キリスト者であるブログの中の人、小説としてキリスト者の生活を書いてみようと思いました。

キリスト者でない読者の方も、キリスト者の方も、こんなキリスト者が居ることを小説から覗いてみてください。    では、始まり始まり~。

『あるキリスト者』  第1話




 彼女の信仰生活は、どこから始まったものだったのか。
思い出してみると、十数年前に、駅の近くに聖書を置いている小さな書店があり、彼女は感激して日本語と英語が同時に載っている新約聖書、白色の小さな聖書を買った時からだったのかもしれない。
 買ったきっかけは、幼なじみからの手紙に、キリスト教会に興味を持ったとの知らせがあったからかもしれない。
 中学時代に校門前で見たキリスト宣教の女性たちは、外見は幸せそうには見えなかったし、小学校の下校時に校門で子供たちを前に地獄の焔で焼かれる「キリストを信じない人びと」を紙芝居で教える外国人の人びとは脅迫的で、子供ごころに、恐ろしい宗教だという感じがした。それに、テレビのお笑い番組でカトリックの十字架のイエスを前に水を浴びせられるというコントも、イエス・キリストについて大きな誤解を招いたのかもしれない。
 
 イエス・キリストは、人びとに恐怖を与える存在ではない。

 そんな単純な真実を理解するのに、彼女は、幼なじみがキリストに憧れるまで、まったく理解が進まなかった。今では、もっと早くイエスを知っていたらと思うことが多くなっていた。





びっくり       河野悦子さん、校閲宜しくお願いいたします。       つづく       やぎ座    クローバークローバークローバークローバークローバー