『ウォーリー』と『レミーのおいしいレストラン』を見て、改めてピクサーのアニメはすごいなと思った次第です。
映画って色んな楽しみ方があると思いますが、私は物語を重視してます。
どんな世界で、どんな状況の下物語が始まって、どんなキャラクターが何を思って行動して物語が進行していくのか。
普通のことじゃないかと思うかもしれませんが、意外とおざなりな映画って多いんです。
主人公だったら、こういう状況ではこうするのが普通でしょ。
例えば、車に轢かれそうな人を助ける。
それは確かに、当然かもしれない。
けど、近所の人がみんな知り合いだったりする田舎町と、無数の人が住む都会では違ってくるかもしれない。
田舎町が舞台でも、主人公が引っ越してきたばかりだったら違ったかもしれない。
困ってる人を放っておけないおせっかいな主人公ではなく、引っ込み思案で人と関わりたくないと思う主人公だったら助けないかもしれない。
轢かれそうな人が同じ異性を好きなライバルだったら助けないかもしれない。
人がなにか行動を起こすためには、色々な理由が重なってそれを選択します。そういうのをまったく描かずに「こうするのが当然」で描かれているような作品 は、苦手なんですよね。「おいおい、なんでそんな行動するの?」と疑問を感じたら、感情移入もしづらくなってしまうわけですよ。
もちろん、映画みたいに上映時間が限られた作品では、そういった描写に時間を割く余裕はないかもしれません。典型的なわかりやすい性格のキャラクターにし て、「こうするのが当然」で問題ないようにしてしまうのも、よくある作り方です。
そんなところでピクサーの話になるんですが、ピクサーはディズニー映画だけあって、かなり「典型的な」キャラクター作りをしています。でも、世界観も性格 描写も上手いこと入れていって、なにか「コト」が起こる時、「アニメらしい突飛な」行動を取っても納得しやすいように意識して作っていると思います。視聴 者に与える情報の積み重ねが上手いんですね。「こうするのが当然」な行動にも意味を持たせてくれる。そういうところが好きなんです。
こういうのって、「感動する」かどうかとは別問題だし、「いい話だった」理由にもならないから軽視されてしまう傾向があるんですよね。手っ取り早く「感動 させる」ために「誰かを死なせて物語を盛り上げる」ような映画を作る場合は特に。残念なことですが。
ピクサーのストーリーへの取り組み方は、恐らく「プロデューサーや監督が絶対」ではないと思います。どんなエピソードの積み重ねが必要かを、「多人数で何 度も話し合って決めている」のではないかな。そんな風に感じます。
ウォーリー
Wall-E
2008年アメリカ
アンドリュー・スタントン監督
鑑賞メーター
★吹替え版で。視線の誘導のしかたとか、ほとんど台詞なしでも理解できる構成とか、上手いなあ。軽く流し見しようと思っても、つい引き込まれてしまう。ロ ボコンを毎年楽しみにしてる自分のような人間には、ロボットたちの挙動ひとつひとつが見てて楽しかった。
レミーのおいしいレストラン
Ratatouille
2007年アメリカ
ブラッド・バード、ヤン・ピンカヴァ監督
★吹替え版で。ネズミの視界でのアクションのスピード感がものすごい。ちょっと長くて中だるみかんもあったけど、それもあって後半の盛り上がりにつながる からよしとしたい。カートゥーン的なドタバタ感も強いけど、都合よくゴマ化してしまいそうなところをきっちり終わらせて、しっかりテーマに持っていくとこ ろが立派。
映画って色んな楽しみ方があると思いますが、私は物語を重視してます。
どんな世界で、どんな状況の下物語が始まって、どんなキャラクターが何を思って行動して物語が進行していくのか。
普通のことじゃないかと思うかもしれませんが、意外とおざなりな映画って多いんです。
主人公だったら、こういう状況ではこうするのが普通でしょ。
例えば、車に轢かれそうな人を助ける。
それは確かに、当然かもしれない。
けど、近所の人がみんな知り合いだったりする田舎町と、無数の人が住む都会では違ってくるかもしれない。
田舎町が舞台でも、主人公が引っ越してきたばかりだったら違ったかもしれない。
困ってる人を放っておけないおせっかいな主人公ではなく、引っ込み思案で人と関わりたくないと思う主人公だったら助けないかもしれない。
轢かれそうな人が同じ異性を好きなライバルだったら助けないかもしれない。
人がなにか行動を起こすためには、色々な理由が重なってそれを選択します。そういうのをまったく描かずに「こうするのが当然」で描かれているような作品 は、苦手なんですよね。「おいおい、なんでそんな行動するの?」と疑問を感じたら、感情移入もしづらくなってしまうわけですよ。
もちろん、映画みたいに上映時間が限られた作品では、そういった描写に時間を割く余裕はないかもしれません。典型的なわかりやすい性格のキャラクターにし て、「こうするのが当然」で問題ないようにしてしまうのも、よくある作り方です。
そんなところでピクサーの話になるんですが、ピクサーはディズニー映画だけあって、かなり「典型的な」キャラクター作りをしています。でも、世界観も性格 描写も上手いこと入れていって、なにか「コト」が起こる時、「アニメらしい突飛な」行動を取っても納得しやすいように意識して作っていると思います。視聴 者に与える情報の積み重ねが上手いんですね。「こうするのが当然」な行動にも意味を持たせてくれる。そういうところが好きなんです。
こういうのって、「感動する」かどうかとは別問題だし、「いい話だった」理由にもならないから軽視されてしまう傾向があるんですよね。手っ取り早く「感動 させる」ために「誰かを死なせて物語を盛り上げる」ような映画を作る場合は特に。残念なことですが。
ピクサーのストーリーへの取り組み方は、恐らく「プロデューサーや監督が絶対」ではないと思います。どんなエピソードの積み重ねが必要かを、「多人数で何 度も話し合って決めている」のではないかな。そんな風に感じます。
ウォーリー
Wall-E
2008年アメリカ
アンドリュー・スタントン監督
鑑賞メーター
★吹替え版で。視線の誘導のしかたとか、ほとんど台詞なしでも理解できる構成とか、上手いなあ。軽く流し見しようと思っても、つい引き込まれてしまう。ロ ボコンを毎年楽しみにしてる自分のような人間には、ロボットたちの挙動ひとつひとつが見てて楽しかった。
- ウォーリー [DVD]/ディズニー
- ¥3,360
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レミーのおいしいレストラン
Ratatouille
2007年アメリカ
ブラッド・バード、ヤン・ピンカヴァ監督
★吹替え版で。ネズミの視界でのアクションのスピード感がものすごい。ちょっと長くて中だるみかんもあったけど、それもあって後半の盛り上がりにつながる からよしとしたい。カートゥーン的なドタバタ感も強いけど、都合よくゴマ化してしまいそうなところをきっちり終わらせて、しっかりテーマに持っていくとこ ろが立派。
- レミーのおいしいレストラン [DVD]/ルー・ロマーノ,ブラッド・バード,パットン・オズワルト
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