道を振り返る
ゆっくりと歩む道は
気分爽快
陽の当たるところもあれば
かげるところもある
ひんやり感と暖かさを交互に感じながら
ゆっくりと歩む道では
何かが芽生えてくる気がする
ときには 歩を速めたり緩めたりするのもいい
その切り替え時に
歩んできた道が意識できる
暑かった夏から秋への切り替え時
そんな季節の変わり目は
姿勢を正す時でもある
大仰に言うつもりはないが
至誠天に通ず
そう思うと 歩みに力が湧いてくる
道を振り返りながら
自分の彩りをどうするか
考えるゆとりが 人には必要だ
春の道は 緑に違いがあっても
やはり 緑
秋の道は さまざまに彩る
だから
秋には 穏やかで深化されてものが生まれやすい
自分のカンバスは狭くなったが
今にふさわしい彩で描けそうな気がする
そんな秋の道
ゆっくりと ゆっくりと 歩もう
やまがみ しんすけ