創䞖蚘 章
創䞖蚘 章

創䞖蚘 章


創䞖蚘 章


1 むサクはダコブを呌び寄せ、圌を祝犏し、そしお圌に呜じお蚀った。「カナンの嚘たちの䞭から劻をめずっおはならない。

2 さあ、立っお、パダン・アラムの、おたえの母の父ベト゚ルの家に行き、そこで母の兄ラバンの嚘たちの䞭から劻をめずりなさい。

3 党胜の神がおたえを祝犏し、倚くの子どもを䞎え、おたえをふえさせおくださるように。そしお、おたえが倚くの民の぀どいずなるように。

4 神はアブラハムの祝犏を、おたえず、おたえずずもにいるおたえの子孫ずに授け、神がアブラハムに䞋さった地、おたえがいた寄留しおいるこの地を継がせおくださるように。」

5 こうしおむサクはダコブを送り出した。圌はパン・アラムぞ行っお、ダコブず゚サりの母リベカの兄、アラム人ペト゚ルの子ラバンのずころに行った。

6 ゚サりは、むサクがダコブを祝犏し、圌をパダン・アラムに送り出しお、そこから劻をめずるように、圌を祝犏しお圌に呜じ、カナンの嚘たちから劻をめずっおはならないず蚀ったこず、

7 たたダコブが、父ず母の蚀うこずに聞き埓っおパダン・アラムぞ行ったこずに気づいた。

8 ゚サりはたた、カナンの嚘たちが父むサクの気に入らないのに気づいた。

9 それで゚サりはむシュマ゚ルのずころに行き、今ある劻たちのほかに、アブラハムの子むシュマ゚ルの嚘で、ネバペテの効マハラテを劻ずしおめずった。

10 ダコブはベ゚ル・シェバを立っお、ハランぞず旅立った。

11 ある所に着いたずき、ちょうど日が沈んだので、そこで䞀倜を明かすこずにした。圌はその所の石の䞀぀を取り、それを枕にしお、その堎所で暪になった。

12 そのうちに、圌は倢を芋た。芋よ。䞀぀のはしごが地に向けお立おられおいる。その頂は倩に届き、芋よ、神の䜿いたちが、そのはしごを䞊り䞋りしおいる。

13 そしお、芋よ。䞻が圌のかたらわに立っおおられた。そしお仰せられた。「わたしはあなたの父アブラハムの神、むサクの神、䞻である。わたしはあなたが暪たわっおいるこの地を、あなたずあなたの子孫ずに䞎える。

14 あなたの子孫は地のちりのように倚くなり、あなたは、西、東、北、南ぞず広がり、地䞊のすべおの民族は、あなたずあなたの子孫によっお祝犏される。

15 芋よ。わたしはあなたずずもにあり、あなたがどこぞ行っおも、あなたを守り、あなたをこの地に連れ戻そう。わたしは、あなたに玄束したこずを成し遂げるたで、決しおあなたを捚おない。

16 ダコブは眠りからさめお、「たこずに䞻がこの所におられるのに、私はそれを知らなかった」ず蚀った。

17 圌は恐れおののいお、たた蚀った。「この堎所は、なんずおそれおおいこずだろう。こここそ神の家にほかならない。ここは倩の門だ。」

18 翌朝早く、ダコブは自分が枕にした石を取り、それを石の柱ずしお立お、その䞊に油をそそいだ。

19 そしお、その堎所の名をベテルず呌んだ。しかし、その町の名は、以前はルズであった。

20 それからダコブは請願を立おお蚀った。「神が私ずずもにおられ、私が行くこの旅路を守り、食べるパンず着る着物を賜り、

21 無事に父の家に垰らせおくださり、こうしお䞻が私の神ずなられるなら、

22 石の柱ずしお立おたこの石は神の家ずなり、すべおあなたが私に賜る十分の䞀を必ずささげたす。」

 

 

 

創䞖蚘 章


1 ダコブは旅を続けお、東の人々の囜ぞ行った。

2 ふず圌が芋るず、野に䞀぀の井戞があった。そしおその井戞のかたわらに、䞉぀の矊の矀れが䌏しおいた。その井戞から矀れに氎を飲たせるこずになっおいたからである。その井戞の口の䞊にある石は倧きかった。

3 矀れが党郚そこに集められたずき、その石を井戞の口からころがしお、矊に氎を飲たせ、そうしおたた、その石を井戞の口のもずの所に戻すこずになっおいた。

4 ダコブがその人たちに、「兄匟たちよ。あなたがたはどこの方ですか」ず尋ねるず、圌らは、「私たちはハランの者です」ず答えた。

5 それでダコブは、「あなたがたはナホルの子ラバンをご存じですか」ず尋ねるず、圌らは、「知っおいたす」ず答えた。

6 ダコブはたた、圌らに尋ねた。「あの人は元気ですか。」するず圌らは、「元気です。ご芧なさい。あの人の嚘ラケルが矊を連れお来おいたす」ず蚀った。

7 ダコブは蚀った。「ご芧なさい。日はただ高いし、矀れを集める時間でもありたせん。矊に氎を飲たせお、たた行っお、矀れをお飌いなさい。」

8 するず圌らは蚀った。「党郚の矀れが集められるたでは、そうできないのです。集たったら、井戞の口から石をころがし、矊に氎を飲たせるのです。」

9 ダコブがただ圌らず話しおいるずき、ラケルが父の矊の矀れを連れおやっお来た。圌女は矊飌いであったからである。

10 ダコブが、自分の母の兄ラバンの嚘ラケルず、母の兄ラバンの矊の矀れを芋るず、すぐ近寄っお行っお、井戞の口の䞊の石をころがし、母の兄ラバンの矊の矀れに氎を飲たせた。

11 そうしおダコブはラケルに口づけし、声をあげお泣いた。

12 ダコブが、自分は圌女の父の芪類であり、リベカの子であるこずをラケルに告げたので、圌女は走っお行っお、父にそのこずを告げた。

13 ラバンは、効の子ダコブのこずを聞くずすぐ、圌を迎えに走っお行き、圌を抱いお、口づけした。そしお圌を自分の家に連れお来た。ダコブはラバンに、事の次第のすべおを話した。

14 ラバンは圌に、「あなたはほんずうに私の骚肉です」ず蚀った。こうしおダコブは圌のずころに䞀か月滞圚した。

15 そのずき、ラバンはダコブに蚀った。「あなたが私の芪類だからずいっお、ただで私に仕えるこずもなかろう。どういう報酬がほしいか、蚀っおください。」

16 ラバンにはふたりの嚘があった。姉の名はレア、効の名はラケルであった。

17 レアの目は匱々しかったが、ラケルは姿も顔だちも矎しかった。

18 ダコブはラケルを愛しおいた。それで、「私はあなたの䞋の嚘ラケルのために䞃幎間あなたに仕えたしょう」ず蚀った。

19 するずラバンは、「嚘を他人にやるよりは、あなたにあげるほうが良い。私のずころにずどたっおいなさい」ず蚀った。

20 ダコブはラケルのために䞃幎間仕えた。ダコブは圌女を愛しおいたので、それもほんの数日のように思われた。

21 ダコブはラバンに申し出た。「私の劻を䞋さい。期間も満了したのですから。私は圌女のずころに入りたいのです。」

22 そこでラバンは、その所の人々をみな集めお祝宎を催した。

23 倕方になっお、ラバンはその嚘レアをずり、圌女をダコブのずころに行かせたので、ダコブは圌女のずころに入った。

24 ラバンはたた、嚘レアに自分の女奎隷ゞルパを圌女の女奎隷ずしお䞎えた。

25 朝になっお、芋るず、それはレアであった。それで圌はラバンに蚀った。「䜕ずいうこずを私になさったのですか。私があなたに仕えたのは、ラケルのためではなかったのですか。なぜ、私をだたしたのですか。」

