すでに泳ぐことができたのでシュノーケルを付け、綺麗な海中の様子や魚を楽しんでいた。
オモチャのヤスを持って、しばらく魚やウニを突きながら遊んでいた。
本来、漁業権の関係で許されることではないが、子供の遊びだし、もう時効なので許して欲しい。
気づくと、2m位はあると思われるサメ2匹に囲まれていることに気づいた。
当時、ジョーズという映画を観ていたので恐怖は倍増だ。
サメだ!と言いながら逃げようとしたが、なかなか速く泳げない。
ヤケクソになって手にしていたヤスを突いてみたら、1匹のサメの横っ腹へ見事に刺さっていた。
しばしの格闘の後、ようやく弱ったサメを持って岸に戻ることができた。
もう1匹のサメは格闘中にいなくなっていた。
岸に上げたサメは、70cmくらいしかなかった。
まだ子供だったのだろう。
海中で見ると大きく見えたのだが、水中での視覚や屈折率などを実地での学べたような気がする。
母親は真っ青な顔をしていたが、父親は喜び、一緒に焚き火をしてサメを焼いて食べた。
その味がいかに不味かったか、鮮明に思い出すことができる。
ただ、そのサメのシルエットは良く覚えているが、いまだに種類を同定できていない。
