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かなり久しぶりのフランス映画『5時から7時までのクレオ』
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ヌーヴェルヴァーグというと一番に頭に浮かぶのはジャン・リュック・ゴダールになってしまう私。

 

ゴダール以外の昔のフランス映画観たいなーと思って動画配信のサイトを見てたら、

「ん?これ観たことない!観よう!」とピンときたのが、この映画『5時から7時までのクレオ』でした。

 

 



クレオ可愛い☆ ニューヨーク時代の黒柳徹子さんみたいおねがい

 

 

 

 

クレオは、病院後検査結果を知るまで「自分が癌なのではないか」という思考のループに陥ります。

5時~7時(医者に診断結果を聞く)までのの2時間、占いに行ったり知り合いや友人に会ったりしながら不安な気持ちですごすクレオの2時間…というおはなしです。

 

 

 

 

 

 

こういうシチュエーションって結構あるのかも知れないと思いました。

 

「遠くの親戚より近くの他人」じゃないけど、不安を何度も吐露しているクレオに会う人会う人「大丈夫だって!」「気にすんな!」「医者っていうのはそういうことを言いたがるんだ」「鏡が割れると不吉だなんて迷信よ」的なことばっかで、ほんとにたまったま行った公園で出会った男の人が一番親身っていう笑い泣き笑い泣き

 

あのまま公園で男の人に声かけられなかったら、クレオはそのままずーっと歩いていって失踪してたんじゃないか?と思いました。

 

 

 

 

 

絶望的な人が居たらやっぱり励まそうとしてしまうものだけど、あの公園の男の人みたいに(嫌って言われたら引く→でもまた話しかけに行く)っていうタイプも必要なんですよねきっとニコ

現にクレオは不安で不安でしょうがなくて、一人で街へ飛び出していろんな人に会いに行って、話したい人だった感じがするので。

 

 

 

 

 

 

 

ロケのシーン・自然光・街中の音がそのまま入っているところなどが「まさにヌーヴェルヴァーグ」という感じがするのと同時に、

 

その雑踏感?ザワザワごちゃごちゃした雰囲気がクレオが惑っている様子とリンクしているようで美しく感じるところもありました。

 

 

そういえば私の母も、バスに乗って病院へ行って、検査結果癌だったなー(*_*)シミジミ

 

 

 

 

 

 

鑑賞後、この映画の監督のアニエス・ヴァルダの旦那さんが『シェルブールの雨傘』の監督ジャック・ドゥミだと知ってびっくり。

そしてアニエス・ヴァルダは今年の3月に亡くなられたとのことでさらにびっくり。

 

ご冥福をお祈りします。素晴らしい作品を鑑賞できました。

 

 

 

 

 

 

 

『地下鉄のザジ』とか『男性・女性』とか観たいなー。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

U-NEXTにて鑑賞。