26 ラバンは答えた。「われわれのずころでは、長女より先に䞋の嚘をず぀がせるようなこずはしないのです。

27 それで、この婚瀌の週を過ごしなさい。そうすれば、あの嚘もあなたにあげたしょう。その代わり、あなたはもう䞃幎間、私に仕えなければなりたせん。」

28 ダコブはそのようにした。すなわち、その婚瀌の週を過ごした。それでラバンはその嚘ラケルを圌に劻ずしお䞎えた。

29 ラバンは嚘ラケルに、自分の女奎隷ビルハを圌女の女奎隷ずしお䞎えた。

30 ダコブはこうしお、ラケルのずころにも入った。ダコブはレアよりも、実はラケルを愛しおいた。それで、もう䞃幎間ラバンに仕えた。

31 䞻はレアがきらわれおいるのをご芧になっお、圌女の胎を開かれた。しかしラケルは䞍劊の女であった。

32 レアはみごもっお、男の子を産み、その子をルベンず名づけた。それは圌女が、「䞻が私の悩みをご芧になった。今こそ倫は私を愛するであろう」ず蚀ったからである。

33 圌女はたたみごもっお、男の子を産み、「䞻は私がきらわれおいるのを聞かれお、この子をも私に授けおくださった」ず蚀っお、その子をシメオンず名づけた。

34 圌女はたたみごもっお、男の子を産み、「今床こそ、倫は私に結び぀くだろう。私が圌に䞉人の子を産んだのだから」ず蚀った。それゆえ、その子はレビず呌ばれた。

35 圌女はたたみごもっお、男の子を産み、「今床は䞻をほめたたえよう」ず蚀った。それゆえ、その子を圌女はナダず名づけた。それから圌女は子を産たなくなった。

 

 

 

創䞖蚘 章


1 ラケルは自分がダコブに子を産んでないのを芋お、姉を嫉劬し、ダコブに蚀った。「私に子どもを䞋さい。でなければ、私は死んでしたいたす。」

2 ダコブはラケルに怒りを燃やしお蚀った。「私が神に代わるこずができようか。おたえの胎内に子を宿らせないのは神なのだ。」

3 するず圌女は蚀った。「では、私のはしためのビルハがいたす。圌女のずころに入り、圌女が私のひざの䞊に子を産むようにしおください。そうすれば私が圌女によっお子どもの母になれたしょう。」

4 ラケルは女奎隷ビルハを圌に劻ずしお䞎えたので、ダコブは圌女のずころに入った。

5 ビルハはみごもり、ダコブに男の子を産んだ。

6 そこでラケルは、「神は私をかばっおくださり、私の声を聞き入れお、私に男の子を賜った」ず蚀った。それゆえ、その子をダンず名づけた。

7 ラケルの女奎隷ビルハは、たたみごもっお、ダコブに二番目の男の子を産んだ。

8 そこでラケルは、「私は姉ず死に物狂いの争いをしお、぀いに勝った」ず蚀っお、その子をナフタリず名づけた。

9 さおレアは自分が子を産たなくなったのを芋お、圌女の女奎隷ゞルパをずっお、ダコブに劻ずしお䞎えた。

10 レアの女奎隷ゞルパがダコブに男の子を産んだずき、

11 レアは、「幞運が来た」ず蚀っお、その子をガドず名づけた。

12 レアの女奎隷ゞルパがダコブに二番目の男の子を産んだずき、

13 レアは、「なんずしあわせなこず。女たちは、私をしあわせ者ず呌ぶでしょう」ず蚀っお、その子をアシェルず名づけた。

14 さお、ルベンは麊刈りのころ、野に出お行っお、恋なすびを芋぀け、それを自分の母レアのずころに持っお来た。するずラケルはレアに、「どうかあなたの息子の恋なすびを少し私に䞋さい」ず蚀った。

15 レアはラケルに蚀った。「あなたは私の倫を取っおも、ただ足りないのですか。私の息子の恋なすびもたた取り䞊げようずするのですか。」ラケルは答えた。「では、あなたの息子の恋なすびず匕き替えに、今倜、あの人があなたずいっしょに寝ればいいでしょう。」

16 倕方になっおダコブが野から垰っお来たずき、レアは圌を出迎えお蚀った。「私は、私の息子の恋なすびで、あなたをようやく手に入れたのですから、私のずころに来なければなりたせん。」そこでその倜、ダコブはレアず寝た。

17 神はレアの願いを聞かれたので、圌女はみごもっお、ダコブに五番目の男の子を産んだ。

18 そこでレアは、「私が、女奎隷を倫に䞎えたので、神は私に報酬を䞋さった」ず蚀っお、その子をむッサカルず名づけた。

19 レアがたたみごもり、ダコブに六番目の男の子を産んだずき、

20 レアは蚀った。「神は私に良い賜物を䞋さった。今床こそ倫は私を尊ぶだろう。私は圌に六人の子を産んだのだから。」そしおその子をれブルンず名づけた。

21 その埌、レアは女の子を産み、その子をディナず名づけた。

22 神はラケルを芚えおおられた。神は圌女の願いを聞き入れお、その胎を開かれた。

23 圌女はみごもっお男の子を産んだ。そしお「神は私の汚名を取り去っおくださった」ず蚀っお、

24 その子をペセフず名づけ、「䞻がもうひずりの子を私に加えおくださるように」ず蚀った。

25 ラケルがペセフを産んで埌、ダコブはラバンに蚀った。「私を去らせ、私の故郷の地ぞ垰らせおください。

26 私の劻たちや子どもたちを私に䞎えお行かせおください。私は圌らのためにあなたに仕えおきたのです。あなたに仕えた私の働きはよくご存じです。」

27 ラバンは圌に蚀った。「もしあなたが私の願いをかなえおくれるなら  。私はあなたのおかげで、䞻が私を祝犏しおくださったこずを、たじないで知っおいる。」

28 さらに蚀った。「あなたの望む報酬を申し出おくれ。私はそれを払おう。」

29 ダコブは圌に蚀った。「私がどのようにあなたに仕え、たた私がどのようにあなたの家畜を飌ったかは、あなたがよくご存じです。

30 私が来る前には、わずかだったのが、ふえお倚くなりたした。それは、私の行く先で䞻があなたを祝犏されたからです。いったい、い぀になったら私も自分自身の家を持぀こずができたしょう。」

31 圌は蚀った。「䜕をあなたにあげようか。」ダコブは蚀った。「䜕も䞋さるには及びたせん。もし次のこずを私にしおくださるなら、私は再びあなたの矊の矀れを飌っお、守りたしょう。

32 私はきょう、あなたの矀れをみな芋回りたしょう。その䞭から、ぶち毛ずただら毛のもの党郚、矊の䞭では黒毛のもの党郚、やぎの䞭ではただら毛ずぶち毛のものを、取り出しおください。そしおそれらを私の報酬ずしおください。

33 埌になっおあなたが、私の報酬を芋に来られたずき、私の正しさがあなたに蚌明されたすように。やぎの䞭に、ぶち毛やただら毛でないものや、矊の䞭で、黒毛でないものがあれば、それはみな、私が盗んだものずなるのです。」

34 するずラバンは蚀った。「そうか。あなたの蚀うずおりになればいいな。」

35 ラバンはその日、した毛ずただら毛のある雄やぎず、ぶち毛ずただら毛の雌やぎ、いずれも身に癜いずころのあるもの、それに、矊の真っ黒のものを取り出しお、自分の息子たちの手に枡した。

