日本では大学受験ぐらいまでが一番勉強して、その後はゆるゆると勉強しなくなり、社会人10年もすれば怪しげな週刊誌すら読まなくなると言われます。自分の子供に勉強しろと説教するくらいなら、まずは自分が勉強する姿を子供に見せましょうよ。

 

いや、残業があって忙しい。電車通勤が辛い・・・言い訳するな!見っともないったらありゃしない。

 

先日、某上場企業の人事部の方とお話ししました。採用が上手く行かないんでどうしたらいいでしょう?とのこと。要約するとこんな感じでした。

 

「御社はどんな対策をとってます?」

 

「新卒はインターンシップとかで・・・」

 

「いくら掛けてます?」

 

「え・・・っと」

 

自分の部署がメインとなっている業務で、何にいくらかかってどれだけの人員を投入しているのか把握してない?その程度の事すらやってないのか?と。株主だったら思いっきり株主総会で人事部長の解雇を提案します。どんだけ管理してないんだか。

 

「どういう人が欲しいんです?」

 

「何でもいいんです」

 

「高卒でいいんですね?」

 

「いやぁそれは・・・」

 

「では御社の戦略に合わせて考えましょう。御社の戦略は?」

 

「うちはこういう商品を扱ってまして。」

 

「商品の話じゃないんです。この会社はどういう方向に向かっているのかの話です。」

 

「●〇産業のこの部分で・・・」

 

「それは戦略ではなく、ドメインの話ですよ。」

 

「人事部だったら、そもそも辞める人やらかす人のデータマイニングぐらいやってますよね。暫定的な配置替えとかで何とかならんのですか?」

 

「データは紙媒体ではあります」

 

これが日本の上場企業の人事部です。日本の生産性の低さは、こういうところにあるんだと思いますよ。逆によくこの程度でこれだけの規模の会社を維持してきましたよ。その方が驚きです。なお、この会社はデータマイニングのシステムを売ってるそうです。