皆さん、今日は某HPの管理人様兼昴安友達なアサさんと初のご対面をしましたキラキラキラキラ
とっても大人なお姉さんでした←
一緒にパッセまで無限のパネルを見に行きそれからファミレスにて5時間たむろ(爆)
5時間も何話してたかと言うとずっとひたすら写真集見て萌えを語ってた!!
んでさすがに5時間はやばいだろってことでコメダにGO(何)
んでそこでも結構話してトイレ行きたくなって仕方なしに外までトイレに(ぇ)
そのあとは立ち話をしてました。
もう話の内容は二次元やら三次元やらぐっちゃぐちゃ(笑)
最終的に家族話はいいよってことに←飛ばし過ぎ
かなり濃厚な密会でした
また行こうね
診察も終わり今タクシーで事務所に向かってる最中。
ここの病院でも進行遅くなってるって言われたんや。
この調子やと完治も夢じゃないかも知らんな。
でも油断は禁物。
しっかりヤスを見とかないかん。
いつ悪化するかわからへんからな。
俺がヤスを守ってやんねん・・・
「デビューかぁ…一生できないと思ってたからなんか実感ないわ」
俺の肩に凭れながら呟くヤス。
「事務所行って社長と会ったら嫌でも実感するやろ」
ぎゅっと手を握ってやる。
「それもそうやな。これから頑張ろう・・・」

事務所があるビルの前でタクシーから降りる。
「ここにあるん?」
びっくりしたようにビルを見上げるヤス。
無理もない。
ここめっちゃ大きいビルやもんな。
「ここの40階にあるらしいねんけど・・・」
電話で聞いた住所のメモをみながらビルの中に入っていく。
「こんな大きいビルに事務所構える社長さんが俺らの歌を認めてくれるのはめっちゃ嬉しいことやんな」
エレベーターに乗り込むと誰も居ないからヤスがベタッとくっついてくる。
「そりゃそうやろ。俺の歌詞とお前の曲が合わされば無敵やねんから」
偉そうに言ったかも知れへんけどこれはホンマに思ってること。
ヤスと一緒になってから路上でもいつもより人が集まるようになったしな。
エレベーターが40階で止まり、扉が開く。
いよいよや、ヤスの夢であり俺の夢であるデビューが目前。
でもその前に社長にヤスの病気のことを説得しないといかん。
事務所に入ると受付の人に名前と用件を言う。
するとある部屋に通された。
ソファーに座って待っていてくださいといと言われ二人で社長が来るのを待つ。
5分もしないうちに社長らしき人が来た。
「お待たせしてしまったかな。すまないね」
そういって俺らの向かい側のソファーに座る。
「大丈夫です。今回はどうもありがとうございます」
慣れない敬語を使う俺。
「今日来てくれたってことはデビューするという答えでいいんだね?」
「はい、でも1つだけ相談があるんですが…」
これを認めてもらわない限りデビューはできない。
「章大くんの病気のことかね?」
「え…?」
俺が言う前に社長は知ってた見たいやった。
ヤスもめっちゃびっくりした顔。
「悪いと思ったんだが調べさせてもらったんだ。だがそれでもキミたちの歌をサポートしたいと思って昨日電話させてもらったんだ」
一番心配していたことが難なくクリアできた。
これからホンマに俺たちの夢が叶う。
「こっちも章大くんの病気のことも含めサポートさせてもらうよ」
ホンマええ社長さんに会うことができた。
「ありがとうございます」
ヤスが社長に頭を下げる。
「これから頑張りなさい。デビュー用の歌は自分たちで作るだろう?完成したらデビューになると思っておきなさい」
「はい、わかりました」
俺たちはその日に契約書にサインをしてビルを出た。
ヤスと出会って1年が経った。
今はヤスと同棲してる。
一緒に曲作ると深夜までかかることが多く、泊まるのがしょっちゅうになって。
この家にヤスのものが増えていった。。
だったら一緒に住んでも一緒やんってことになってん。
ヤスは炊事、洗濯、掃除と家事全般をしてくれる。
毎日偏った食事をしなくてもすんでる。
「あ、すばるくん。今日寄るところあるから先いっとってくれん?」
「おん、わかったわ。遅れてくるんやないで?」
ヤスはたまにこうやって一人でどっかに行ってる。
いつも一緒に出かけるのにこれだけは一緒に行こうとせん。
どこ行ってるんやろって毎回気になる。
でも後をつけていこうとか思ったことはない。
ヤスが話してくれるまでまとうと思ってん。
「すばるくーん。ご飯できたで」
食卓にはおいしそうな朝ごはんが並んでる。
「ヤスの料理はおいしいから好きやわ」
そういって箸を持つ。
「そういってくれると作り我意あるわ」
嬉しそうに笑うヤス。
「「いただきます」」
二人で手を合わせて食べ始める。