36 そしお、自分ずダコブずの間に䞉日の道のりの距離をおいた。ダコブはラバンの残りの矀れを飌っおいた。

37 ダコブは、ポプラや、アヌモンドや、すずかけの朚の若枝を取り、それの癜い筋の皮をはいで、その若枝の癜いずころをむき出しにし、

38 その皮をはいだ枝を、矀れが氎を飲みに来る氎ため、すなわち氎ぶねの䞭に、矀れに差し向かいに眮いた。それで矀れは氎を飲みに来るずきに、さかりが぀いた。

39 こうしお、矀れは枝の前でさかりが぀いお、した毛のもの、ぶち毛のもの、ただら毛のものを産んだ。

40 ダコブは矊を分けおおき、その矀れを、ラバンの矀れのした毛のものず、真っ黒いものずに向けおおいた。こうしお圌は自分自身のために、自分だけの矀れを぀くっお、ラバンの矀れずいっしょにしなかった。

41 そのうえ、匷いものの矀れがさかりが぀いたずきには、い぀もダコブは矀れの目の前に向けお、枝を氎ぶねの䞭に眮き、枝のずころで぀がわせた。

42 しかし、矀れが匱いずきにはそれを眮かなかった。こうしお匱いのはラバンのものずなり、匷いのはダコブのものずなった。

43 それで、この人は倧いに富み、倚くの矀れず、男女の奎隷、およびらくだず、ろばずを持぀ようになった。

創䞖蚘 章  むサクずむシュマ゚ルがアブラハムを葬る・ダコブず゚サり誕生 ゚サりは長子の暩利を売っおしたう

創䞖蚘 章  むサクはゲラルの王アビメレクの地に䜏み裕犏になる。アビメレクず契玄を結ぶ

創䞖蚘 章  むサクは歳をずった。゚サくに䞎えようずした祝犏をダコブに䞎えおしたう。ダコブは長子の暩利に続きここでもうたく暪取りする。

 

 

 

 

創䞖蚘 章


1 アブラハムは、もうひずりの劻をめずった。その名はケトラずいった。

2 圌女は圌に、ゞムラン、ペクシャン、メダン、ミデダン、むシュバク、シュアハを産んだ。

3 ペクシャンはシェバずデダンを生んだ。デダンの子孫はアシュル人ずレトシム人ずレりミム人であった。

4 ミデダンの子は、゚ファ、゚フェル、゚ノク、アビダ、゚ルダアであっお、これらはみな、ケトラの子孫であった。

5 アブラハムは自分の党財産をむサクに䞎えた。

6 しかしアブラハムのそばめたちの子らには、アブラハムは莈り物を䞎え、圌の生存䞭に、圌らを東のほう、東方の囜にやっお、自分の子むサクから遠ざけた。

7 以䞊は、アブラハムの䞀生の幎で、癟䞃十五幎であった。

8 アブラハムは平安な老幎を迎え、長寿を党うしお息絶えお死に、自分の民に加えられた。

9 圌の子らむサクずむシュマ゚ルは、圌をマクペラのほら穎に葬った。このほら穎は、マムレに面するヘテ人ツォハルの子゚フロンの畑地の䞭にあった。

10 この畑地はアブラハムがヘテ人たちから買ったもので、そこにアブラハムず劻サラずが葬られたのである。

11 アブラハムの死埌、神は圌の子むサクを祝犏された。むサクはベ゚ル・ラハむ・ロむの近くに䜏み぀いた。

12 これはサラの女奎隷゚ゞプト人ハガルがアブラハムに産んだアブラハムの子むシュマ゚ルの歎史である。

13 すなわちむシュマ゚ルの子の名は、その生たれた順の名によれば、むシュマ゚ルの長子ネバペテ、ケダル、アデベ゚ル、ミブサム、

14 ミシュマ、ドマ、マサ

15 ハダデ、テマ、゚トル、ナフィシュ、ケデマである。

16 これらがむシュマ゚ルの子孫で、それらは圌らの村萜ず宿営に぀けられた名であっお、十二人の、それぞれの氏族の長である。

17 以䞊はむシュマ゚ルの生涯で、癟䞉十䞃幎であった。圌は息絶えお死に、その民に加えられた。

18 むシュマ゚ルの子孫は、ハビラから、゚ゞプトに近い、アシュルぞの道にあるシュルにわたっお、䜏み぀き、それぞれ自分のすべおの兄匟たちに敵察しお䜏んだ。

19 これはアブラハムの子むサクの歎史である。アブラハムはむサクを生んだ。

20 むサクが、パダン・アラムのアラム人ベト゚ルの嚘で、アラム人ラバンの効であるリベカを劻にめずったずきは、四十歳であった。

21 むサクは自分の劻のために䞻に祈願した。圌女が䞍劊の女であったからである。䞻は圌の祈りに答えられた。それで圌の劻リベカはみごもった。

22 子どもたちが圌女の腹の䞭でぶ぀かり合うようになったずき、圌女は、「こんなこずでは、いったいどうなるのでしょう。私は」ず蚀った。そしお䞻のみこころを求めに行った。

23 するず䞻は圌女に仰せられた。「二぀の囜があなたの胎内にあり、二぀の囜民があなたから分かれ出る。䞀぀の囜民は他の囜民より匷く、兄が匟に仕える。」

24 出産の時が満ちるず、芋よ、ふたごが胎内にいた。

25 最初に出お来た子は、赀くお、党身毛衣のようであった。それでその子を゚サりず名づけた。

26 そのあずで匟が出お来たが、その手ぱサりのかかずを぀かんでいた。それでその子をダコブず名づけた。むサクは圌らを生んだずき、六十歳であった。

27 この子どもたちが成長したずき、゚サりは巧みな猟垫、野の人ずなり、ダコブは穏やかな人ずなり、倩幕に䜏んでいた。

28 むサクぱサりを愛しおいた。それは圌が猟の獲物を奜んでいたからである。リベカはダコブを愛しおいた。

29 さお、ダコブが煮物を煮おいるずき、゚サりが飢え疲れお野から垰っお来た。

30 ゚サりはダコブに蚀った。「どうか、その赀いのを、そこの赀い物を私に食べさせおくれ。私は飢え疲れおいるのだから。」それゆえ、圌の名ぱドムず呌ばれた。

31 するずダコブは、「今すぐ、あなたの長子の暩利を私に売りなさい」ず蚀った。

32 ゚サりは、「芋おくれ。死にそうなのだ。長子の暩利など、今の私に䜕になろう」ず蚀った。

33 それでダコブは、「たず、私に誓いなさい」ず蚀ったので、゚サりはダコブに誓った。こうしお圌の長子の暩利をダコブに売った。

34 ダコブぱサりにパンずレンズ豆の煮物を䞎えたので、゚サりは食べたり、飲んだりしお、立ち去った。こうしお゚サりは長子の暩利を軜蔑したのである。

 

 

 

創䞖蚘 章


1 さお、アブラハムの時代にあった先のききんずは別に、この囜にたたききんがあった。それでむサクはゲラルのペリシテ人の王アビメレクのずころぞ行った。

2 䞻はむサクに珟れお仰せられた。「゚ゞプトぞは䞋るな。わたしがあなたに瀺す地に䜏みなさい。

3 あなたはこの地に、滞圚しなさい。わたしはあなたずずもにいお、あなたを祝犏しよう。それはわたしが、これらの囜々をすべお、あなたずあなたの子孫に䞎えるからだ。こうしおわたしは、あなたの父アブラハムに誓った誓いを果たすのだ。

4 そしおわたしは、あなたの子孫を空の星のように増し加え、あなたの子孫に、これらの囜々をみな䞎えよう。こうしお地のすべおの囜々は、あなたの子孫によっお祝犏される。

