成田ヨガ SundayYOG(さんでいよぐ)presented byたかよ -2ページ目

成田ヨガ SundayYOG(さんでいよぐ)presented byたかよ

いつもどんな時でも、人生の主役は自分。
まずは、自分の機嫌をとることを考える。
明日の私は、今日の自分を超えていく。
そんなTakayoのブログです。


『太陽みたいな子だね』



まだ私が20代前半の頃。




(つまり私が実家から離れて毎日を刺激的に横臥していた、あの頃)






当時付き合っていた彼は



ニューヨーク文化をこよなく愛し

ヒゲとモミアゲがつながりそうな

(ヒゲとマユゲではない)

出で立ちをしていて、





車に乗ればオールドスクールが
流れているし

何かにつけて『ファック』とつぶやく

(今で言うツイート)





いわゆるビーボーイと呼ばれる部類の人間だった。






週末になるとクラブとやらのステージに立ち

マイクロフォン片手に自分なりに感じる世間への矛盾を一生懸命訴える、ラップなるものを歌っていたし




メールのやりとりをしていると

(当時はメール。ラインなんてない)

いつの間にか韻の踏みあいになっているし




要するに

自分を表現することに一生懸命な人だった。






まぁ、そんな彼と付き合っていた頃の話。





その彼の古くからの友だちに初めて会った。(B君と呼ぼう)



B君は、ちょうど仕事を辞めたばかりのニートだった。



引きこもりみたいな出で立ちで、髪の毛はボサボサだし、声のトーンは低いし小さいしで、


全力でニートをエンジョイしている、第一印象なんてものは考えない人代表みたいな人だった。






初めて会った人んちにお邪魔して

落ち着かなくてソワソワしていたのに


気を遣わなくていいんだな、

なんて第一印象から思わせるのが上手なB君の戦略に見事にはまり、(そのつもりは本人には多分ない)


目の前で繰り広げられるテレビゲームを見ながら


お菓子を食べて、好きにおしゃべりして伸び伸び楽しんでいた。



そんな時にB君から、ふいにかけられた言葉。






太陽みたいな子だね。







そんなことを言われたのが意外で、予想外で、



驚いたのと同時にすごく嬉しかった。

漫画で言うと、両頬がポッとなる感じ。(私にとっては衝撃過ぎて今でも鮮明に覚えているくらい。)





そう言われた瞬間、私の中で何かがキラッとしたのを感じた。(キラッというか、ブルッというか。)




でも、そう感じたのが当時は恥ずかしくて隠したくて




真面目に言うB君を前に私は笑った。

その頃の私には、笑うしか選択肢はなかった。

B君は、そんな私を見て、




や、本当に。すごいね。




と、物珍しい新種の生物を見たかのような目で私を見ていた。







何が彼にそう感じさせたのかはよく分からないが、一つだけ分かることは

自分の何かがキラッとすることを自覚する感覚。






その時はそれで終わったのだけど

私のその感覚は、その後も忘れては思い出すの繰り返しだった。

(思い出すといっても、道路を横切るタヌキだかキツネの出現並みの、ほんの一瞬程度で終わってたのだけど、)







でも当時は、そこまでそれを追求しようとはしなかった。若かったんだ、私は。






世間一般的な遊びに気が済み、なんか本気で始めたいな、なんて考え出したのが26歳。(ようやく)


(や、まるでプータロみたいな言い方だけど、学校行ったり仕事したりしてましたから)逆ギレか。






そして私はヨガに出会う。




ヨガは、私にブラジルのサンバ並みのキラキラパレードを呼び起こした。




ヨガをしている時間は、その感覚がずっと続くようになった。





つまり、キラキラ全開止まらない。
(おかげでヨガ仲間からはキラ馬鹿呼ばわりされてる始末)




でもお陰で、太陽みたいな子に近づいた気がして、心地いい。

あの時の嬉しかった感覚はやっぱり嬉しかったんだな、なんて思う。





それってつまりは、自分の好きなことをしてるだけってことなんだけど。







B君の一言は、今の私の、第一歩だったのかもしれない。



生きていて何かの縁があって、出会う人。



何の気なしに言われた一言が、まさか10年近くたつ今でも覚えているなんて。






つまりは第一印象が、大事なんだなって話
(なんだそれ)




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