りを楽しむ。
「釣れる釣れない」は時の運、磯で竿を出すだけで楽しい。

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レポート(イチノジ隊員)
鵜来島遠征12月22日 天候:オオシケ
マリンコンパニオン尼崎店の釣大会に奈良橿原店のT氏引率のもと、塾長・私(イチノジ)・Y氏(ニノジ)の3名が参戦。オレンジ色の宮本渡船にスペシャルゲストは山元八郎氏(会長)である。ちなみに私:イチノジは八釣会員。当番磯はグンカンシロイワなど超期待のコースである。
私は出張のため瀬戸大橋手前児島インターで拾ってもらいスーツ姿で登場。宿毛港到着は3時頃で大雨。当日天気はというと豊後水道南に低気圧がズドンとあり、大雨大風オオウネリは必至。エサ屋でも釣り客の姿なく、ネクタイ姿の珍客はやたらと親切に?されました。タカノハでも優しくされるように、しょうがないな~コイツ!の扱いであろうか?
イザ出船。幾多の船酔いを経験してきたが一番強烈。船室に冷汗まじりのブレスサーモ人を満載し、チンしたような嫌な熱気の密室で、この船ガケから転がってるんじゃないかと思うほどの硬い海面の衝撃をひたすら耐える。1時間ジャストでグンカンに到着。その黒い容貌は魔界のごとしで凶暴に荒れ狂っている。ここは絶対いやである~。
我々は幸い?ビリのくじ順であったので、最後に本島に下ろされた。既に3人ポイントは無く、ニノジ氏が一人スベリのポケットに落ち着いた。どこに道具を置くのかな?と心配だが見送る。塾長と私は釣鐘型の・・おいおい角度がおかしいだろこの磯は?すべらない?なるほど・・カワハギの皮みたいだ。8mはあろうコケシに這い上がりひとまず安心。
さて私は、潮の見方が苦手で、いつも地形命で釣り座を選択している。裏に魅力的な洞窟とシモリが見て取れ、いかにもチヌくさい。塾長に懇願してこの場所を頂いた。10mはあろう向かい風と大雨はこの際我慢する。波がときおり背後から鉄砲水のように戻っていく。ちょっとコワイが一投目・・なんと44僂離チブトがヒット。ウグルってこんなとこ?しかしその後生体反応なし。必殺のオハコ、グレックスのゴリラ(旧タイプ)Bを環付きにして、ガンダマ3B2Bで沈め釣り・・。それが当たり、その後6匹ヒット。うち2発は針ハズレ。1つは45センチクラスを玉網で掬い寄せたにも関わらず、背後からの鉄砲水で膝上までこれはヤバイ!あやうく落ちかけ、水流でタモが伸びきって海にお魚を戻してしまいサヨウナラ。これもバラシというのだろうか・・?ま身代わりにサカナを捧げたおかげで助かったのだが。
ところでこのウキ、岩にコツーンと当たり亀裂、樹脂まで剥がれてしまった。重量あっていいのだが、衝撃に弱いねこれ・・。もはやウキとしての機能ないがただ前に飛べば良い。着水したら石のように沈んでいく塊である。それでも当日はヒットパターンとなり脳のシナプスがまた一本増えたのでした。
塾長は追い風?向きだが8m下の海面まで操作が難しそうな高場。塾長も何度かバラシ、きがつけば大物を網ですくっている姿を見て駆け寄ったところが、何と15分ほどかけて網に入れた模様。それほど足場の悪いところでちょっと申し訳なかったデス。(翌日腕が上がらなかったという・・)
12時頃に船が近寄ってきて、恒例の山元会長の挨拶まわりか~??と慌てて山元ウキにチェンジしようとしたところ、船先で大きくバッテン印。ええ~撤収かい??またあのバスチーユ監獄船(失礼!)で拷問を受けるのか・・我々が最後の収容だったようでニノジ隊員がいうには全体に釣果少なく、彼はというと高波にサカナの入ったバッカンをさらわれてしまったという・・。帰りは45分かけて帰港。撤収だけあって行きより海況ひどく筆舌に耐えません。 