5 これはアブラハムがわたしの声に聞き埓い、わたしの戒めず呜什ずおきおずおしえを守ったからである。」

6 むサクがゲラルに䜏んでいるずき、

7 その土地の人々が圌の劻のこずを尋ねた。するず圌は、「あれは私の劻です」ず蚀うのを恐れお、「あれは私の効です」ず答えた。リベカが矎しかったので、リベカのこずでこの土地の人々が自分を殺したりはしないかず思ったからである。

8 むサクがそこに滞圚しお、かなりたったある日、ペリシテ人の王アビメレクが窓から芋おろしおいるず、なんず、むサクがその劻のリベカを愛撫しおいるのが芋えた。

9 それでアビメレクはむサクを呌び寄せお蚀った。「確かに、あの女はあなたの劻だ。なぜあなたは『あれは私の効です』ず蚀ったのだ。」それでむサクは、「圌女のこずで殺されはしないかず思ったからです」ず答えた。

10 アビメレクは蚀った。「䜕ずいうこずをしおくれたのだ。もう少しで、民のひずりがあなたの劻ず寝お、あなたはわれわれに眪を負わせるずころだった。」

11 そこでアビメレクはすべおの民に呜じお蚀った。「この人ず、この人の劻に觊れる者は、必ず殺される。」

12 むサクはその地に皮を蒔き、その幎に癟倍の収穫を芋た。䞻が圌を祝犏しおくださったのである。

13 こうしお、この人は富み、たすたす栄えお、非垞に裕犏になった。

14 圌が矊の矀れや、牛の矀れ、それに倚くのしもべたちを持぀ようになったので、ペリシテ人は圌をねたんだ。

15 それでペリシテ人は、むサクの父アブラハムの時代に、父のしもべたちが掘ったすべおの井戞に土を満たしおこれをふさいだ。

16 そうしおアビメレクはむサクに蚀った。「あなたは、われわれよりはるかに匷くなったから、われわれのずころから出お行っおくれ。」

17 むサクはそこを去っお、ゲラルの谷間に倩幕を匵り、そこに䜏んだ。

18 むサクは、圌の父アブラハムの時代に掘っおあった井戞を、再び掘った。それらはペリシテ人がアブラハムの死埌、ふさいでいたものである。むサクは、父がそれらに぀けおいた名ず同じ名をそれらに぀けた。

19 むサクのしもべたちが谷間を掘っおいるずき、そこに湧き氎の出る井戞を芋぀けた。

20 ずころが、ゲラルの矊飌いたちは「この氎はわれわれのものだ」ず蚀っお、むサクの矊飌いたちず争った。それで、むサクはその井戞の名を゚セクず呌んだ。よれは圌らがむサクず争ったからである。

21 しもべたちは、もう䞀぀の井戞を掘った。ずころが、それに぀いおも圌らが争ったので、その名をシテナず呌んだ。

22 むサクはそこから移っお、ほかの井戞を掘った。その井戞に぀いおは争いがなかったので、その名をレホポテず呌んだ。そしお圌は蚀った。「今や、䞻は私たちに広い所を䞎えお、私たちがこの地でふえるようにしおくださった。」

23 圌はそこからベ゚ル・シェバに䞊った。

24 䞻はその倜、圌に珟れお仰せられた。「わたしはあなたの父アブラハムの神である。恐れおはならない。わたしがあなたずずもにいる。わたしはあなたを祝犏し、あなたの子孫を増し加えよう。わたしのしもべアブラハムのゆえに。」

25 むサクはそこに祭壇を築き、䞻の埡名によっお祈った。圌はそこに倩幕を匵り、むサクのしもべらは、そこに井戞を掘った。

26 そのころ、アビメレクは友人のアフザテずその将軍ピコルず、ゲラルからむサクのずころにやっお来た。

27 むサクは圌らに蚀った。「なぜ、あなたがたは私のずころに来たのですか。あなたがたは私を憎んで、あなたがたのずころから私を远い出したのに。」

28 それで圌らは蚀った。「私たちは、䞻があなたずずもにおられるこずを、はっきり芋たのです。それで私たちは申し出をしたす。どうか、私たちの間で、すなわち、私たちずあなたずの間で誓いを立おおください。あなたず契玄を結びたいのです。

29 それは、私たちがあなたに手出しせず、ただ、あなたに良いこずだけをしお、平和のうちにあなたを送り出したように、あなたも私たちに害を加えないずいうこずです。あなたは今、䞻に祝犏されおいたす。」

30 そこでむサクは圌らのために宎䌚を催し、圌らは飲んだり、食べたりした。

31 翌朝早く、圌らは互いに契玄を結んだ。むサクは圌らを送り出し、圌らは平和のうちに圌のずころから去っお行った。

32 ちょうどその日、むサクのしもべたちが垰っお来お、圌らが掘り圓おた井戞のこずに぀いお圌に告げお蚀った。「私どもは氎を芋぀けたした。」

33 そこで圌は、その井戞をシブアず呌んだ。それゆえ、その町の名は、今日に至るたで、ベ゚ル・シェバずいう。

34 ゚サりは四十歳になっお、ヘテ人ベ゚リの嚘゚フディテずヘテ人゚ロンの嚘バセマテずを劻にめずった。

35 圌女たちはむサクずリベカにずっお悩みの皮ずなった。

 

 

 

創䞖蚘 章


1 むサクは幎をずり、芖力が衰えおよく芋えなくなったずき、長男の゚サりを呌び寄せお圌に、「息子よ」ず蚀った。するず圌は、「はい、ここにいたす」ず答えた。

2 むサクは蚀った。「芋なさい。私は幎老いお、い぀死ぬかわからない。

3 だから今、おたえの道具の矢筒ず匓を取っお、野に出お行き、私のために獲物をしずめお来おくれないか。

4 そしお私の奜きなおいしい料理を䜜り、ここに持っお来お私に食べさせおおくれ。私が死ぬ前に、私自身が、おたえを祝犏できるために。」

5 リベカは、むサクがその子゚サりに話しおいるのを聞いおいた。それで゚サりが獲物をしずめお来るために、野に出かけたずき、

6 リベカはその子ダコブにこう蚀った。「いた私は、父䞊が、あなたの兄゚サりにこう蚀っおおられるのを聞きたした。

7 『獲物をずっお来お、私においしい料理を䜜り、私に食べさせおくれ。私が死ぬ前に、䞻の前でおたえを祝犏したいのだ。』

8 それで今、わが子よ。私があなたに呜じるこずを、よく聞きなさい。

9 さあ、矀れのずころに行っお、そこから最䞊の子やぎ二頭を私のずころに取っおおいで。私はそれで父䞊のお奜きなおいしい料理を䜜りたしょう。

10 あなたが父䞊のずころに持っお行けば、召し䞊がっお、死なれる前にあなたを祝犏しおくださるでしょう。」

11 しかし、ダコブは、その母リベカに蚀った。「でも、兄さんの゚サりは毛深い人なのに、私のはだは、なめらかです。

12 もしや、父䞊が私にさわるなら、私にからかわれたず思われるでしょう。私は祝犏どころか、のろいをこの身に招くこずになるでしょう。」

13 母は圌に蚀った。「わが子よ。あなたののろいは私が受けたす。ただ私の蚀うこずをよく聞いお、行っお取っお来なさい。」

14 それでダコブは行っお、取っお、母のずころに来た。母は父の奜むおいしい料理をこしらえた。

15 それからリベカは、家の䞭で自分の手もずにあった兄゚サりの晎れ着を取っお来お、それを匟ダコブに着せおやり、

16 たた、子やぎの毛皮を、圌の手ず銖のなめらかなずころにかぶせおやった。

17 そうしお、自分が䜜ったおいしい料理ずパンを息子ダコブの手に枡した。

18 ダコブは父のずころに行き、「お父さん」ず蚀った。むサクは、「おお、わが子よ。だれだね、おたえは」ず尋ねた。

19 ダコブは父に、「私は長男の゚サりです。私はあなたが蚀われたずおりにしたした。さあ、起きおすわり、私の獲物を召し䞊がっおください。ご自身で私を祝犏しおくださるために」ず答えた。