ご飯を食べ終わった後の片付けは俺の担当。
すべてヤスに任せっぱなしっていうのも悪い気がして。
俺が皿洗いしてると着替え終わったヤスがギターを持ってこっちにきた。
「じゃあ、すばるくん。俺行ってくるからちゃんと戸締りするんやでー?」
皿洗いを急いで終わらせ玄関で靴を履いてるヤスの元に行く。
「わかっとるわ。お前も気ぃつけろや?」
「おん、じゃあ行ってきます」
さぶいってことはわかってるんやけどヤスが一人で出て行くときは軽くキスしていってらっしゃいをする。
いつの間にかこうなっててん。
なんでなんやろ。
昔の俺じゃ考えられへんな。
いつもヤスと居るから空いてる時間何していいかわからん。
今日は俺が部屋の片付けしようかな。
ヤスの部屋から片付けようと思ってヤスの部屋に行ったら綺麗に整頓されてた。
そりゃヤスやもんな。
掃除機だけかけようと思ったそのとき、机に上に置いてある封筒を見つけた。
「これなんや…」
その封筒の下に病院の名前が書いてあった。
何でこんなもの持ってるんやろ。
誰か知り合いが病気でもしてるんかなとか思いつつ中身を覗く。
出てきたのは診断書。
その診断書の内容を見て思考が停止した。
なぜかと言うとそれはヤス本人の安田章大の診断書。
そこに記されてた文字。

余 命 1 年 6 ヶ 月

日付はヤスに出会った1年前。
やからヤスあの時泣いたんや…
そしてヤスの残された時間はあと半年という短い期間。
信じられへんかった。
だって今のヤスはピンピンしてんねんで?
死ぬわけないやん。
「すばるくーん、俺忘れ…も、の…それ、見てしもうたんやね…」
ヤスが忘れ物を取りに帰ってきた。
忘れ物とはこれのことなんやろう。
「何で言わんかったんや、こんな大事なこと」
ヤスの生きられる時間が少ないこと、それにこんな大事なことを隠されてたショックで口調が少し冷たくなる。
「やって…もしわかってしもうたら嫌がられるかと思って。病気持ちのしかも余命申告されてるヤツなんか恋人にしたくないやろ」
俯きながら小さい声で話すヤス。
「そんなに俺を信じられへんかったんか!?病気持ちがなんやねん!!好きなんがそんなんで変わるほど俺の気持ちは軽いもんやない!!」
「っ・・・」
封筒を机の上に置きヤスを抱きしめる。
「もっと早く言ってくれれば時間をもっと有効に使えたのに…お前が行きたいって言ってた買い物もディズニーランドも海外旅行も早めに段取りしたりできたやん」
「ごめんなさい…」
ぎゅうっと抱き返してくるヤス。
「たまに一人で出かけてたんは病院やったんか」
俺の問いかけに頷くヤス。
「デビューする話もノリ気やなかったんもそのせいなん?」
「デビューしてもあまり生きられへんしいつ体調が悪くなるかわからんから…」
少し俺の胸から顔を離して話すヤス。
「アホやな。体調が悪いときは俺がフォローするし残りの時間は悔いのないように生きようや。したいやろ、デビュー」
「ん、したい。自分の力試してみたい」
そういうヤスのやさしく頭を撫でる。
「病気なんて幸せな気持ちが治してくれるんやで」
「そやんな。前の診察のときに進行が遅れてるって言ってたんや。すばるくんと幸せやからやんな!!やからきっと病気に打ち勝てるで」
ニコニコ笑いながら嬉しそうに笑みを浮かべる。
「今日は路上はなし。今から病院行って診察したら事務所行くで。ちょうど昨日オファー来ててん。いい条件やったし社長もええ人やったからヤスのこともちゃんと理解してくれるやろ」
「一緒についてきてくれるん?」
相手から体を離し出て行く準備をしながら話す。
「当たり前やろ。これから診察のときは絶対についていくからな」
「ありがとう」
ヤスはソファーに座りながら俺の準備が終わるまで待つ。
「行くで」
準備ができ玄関でヤスに呼びかける。
「今行くー」
ヤスが慌てて玄関に来て靴を履く。
「ちゃんとさっきの封筒持ってる?」
「今度は忘れてへんよ」
クスッと笑い封筒を見せるヤス。
「今日は違う病院いかなあかんねん。もっと設備が整ってるところに。やからこれ必要なんよ」
「そうやってんや」
「早く病院行って事務所いかなあかんやんな」
そういって早足で病院へ向かった。