昔から老舗の家業をするのは嫌になり、けしからぬ道に入り込み、遂には乞食に成り下がる。これは全て悪心があるから入り込むわけではないが、これは諺にいう「贔屓のしたおし」というものだ。

 

そもそも人間は自然に善いものとして生まれており、難を逃れ成長して善い主人となるのだが、十のうち六から七までは母と祖母の過ちが原因となっているのが少なくない。

 

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直接知っている人で、6代続いた商店主で上場企業の社長の長男がいます。彼は全く商売に向かず、結局弟が継ぎました。どうしたって向かない人っているんですよ。伊藤若冲もそうらしいですね。継いだはいいけど、全く商売に向かず、画家の道に入って行きました。これはどうしようもなくなってから対策を取るより、向かない、やる気がないなら他の道に勧めてやってください。

 

さて、過保護な親というのはいつの時代にもおりまして。「この子はうたれ弱いから」とすべて先回りして親が答えるという大バカ親というのがいます。最近は父親でもそういうの馬鹿がおりまして、結局努力も何もせず、家の中に引き籠らせたのがいます。

 

悪所に通って悪さをするよりはいいかも知れませんが、自分の長男を座敷豚にしてどうするんでしょうか。さっさと外に追い出して厳しさを体験させなきゃ駄目ですよ。

 

ちなみに引き籠りは日本に多いようです。最近は中国で寝そべり族と呼ばれるニートが増えているようですが、欧米だと18歳過ぎたらさっさと追い出して自活させるようですよ。どうしてもだめだと思うのであれば精神科に受診させるか何かした方がいいですね。まずは親ばか?馬鹿親?を卒業させないとどうしようもないですが。