20 むサクは、その子に蚀った。「どうしお、こんなに早く芋぀けるこずができたのかね。わが子よ。」するず圌は答えた。「あなたの神、䞻が私のために、そうさせおくださったのです。」

21 そこでむサクはダコブに蚀った。「近くに寄っおくれ。わが子よ。私は、おたえがほんずうにわが子゚サりであるかどうか、おたえにさわっおみたい。」

22 ダコブが父むサクに近寄るず、むサクは圌にさわり、そしお蚀った。「声はダコブの声だが、手ぱサりの手だ。」

23 ダコブの手が、兄゚サりの手のように毛深かったので、むサクには芋分けが぀かなかった。それでむサクは圌を祝犏しようずしたが、

24 「ほんずうにおたえは、わが子゚サりだね」ず尋ねた。するず答えた。「私です。」

25 そこでむサクは蚀った。「私のずころに持っお来なさい。私自身がおたえを祝犏するために、わが子の獲物を食べたいものだ。」そこでダコブ持っお来るず、むサクはそれを食べた。たたぶどう酒を持っお来るず、それも飲んだ。

26 父むサクはダコブに、「わが子よ。近寄っお私に口づけしおくれ」ず蚀ったので、

27 ダコブは近づいお、圌に口づけした。むサクは、ダコブの着物のかおりをかぎ、圌を祝犏しお蚀った。「ああ、わが子のかおり。䞻が祝犏された野のかおりのようだ。

28 神がおたえに倩の露ず地の肥沃、豊かな穀物ず新しいぶどう酒をお䞎えになるように。

29 囜々の民はおたえに仕え、囜民はおたえを䌏し拝み、おたえは兄匟たちの䞻ずなり、おたえの母の子らがおたえを䌏し拝むように。おたえをのろう者はのろわれ、おたえを祝犏する者は祝犏されるように。」

30 むサクがダコブを祝犏し終わり、ダコブが父むサクの前から出お行くか行かないうちに、兄の゚サりが猟から垰っお来た。

31 圌もたた、おいしい料理をこしらえお、父のずころに持っお来た。そしお父に蚀った。「お父さんは起きお、子どもの獲物を召し䞊がるこずができたす。あなたご自身が私を祝犏しおくださるために。」

32 するず父むサクは圌に尋ねた。「おたえはだれだ。」圌は答えた。「私はあなたの子、長男の゚サりです。」

33 むサクは激しく身震いしお蚀った。「では、いったい、あれはだれだったのか。獲物をしずめお、私のずころに持っお来たのは、おたえが来る前に、私はみな食べお、圌を祝犏しおしたった。それゆえ、圌は祝犏されよう。」

34 ゚サりは父のこずばを聞くず、倧声で泣き叫び、ひどく痛み悲しんで父に蚀った。「私を、お父さん、私も祝犏しおください。」

35 父は蚀った。「おたえの匟が来お、だたしたのだ。そしおおたえの祝犏を暪取りしおしたったのだ。」

36 ゚サりは蚀った。「圌の名がダコブずいうのも、このためか。二床たでも私を抌しのけおしたっお。私の長子の暩利を奪い取り、今たた、私の祝犏を奪い取っおしたった。」たた蚀った。「あなたは私のための祝犏を残しおおかれなかったのですか。」

37 むサクは答えお゚サりに蚀った。「ああ、私は圌をおたえの䞻ずし、圌のすべおの兄匟を、しもべずしお圌に䞎えた。たた穀物ず新しいぶどう酒で圌を逊うようにした。それで、わが子よ。おたえのために、私はいったい䜕ができようか。」

38 ゚サりは父に蚀った。「お父さん。祝犏は䞀぀しかないのですか。お父さん。私を、私をも祝犏しおください。」゚サりは声をあげお泣いた。

39 父むサクは答えお圌に蚀った。「芋よ。おたえの䜏む所では、地は肥えるこずなく、䞊から倩の露もない。

40 おたえはおのれの剣によっお生き、おたえの匟に仕えるこずになる。おたえが奮い立぀ならば、おたえは圌のくびきを、自分の銖から解き捚おるであろう。」

41 ゚サりは、父がダコブを祝犏したあの祝犏のこずでダコブを恚んだ。それで゚サりは心の䞭で蚀った。「父の喪の日も近づいおいる。そのずき、匟ダコブを殺しおやろう。」

42 兄゚サりの蚀ったこずがリベカに䌝えられるず、圌女は䜿いをやり、匟ダコブを呌び寄せお蚀った。「よく聞きなさい。兄さんの゚サりはあなたを殺しおうっぷんを晎らそうずしおいたす。

43 だからわが子よ。今、私の蚀うこずを聞いお、すぐ立っお、ハランぞ、私の兄ラバンのずころぞ逃げなさい。

44 兄さんの憀りがおさたるたで、しばらくラバンのずころにずどたっおいなさい。

45 兄さんの怒りがおさたり、あなたが兄さんにしたこずを兄さんが忘れるようになったずき、私は䜿いをやり、あなたをそこから呌び戻したしょう。䞀日のうちに、あなたがたふたりを倱うこずなど、どうしお私にできたしょう。」

46 リベカはむサクに蚀った。「私はヘテ人の嚘たちのこずで、生きおいるのがいやになりたした。もしダコブが、この地の嚘たちで、このようなヘテ人の嚘たちのうちから劻をめずったなら、私は䜕のために生きるこずになるのでしょう。」

創䞖蚘 章 むサク誕生 ハガルずむシュマ゚ルを远い出すが神が共にいた アビメレクずべ゚ルシェバで契玄した

創䞖蚘 章 むサクを党焌のいけにえずしお捧げよず呜じられる

創䞖蚘 章 サラをヘテ人の゚フロンから土地を買い葬った

創䞖蚘 章 しもべがむサクの劻リベカを芋぀け出す 

 

 

 

創䞖蚘 章


1 䞻は、玄束されたずおり、サラを顧みお、仰せられたずおりに䞻はサラになさった。

2 サラはみごもり、そしお神がアブラハムに蚀われたその時期に、幎老いたアブラハムに男の子を産んだ。

3 アブラハムは、自分に生たれた子、サラが自分に産んだ子をむサクず名づけた。

4 そしおアブラハムは、神が圌に呜じられたずおり、八日目になった自分の子むサクに割瀌を斜した。

5 アブラハムは、その子むサクが生たれたずきは癟歳であった。

6 サラは蚀った。「神は私を笑われたした。聞く者はみな、私に向かっお笑うでしょう。」

7 たた圌女は蚀った。「だれがアブラハムに、『サラが子どもに乳を飲たせる』ず告げたでしょう。ずころが私は、あの幎寄りに子を産みたした。」

8 その子は育っお乳離れをした。アブラハムはむサクの乳離れの日に、盛倧な宎䌚を催した。

9 そのずき、サラは、゚ゞプトの女ハガルがアブラハムに産んだ子が、自分の子むサクをからかっおいるのを芋た。

10 それでアブラハムに蚀った。「このはしためを、その子ずいっしょに远い出しおください。このはしための子は、私の子むサクずいっしょに跡取りになるべきではありたせん。」

