30年程前から
毎年クリスマスカードを
コレクション用に数枚ずつ買っている
子供の頃から仕掛け絵本が好きで
集めるカードも仕掛けカードが多い
30年間で集めたクリスマスカードは
100枚を超える
毎年12月24日の夜中に
クリスマスソングを流して
クリスマスカードを1人で並べるのが
年に一度の密かな楽しみ
子供達はこれを
「儀式」と呼んで呆れて見ていた
今年もチョイスしたクリスマスカードを
テーブルいっぱいに並べ
ひとしきり楽しんだあと
1枚ずつ手に取り
そのカードを買った頃の思い出に浸る
亡き父が大好きだったクリスマス
父にとってもクリスマスは
若くして亡くなったおじいちゃんとの
幸せな思い出が
いっぱい詰まっていたらしく
日曜学校の事
クリスマスのミサの事
プレゼントやご馳走の事など
幼い頃の思い出話を
楽しそうに私達に聞かせていた
毎年クリスマスが近づくと
父が新しいオーナメントを買い足す為
2m近い大きなツリーはいつの頃からか
飾りきれなくなっていた
12月24日は父が朝からレコードをかけ
家の中にはクリスマスソングが
一日中流れ
夜には必ず家族全員揃って
ご馳走を食べる…
私にとってもクリスマスは
幸せな思い出に溢れている
今年の秋
末っ子が東京に行ってしまった為
生まれて初めて
家族の居ないクリスマスを過ごした
あゝ
こうして私はひとつずつ
寂しさを受け容れていくのだな…
今年は
ちょっと切ないような
やっと大人になったような
妙な気分のクリスマスだった
