今、私は社会人として、結構まっとうに生活している気がする。
会社の名前を背負い、社員証を首から下げている私は、まっとうに振る舞えているだろう。

仕事から解放された彼女は、やはり彼女の生い立ちにまつわる深い暗闇に吸い寄せられていった。

仕事から解放されては、きっと私はダメになるだろう。

彼女は、仕事から解放されてしまうと、空虚な自分という存在に気づいてしまうのだ。

一日の濃さがあればあるほど、彼女は救われていた。
疲れすぎて、仕事で着た服を洗濯できずに休日は洗濯で一日が終わってしまう。
疲れすぎて食事を摂る気力が無い。

また痩せてきたように思える。

先月買ったカボチャが1個、部屋の置物のように佇んでいる。
彼女は思った。   「私って、このカボチャと変わらないわ。」
無表情なカボチャ。 何も感情に訴えない置物。


仕事をしている時の私は、カボチャではなく、何なのだろうか。
紅く転がるような林檎だったりするのだろうか?



    びっくり...                              『解離するひと』     第6話              

久々の小説書きでした。                                     続きをお楽しみに。     ← 続くか怪しい!



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小説   『解離するひと
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