11 このこずは、自分の子に関するこずなので、アブラハムは、非垞に悩んだ。

12 するず、神はアブラハムに仰せられた。「その少幎ず、あなたのはしためのこずで、悩んではならない。サラがあなたに蚀うこずはみな、蚀うずおりに聞き入れなさい。むサクから出る者が、あなたの子孫ず呌ばれるからだ。

13 しかしはしための子も、わたしは䞀぀の囜民ずしよう。圌もあなたの子だから。」

14 翌朝早く、アブラハムは、パンず氎の皮袋を取っおハガルに䞎え、それを圌女の肩に茉せ、その子ずずもに圌女を送り出した。それで圌女はベ゚ル・シェバの荒野をさたよい歩いた。

15 皮袋の氎が尜きたずき、圌女はその子を䞀本の朅朚の䞋に投げ出し、

16 自分は、矢の届くほど離れた向こうに行っおすわった。それは圌女が「私は子どもの死ぬのを芋たくない」ず思ったからである。それで、離れおすわったのである。そうしお圌女は声をあげお泣いた。

17 神は少幎の声を聞かれ、神の䜿いは倩からハガルを呌んで、蚀った。「ハガルよ。どうしたのか。恐れおはいけない。神があそこにいる少幎の声を聞かれたからだ。

18 行っおあの少幎を起こし、圌を力づけなさい。わたしはあの子を倧いなる囜民ずするからだ。」

19 神がハガルの目を開かれたので、圌女は井戞を芋぀けた。それで行っお皮袋に氎を満たし、少幎に飲たせた。

20 神が少幎ずずもにおられたので、圌は成長し、荒野に䜏んで、匓を射る者ずなった。

21 こうしお圌はバランの荒野に䜏み぀いた。圌の母ぱゞプトの囜から圌のために劻を迎えた。

22 そのころ、アビメレクずその将軍ピコルずがアブラハムに告げお蚀った。「あなたが䜕をしおも、神はあなたずずもにおられる。

23 それで今、ここで神によっお私に誓っおください。私も、私の芪類瞁者たちをも裏切らないず。そしお私があなたに尜くした真実にふさわしく、あなたは私にも、たたあなたが滞圚しおいるこの土地にも真実を尜くしおください。」

24 するずアブラハムは、「私は誓いたす」ず蚀った。

25 たた、アブラハムは、アビメレクのしもべどもが奪い取った井戞のこずでアビメレクに抗議した。

26 アビメレクは答えた。「だれがそのようなこずをしたのか知りたせんでした。それにあなたもたた、私に告げなかったし、私もたたきょうたで聞いたこずがなかったのです。」

27 そこでアブラハムは矊ず牛を取っお、アビメレクに䞎え、ふたりは契玄を結んだ。

28 アブラハムは矊の矀れから、䞃頭の雌の子矊をより分けた。

29 するずアビメレクは、「今あなたがより分けたこの䞃頭の雌の子矊は、いったいどういうわけですか」ずアブラハムに尋ねた。

30 アブラハムは、「私がこの井戞を掘ったずいう蚌拠ずなるために、䞃頭の雌の子矊を私の手から受け取っおください」ず答えた。

31 それゆえ、その堎所はベ゚ル・シェバず呌ばれた。その所で圌らふたりが誓ったからである。

32 圌らがベ゚ル・シェバで契玄を結んでから、アビメレクずその将軍ピコルずは立っお、ペリシテ人の地に垰った。

33 アブラハムはベ゚ル・シェバに䞀本の柳の朚を怍え、その所で氞遠の神、䞻の埡名によっお祈った。

34 アブラハムは長い間ペリシテ人の地に滞圚した。

 

 

 

創䞖蚘 章


1 これらの出来事の埌、神はアブラハムを詊緎に䌚わせられた。神は圌に、「アブラハムよ」ず呌びかけられるず、圌は、「はい。ここにおりたす」ず答えた。

2 神は仰せられた。「あなたの子、あなたの愛しおいるひずり子むサクを連れお、モリダの地に行きなさい。そしおわたしがあなたに瀺す䞀぀の山の䞊で、党焌のいけにえずしおむサクをわたしにささげなさい。」

3 翌朝早く、アブラハムはろばに鞍を぀け、ふたりの若い者ず息子むサクずをいっしょに連れお行った。圌は党焌のいけにえのためのたきぎを割った。こうしお圌は、神がお告げになった堎所ぞ出かけお行った。

4 䞉日目に、アブラハムが目を䞊げるず、その堎所がはるかかなたに芋えた。

5 それでアブラハムは若い者たちに、「あなたがたは、ろばずいっしょに、ここに残っおいなさい。私ず子どもはあそこに行き、瀌拝をしおあなたがたのずころに戻っお来る」ず蚀った。

6 アブラハムは党焌のいけにえのためのたきぎを取り、それをその子むサクに負わせ、火ず刀ずを自分の手に取り、ふたりはいっしょに進んで行った。

7 むサクは父アブラハムに話しかけお蚀った。「お父さん。」するず圌は、「䜕だ。むサク」ず答えた。むサクは尋ねた。「火ずたきぎはありたすが、党焌のいけにえのための矊は、どこにあるのですか。」

8 アブラハムは答えた。「むサク。神ご自身が党焌のいけにえの矊を備えおくださるのだ。」こうしおふたりはいっしょに歩き続けた。

9 ふたりは神がアブラハムに告げられた堎所に着き、アブラハムはその所に祭壇を築いた。そうしおたきぎを䞊べ、自分の子むサクを瞛り、祭壇の䞊のたきぎの䞊に眮いた。

10 アブラハムは手を䌞ばし、刀を取っお自分の子をほふろうずした。

11 そのずき、䞻の䜿いが倩から圌を呌び、「アブラハム。アブラハム」ず仰せられた。圌は答えた。「はい。ここにおりたす。」

12 埡䜿いは仰せられた。「あなたの手を、その子に䞋しおはならない。その子に䜕もしおはならない。今、わたしは、あなたが神を恐れるこずがよくわかった。あなたは、自分の子、自分のひずり子さえ惜したないでわたしにささげた。」

13 アブラハムが目を䞊げお芋るず、芋よ、角をやぶにひっかけおいる䞀頭の雄矊がいた。アブラハムは行っお、その雄矊を取り、それを自分の子の代わりに、党焌のいけにえずしおささげた。

14 そうしおアブラハムは、その堎所を、アドナむ・むル゚ず名づけた。今日でも、「䞻の山の䞊には備えがある」ず蚀い䌝えられおいる。

15 それから䞻の䜿いは、再び倩からアブラハムを呌んで、

16 仰せられた。「これは䞻の埡告げである。わたしは自分にかけお誓う。あなたが、このこずをなし、あなたの子、あなたのひずり子を惜したなかったから、

17 わたしは確かにあなたを倧いに祝犏し、あなたの子孫を、空の星、海蟺の砂のように数倚く増し加えよう。そしおあなたの子孫は、その敵の門を勝ち取るであろう。

18 あなたの子孫によっお、地のすべおの囜々は祝犏を受けるようになる。あなたがわたしの声に聞き埓ったからである。」

19 こうしお、アブラハムは、若者たちのずころに戻った。圌らは立っお、いっしょにベ゚ル・シェバに行った。アブラハムはベ゚ル・シェバに䜏み぀いた。

20 これらの出来事の埌、アブラハムに次のこずが䌝えられた。「ミルカもたた、あなたの兄匟ナホルに子どもを産みたした。

21 すなわち長男がりツ、その匟がブズ、それにアラムの父であるケム゚ル、

22 次にケセデ、ハゟ、ピルダシュ、むデラフ、それにベト゚ルです。」

23 ベト゚ルはリベカを産んだ。ミルカはこれら八人をアブラハムの兄匟ナホルに産んだのである。

24 レりマずいうナホルのそばめもたた、テバフ、ガハム、タハシュ、マアカを産んだ。

 

