豚インフルエンザが話題になっていますが、

アメリカ、カナダあたりでは感染者が出ているものの、国内では大騒ぎにはなっていない模様です。


留学が決まった人のキャンセルもあまり出ていないようですし、

とりあえずはそれほど神経質にならなくてよさそうな感じです。


メキシコ留学は厳しそうですけどね。。。

学生の頃、今は亡き祖父と2人で西サモアに行きました。
きっかけは、祖父の歯科医仲間でJICAの仕事で西サモアに行っている人からお誘いを受けたことです。



当時は西サモアへの直行便が名古屋空港からしかなく、名古屋まで行ったのですが、出発6時間遅れ。AIRはポリネシアン航空だったのですが、空港で聞いた話によると、ポリネシアン航空は飛行機が2便しかなく、それなのにヨーロッパまで飛んだりしているので、2日3日の遅れは当たり前。1週間に1便、名古屋から西サモアまで飛ぶのですが、我々の前の週は1日遅れだったとか。(今は状況変わっているかもしれません。)



さて西サモアに着いてから、ガイドさんの案内で、ワゴンでホテルまで送迎。道中に色々と西サモアの説明を受けたのですが、まず信号機が国に4つしかないとか(我々が行く前年までは1つだけ)。死亡事故原因のナンバー1はヤシの実が頭に落ちてくることだから、みなさん、気を付けてくださいね~と有り難い言葉をいただき、都会でカラスの糞をよける姿を想像したものです。



ワゴンがちょっと小金持ちそうな家の前にさしかかると、ガイドさんが、
「ここが西サモアの国会議事堂で~す。」
と。おいおい、ただの長屋やん!と思っていると、周りのアメリカ人らしき集団が爆笑で撮影大会。何かと思って見てみると、国会議事堂の玄関で犬が昼間っからはげしく交尾。



議事堂をすぎてしばらくすると、ワゴンが突然急停車。数少ない信号か?と窓から顔を出すと、漫画に出てくるようなピンクの子豚が車道を横断中。
西サモアでは、豚をペットとして飼っている家が多いんですね。
※ちなみにペットの豚は本当に可愛いピンクの子豚。



ホテルに着くと食事。西サモアの主食はココナッツミルクとバナナ。バナナといっても、日本で馴染みのあるようなバナナではなく、芋みたいなホクホクした、少し固いバナナです。基本的な家庭料理は、このバナナと他の野菜(見たこともないような葉っぱ)をバナナの葉にくるんで、土の中で蒸す料理です。これを手で食べるというのが主流。
好き嫌いの多いボクですが、意外とイケる味でしたね~。
ココナッツミルクのリキュールは、あまりに強烈で、西サモアでも撃沈しました。



西サモアという国は、見るものが全くない国なので、毎日のほとんどを海で過ごしたり、現地で仲良くなった人の家に遊びに行ったりしていました。西サモアは、主に女性が布を織って家計を支えており、男共は毎日適当にビーチに集まり、「今日、何して遊ぶ?」みたいなノリなんです。大体、ラグビーかクリケットやってました。



あと2日ほどは、ニュージー領の「クック島」という島に行きました。キャプテンクックが発見した島と言われているところです。まあ小さな島なので車で2時間くらい走ると1周できるんですが、ココも平和な場所。
警察官に呼び止められて、何かと思ったら、「俺は日本で空手を習ったことがあるんだ!」と空手の型を見せられ、あまりに平和な島で、仕事がないのか延々と話につきあわされました。。。



まあ西サモアもクック島も物価が安くて平和な国です。西サモアは8割以上の人が英語を話せます。親日家が多く、とてもフレンドリー。
先進国の手がまださほど付けられていない、楽園サモア。
都会に疲れた人にはオススメかもしれませんよ!