結果、私が4匹の重量でなんと2位、塾長は5位。それぞれ紫電1.85号と新型トーナメント生かしバッカンをもらい、参加者全員で山元会長と記念撮影。波乱の大会でしたが、満足の内容でした。マリコンのスタッフの方本当にご苦労さまでした~。T氏、目が天地向いてはりましたよ!聞くと海水の飲みまくりポーターしてはったとか。恐れ入ります。
明日は中泊いくぞ~と勇んでいると、山元会長が「どこの渡船?」「長浜さんです」というとなんとプライベート釣行で同じ渡船に予約していると言う。なんとまあ嬉しい展開でしょうか!つづく

12月23日 中泊遠征
前日の電話では低気圧の影響で出船は5分5分。朝、長浜渡船仮眠所に到着すると、大勢の釣り客でいっぱいだった。中に入ると目の前に山元会長と以前お世話になった八釣会のIさん。懐かしく挨拶して準備を整える。なんとか出船するようで爆進していく。どうやら波は落ちている?が沖は結構ウネリが高い。竿友会の大会の人たちを渡し、山元会長のグループ、そして我々3人で渡るが、場所はどうも地っぽくしかも水潮。船の去り際、「サルに気つけて~」と。あ、まさかここがウワサの・・。
天気はうって変わって良く、晴天であるが風だけは強烈。昨日と同じ割れたゴリラBで風を切り遠投するもあて潮ですぐ磯際に・・。3人とも生体反応なくのんびりとした時間をすごす。お昼のスナックパンをかじりながら釣りしていると、サルに足元でパンを奪われました。見事さに感動して写真撮影。続いてニノジ隊員もバッカンのチャックを開けられパンを盗まれボイルオキアミでむなしく攻撃するも、かるくサルに威嚇されて無力な姿が面白く、ゴリラウキをビョーンと飛ばしたら泡くって逃げたものの、ゴリラウキは岩に当たって粉砕・・。ま~いいか。
そういえば昨日、ウグルにはサメがいるという話だったので、必殺兵器スリングショット(ファルコン)を忍ばせていた。これは1~2号のナマリ玉だと、ベニヤ板も割るパワーがあり(危険!)サメを撃ち殺してやろうとしていたシロモノ。(←かなり本気)今日はお役目なしと車においてしまっていたが、サルを驚かすには面白かったのにとちょっと残念。ねむくなってサルの来る方向に顔向けて寝転がり寝てしまった。・・塾長とニノジ氏の大声で目が覚める。何事か?
駆けつけるとニノジ氏が大物をかけバラシてしまったらしい。なんでもウルトラスーパー強烈だったとか。ふだんバラシタ魚を大きくいわないニノジ氏がそれほどいうとは・・。みると水潮がなくなり状況が良くなっている。釣り再開してしばらくしても・・反応なし。やがて最後の1投、馴染んでウキが見えなくなった。塾長はもう片付けてしまっている。ニノジ氏も「もう時間ですよね~」糸を切っている。「そうやなボクもおわ・・」とそのとき出来すぎのタイミングで手元を引ったくりなんと38センチの大型グレがヒット。この日唯一のオサカナ。竿は昨日の賞品、紫電メガディス1・85号。なんたるパワーか。大型38センチグレをなんなくぶり揚げてしまうとは素晴しい竿だ!!(ダイワさん私をモニターにヨロシク)。幸運の竿で納竿しました。この日全体的に渋く、山元会長も2匹とのことで、この1匹はかなり上等な位置づけ?(自己評価)デシタ。
波乱の2日間でしたが、両方とも船が出て幸運でした。そうそうこの釣行で「グレ男塾」の復活につながったことも最大の収穫・成果でアリマス。