 

 

創䞖蚘 章


1 サラの䞀生、サラが生きた幎数は癟二十䞃幎であった。

2 サラはカナンの地のキルダテ・アルバ、すなわちハブロンで死んだ。アブラハムは来おサラのために嘆き、泣いた。

3 それからアブラハムは、その死者のそばから立ち䞊がり、ヘテ人たちに告げお蚀った。

4 「私はあなたがたの䞭に居留しおいる異囜人ですが、あなたがたのずころで私有の墓地を私に譲っおいただきたい。そうすれば私のずころから移しお、死んだ者を葬るこずができるのです。」

5 ヘテ人たちはアブラハムに答えお蚀った。

6 「ご䞻人。私たちの蚀うこずを聞き入れおください。あなたは私たちの間にあっお、神の぀かさです。私たちの最䞊の墓地に、なくなられた方を葬っおください。私たちの䞭で、だれひずり、なくなられた方を葬る墓地を拒む者はおりたせん。」

7 そこでアブラハムは立っお、その土地の人々、ヘテ人においねいにおじぎをしお、

8 圌らに告げお蚀った。「死んだ者を私のずころから移しお葬るこずが、あなたがたのおこころであれば、私の蚀うこずを聞いお、ツォハルの子゚フロンに亀枉しお、

9 圌の畑地の端にある圌の所有のマクペラのほら穎を私に譲っおくれるようにしおください。圌があなたがたの間でその畑地に十分な䟡を぀けお、私に私有の墓地ずしお譲っおくれるようにしおください。」

10 ゚フロンはヘテ人たちの間に座っおいた。ヘテ人の゚フロンは、その町の門に入っお来たヘテ人たちみなが聞いおいるずころで、アブラハムに答えお蚀った。

11 「ご䞻人。どうか、私の蚀うこずを聞き入れおください。畑地をあなたに差し䞊げたす。そこにあるほら穎も、差し䞊げたす。私の囜の人々の前で、それをあなたに差し䞊げたす。なくなられた方を、葬っおください。」

12 アブラハムは、その土地の人々におじぎをし、

13 その土地の人々の聞いおいるずころで、゚フロンに告げお蚀った。「もしあなたが蚱しおくださるなら、私の蚀うこずを聞き入れおください。私は畑地の代䟡をお払いしたす。どうか私から受け取っおください。そうすれば、死んだ者をそこに葬るこずができたす。」

14 ゚フロンはアブラハムに答えお蚀った。

15 「ではご䞻人。私の蚀うこずを聞いおください。銀四癟シェケルの土地、それなら私ずあなたずの間では、䜕ほどのこずもないでしょう。どうぞ、なくなられた方を葬っおください。」

16 アブラハムぱフロンの申し出を聞き入れ、゚フロンがヘテ人たちの聞いおいるずころで぀けた代䟡、通り盞堎で銀四癟シェケルを蚈っお゚フロンに枡した。

17 こうしお、マレムに面するマクペラにある゚フロンの畑地、すなわちその畑地ずその畑地にあるほら穎、それず、畑地の回りの境界線の䞭にあるどの朚も、

18 その町の門に入っお来たすべおのヘテ人たちの目の前で、アブラハムの所有ずなった。

19 こうしお埌、アブラハムは自分の劻サラを、カナンの地にある、マムレすなわち今日のヘブロンに面するマクペラの畑地のほら穎に葬った。

20 こうしお、この畑地ず、その䞭にあるほら穎は、ヘテ人たちから離れおアブラハムの私有の墓地ずしお圌の所有ずなった。4

 

 

創䞖蚘 章


1 アブラハムは幎を重ねお、老人になっおいた。䞻は、あらゆる面でアブラハムを祝犏しおおられた。

2 そのころ、アブラハムは、自分の党財産を管理しおいる家の最幎長のしもべに、こう蚀った。「あなたの手を私のももの䞋に入れおくれ。

3 私はあなたに、倩の神、地の神である䞻にかけお誓わせる。私がいっしょに䜏んでいるカナン人の嚘の䞭から、私の息子の劻をめずっおはならない。

4 あなたは私の生たれ故郷に行き、私の息子むサクのために劻を迎えなさい。」

5 しもべは圌に蚀った。「もしかしお、その女の人が、私に぀いおこの囜ぞ来ようずしない堎合、お子を、あなたの出身地ぞ連れ戻さなければなりたせんか。」

6 アブラハムは圌に蚀った。「私の息子をあそこぞ連れ垰らないように気を぀けなさい。

7 私を、私の父の家、私の生たれ故郷から連れ出し、私に誓っお、『あなたの子孫にこの地を䞎える』ず玄束しお仰せられた倩の神、䞻は、埡䜿いをあなたの前に遣わされる。あなたは、あそこで私の息子のために劻を迎えなさい。

8 もし、その女があなたに぀いお来ようずしないなら、あなたはこの私の誓いから解かれる。ただし、私の息子をあそこぞ連れ垰っおはならない。」

9 それでしもべは、その手を䞻人であるアブラハムのももの䞋に入れ、このこずに぀いお圌に誓った。

10 しもべは䞻人のらくだの䞭から十頭のらくだを取り、そしお出かけた。たた䞻人のあらゆる貎重な品々を持っお行った。圌は立っおアラム・ナハラむムのナホルの町ぞ行った。

11 圌は倕暮れ時、女たちが氎を汲みに出お来るころ、町の倖の井戞のずころに、らくだを䌏させた。

12 そうしお蚀った。「私の䞻人アブラハムの神、䞻よ。きょう、私のためにどうか取り蚈らっおください。私の䞻人アブラハムに恵みを斜しおください。

13 ご芧ください。私は泉のほずりに立っおいたす。この町の人々の嚘たちが、氎を汲みに出おたいりたしょう。

14 私が嚘に『どうかあなたの氎がめを傟けお私に飲たせおください』ず蚀い、その嚘が『お飲みください。私はあなたのらくだにも氎を飲たせたしょう』ず蚀ったなら、その嚘こそ、あなたがしもべむサクのために定めおおられたのです。このこずで私は、あなたが私の䞻人に恵みを斜されたこずを知るこずができたす。ように。」

15 こうしお圌がただ蚀い終わらないうちに、芋よ、リベカが氎がめを肩に茉せお出お来た。リベカはアブラハムの兄匟ナホルの劻ミルカの子ベト゚ルの嚘であった。

16 この嚘は非垞に矎しく、凊女で、男が觊れたこずがなかった。圌女は泉に降りお行き、氎がめに氎を満たし、そしお䞊がっお来た。

17 しもべは圌女に䌚いに走っお行き、そしお蚀った。「どうか、あなたの氎がめから、少し氎を飲たせおください。」

18 するず圌女は、「どうぞ、お飲みください。だんなさた」ず蚀っお、すばやく、その手に氎がめを取り降ろし、圌に飲たせた。

19 圌に氎を飲たせ終わるず、圌女は、「あなたのらくだのためにも、それが飲み終わるたで、氎を汲んで差し䞊げたしょう」ず蚀った。

20 圌女は急いで氎がめの氎を氎ぶねにあけ、氎を汲むためにたた井戞のずころたで走っお行き、その党郚のらくだのために氎を汲んだ。

21 この人は、䞻が自分の旅を成功させおくださったかどうかを知ろうず、黙っお圌女を芋぀めおいた。

22 らくだが氎を飲み終わったずき、その人は、重さ䞀ベカの金の食り茪ず、圌女の腕のために、重さ十シェケルの二぀の金の腕茪を取り、

23 尋ねた。「あなたは、どなたの嚘さんですか。どうか私に蚀っおください。あなたの父䞊の家には、私どもが泊めおいただく堎所があるでしょうか。」

24 圌女が答えた。「私はナホルの劻ミルカの子ベト゚ルの嚘です。」

25 そしお蚀った。「私たちのずころには、わらも、飌料もたくさんありたす。それにたたお泊りになる堎所もありたす。」

26 そこでその人は、ひざたずき、䞻を瀌拝しお、

27 蚀った。「私の䞻人アブラハムの神、䞻がほめたたえられたすように。䞻は私の䞻人に察する恵みずたこずずをお捚おにならなかった。䞻はこの私をも途䞭぀぀がなく、私の䞻人の兄匟の家に導かれた。」

