北海道で熊の駆除代金が値切られて、猟師がキレたという話がありますが、あれはキレて当然です。あの後改善されたという話は聞いていませんが、どうなったのでしょうか?9月ぐらいから人が死ぬことになるでしょうが、何人か死なないと改善されないでしょう。

 

人に直接被害がなくても、生活にもろに影響を与える動物の駆除も緊急課題です。猿、鹿、ハクビシン、カラスの類です。役所は他人事のような顔をしていますが、ここは政治家がしっかりしなきゃ駄目ですよ。

 

中には自衛隊にやらせろとか警察がやれとか実にふざけた議論が出ていますが、本来業務を離れて何でも屋さんになれというんでしょうか?

さて、駆除したらしたでその処理が大変です。これは公的に認められた施設でないと、肉として食べるのは禁止です。寄生虫が凄いんですよ、ダニやノミだけではなく、それにくっついている感染症の可能性もありますから。だから間違っても、生で食べるのは禁止、専用の処理場でないと危険なのです。

 

ジビエ処理加工施設名簿(令和5年6月1日現在)

 

しかし、条件が厳しすぎてなかなか申請も維持も難しいそうです。そこまでやる必要があるんですかねと思うくらいだと聞いたことがあります。結局維持できずに廃業すると聞きました。

 

この施設以外での処理は禁止、処理できない場合は生ごみ扱いらしいです。猪は200kg超えがありますので、事務仕事しかやったことがない公務員だと3人がかりで持ち上げられないでしょう。結局その場で解体するわけにもいかず、不法投棄することになったと想像できます。

 

せめてこういうところぐらいは、もっと規制緩和してもいいと思いますよ。