28 その嚘は走っお行っお、自分の母の家の者に、これらのこずを告げた。

29 リベカにはひずりの兄があっお、その名をラバンず蚀った。ラバンは倖に出お泉のずころにいるその人のもずぞ走っお行った。

30 圌は錻の食り茪ず効の腕にある腕茪を芋、たた、「あの人がこう私に蚀われたした」ず蚀った効リベカのこずばを聞くずすぐ、その人のずころに行った。するず芋よ。その人は泉のほずり、らくだのそばに立っおいた。

31 そこで圌は蚀った。「どうぞおいでください。䞻に祝犏された方。どうしお倖に立っおおられるのですか。私は家ず、らくだのための堎所を甚意しおおりたす。」

32 それでその人は家の䞭に入った。らくだの荷は解かれ、らくだにはわらず飌料が䞎えられ、圌の足ず、その埓者たちの足を掗う氎も䞎えられた。

33 それから、圌の前に食事を出されたが、圌は蚀った。「私の甚向きを話すたでは食事をいただきたせん。」「お話しください」ず蚀われお、

34 圌は蚀った。「私はアブラハムのしもべです。

35 䞻は私の䞻人を倧いに祝犏されたしたので、䞻人は富んでおりたす。䞻は矊や牛、銀や金、男女の奎隷、らくだやろばをお䞎えになりたした。

36 私の䞻人の劻サラは、幎をずっおから、ひずりの男の子を䞻人に産み、䞻人はこの子に自分の党財産を譲っおおられたす。

37 私の䞻人は私に誓わせお、こう申したした。『私が䜏んでいるこの土地のカナン人の嚘を私の息子の劻にめずっおはならない。

38 あなたは私の父の家、私の芪族のずころぞ行っお、私の息子のために劻を迎えなくおはならない。』

39 そこで私は䞻人に申したした。『もしかするず、その女の人は私に぀いお来ないかもしれたせん。』

40 するず䞻人は答えたした。『私は䞻の前を歩んできた。その䞻が埡䜿いをあなたずいっしょに遣わし、あなたの旅を成功させおくださる。あなたは、私の芪族、私の父の家族から私の息子のために劻を迎えなければならない。

41 次のようなずきは、あなたは私の誓いから解かれる。あなたが私の芪族のずころに行き、もしも圌らがあなたに嚘を䞎えない堎合、そのずき、あなたは私の誓いから解かれる。』

42 きょう、私は泉のずころに来お申したした。『私の䞻人アブラハムの神、䞻よ。私がここたで来た旅を、もしあなたが成功させおくださるのなら、

43 ご芧ください。私は泉のほずりに立っおいたす。おずめが氎を汲みに出お来たなら、私は、あなたの氎がめから少し氎を飲たせおください、ず蚀いたす。

44 その人が私に、「どうぞお飲みください。私はあなたのらくだにも氎を汲んであげたしょう」ず蚀ったなら、その人こそ、䞻が私の䞻人の息子のために定められた劻でありたすように。』

45 私が心の䞭で話し終わらないうちに、どうです、リベカさんが氎がめを肩に茉せお出お来お、泉のずころに降りお行き、氎を汲みたした。それで私が『どうか氎を飲たせおください』ず蚀うず、

46 急いで氎がめを降ろし、『お飲みください。あなたのらくだにも氎を飲たせたしょう』ず蚀われたので、私は飲みたした。らくだにも氎を飲たせおくださいたした。

47 私が尋ねお、『あなたはどなたの嚘さんですか』ず蚀いたすず、『ミルカがナホルに産んだ子ベト゚ルの嚘です』ず答えられたした。そこで私は圌女の錻に食り茪を぀け、圌女の腕に腕茪をはめたした。

48 そうしお私はひざたずき、䞻を瀌拝し、私の䞻人アブラハムの神、䞻を賛矎したした。䞻は私の䞻人の兄匟の嚘を、䞻人の息子にめずるために、私を正しい道に導いおくださったのです。

49 それで今、あなたがたが私の䞻人に、恵みずたこずずを斜しおくださるのなら、私にそう蚀っおください。そうでなければ、そうでないず私に蚀っおください。それによっお、私は右か巊に向かうこずになるでしょう。」

50 するずラバンずベト゚ルは答えお蚀った。「このこずは䞻から出たこずですから、私たちはあなたによしあしを蚀うこずはできたせん。

51 ご芧ください。リベカはあなたの前にいたす。どうか連れお行っおください。䞻が仰せられたずおり、あなたの䞻人のご子息の劻ずなりたすように。」

52 アブラハムのしもべは、圌らのこずばを聞くやいなや、地にひれ䌏しお䞻を瀌拝した。

53 そうしお、このしもべは、銀や金の品物や衣装を取り出しおリベカに䞎えた。たた、圌女の兄や母にも貎重な品々を莈った。

54 それから、このしもべず、その埓者たちずは飲み食いしお、そこに泊たった。朝になっお、圌らが起きるず、そのしもべは「私の䞻人のずころぞ垰しおください」ず蚀った。

55 するず圌女の兄ず母は、「嚘をしばらく、十日間ほど、私たちずいっしょにずどめおおき、それから埌、行かせたいのですが」ず蚀った。

56 しもべは圌らに、「私が遅れないようにしおください。䞻が私の旅を成功させおくださったのですから。私が䞻人のずころぞ行けるように私を垰らせおください」ず蚀った。

57 圌らは答えた。「嚘を呌び寄せお、嚘の蚀うこずを聞いおみたしょう。」

58 それで圌らはリベカを呌び寄せお、「この人ずいっしょに行くか」ず尋ねた。するず圌女は、「はい。たいりたす」ず答えた。

59 そこで圌らは、効リベカずそのうばを、アブラハムのしもべずその埓者たちずいっしょに送り出した。

60 圌らはリベカを祝犏しお蚀った。「われらの効よ。あなたは幟千䞇にもふえるように。そしお、あなたの子孫は敵の門を勝ち取るように。」

61 リベカずその䟍女たちは立ち䞊がり、らくだに乗っお、その人のあずに぀いお行った。こうしお、しもべはリベカを連れお出かけた。

62 そのずき、むサクは、ベ゚ル・ラハむ・ロむ地方から垰っお来おいた。圌はネゲブの地に䜏んでいたのである。

63 むサクは倕暮れ近く、野に散歩に出かけた。圌がふず目を䞊げ、芋るず、らくだが近づいお来た。

64 リベカも目を䞊げ、むサクを芋るず、らくだから降り、

65 そしお、しもべに尋ねた。「野を歩いおこちらのほうに、私たちを迎えに来るあの人はだれですか。」しもべは答えた。「あの方が私の䞻人です。」そこでリベカはベヌルを取っお身をおおった。

66 しもべは自分がしおきたこずを残らずむサクに告げた。

67 むサクは、その母サラの倩幕にリベカを連れお行き、リベカをめずり、圌女は圌の劻ずなった。圌は圌女を愛した。むサクは、母のなきあず、慰めを埗た。